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22福山久松通り賑わいの道づくり事業及びリノベーション事業

印刷用ページを表示する掲載日2011年12月1日

福山久松道り賑わいの道づくり事業およびリノベーション事業・福山市久松通り地区

福山市久松通り地区の整備前と整備後の写真 

事業の内容

事業実施主体→福山市・福山久松通商店街(振)

事業期間→平成10年度~平成12年度

概算事業費→861,976,000

事業概要(開発面積・建設物等の規模等)→事業延長/L=315m 幅員/L=8.0m 面積/A=2,520m2 石張り工/A=2,520m2 電線共同溝

土地利用に対する法規制等

都市計画法の用途地域等→商業地域

自然公園法の区域指定等→なし

その他の法・条例等による区域指定等規制の内容について記述→準防火地域(一部防火地域)

周辺地域の概況

当地区は,JR山陽本線福山駅の南400mに位置し,国道2号を挟んで南北270mの戦後復興された商店街を形成している。地区の用途は,店舗,店舗併用住宅,専門学校等であるが,店主の高齢化に加え,集客施設の閉店や大型店の立地により空店舗が目立っていた。市が道路整備(賑わいの道づくり事業)を行うことにより,TMO・商店街共同によるオープンモール事業(リノベーション事業)が併行して行われ,久松通りまちづくり協定及び同委員会により都市景観に対する取組が継続して行われている。

本事業の景観形成のねらい

久松通りはJR福山駅から中央公園を結ぶ,当市中心市街地の主要な南北歩行者軸を担う商店街である。中央公園からは,住宅地を流れる道三川(平成6年景観大賞「景観形成事例部門」)への入口があり,これらの地域資源や直行する既存商店街との結節による景観づくりを行っている。同時に,アーケード撤去に伴い「四季礼賛一既設を感じる道型パーク」を整備コンセプトとして「遊ぶ・憩う・癒す・観る・創る」という機能とともに,四季の祭事に応じた「祭」を展開する公園広場のような商店街景観をめざし,中心市街地の再活性化をねらっている。

景観への配慮状況

景観形成に配慮した事項

商店街としての整備コンセプト「四季礼賛一既設を感じる道型パーク」の具現化。

・電線類地中化
・ポケットパーク整備(2ヶ所)
・植栽及びアッパーライト
・歩車道段差の解消と色分けによる歩車道分離
・まちづくり協定に基づくファサード整備

景観に関する地元からの指摘事項等

・地中化に伴う路上機器の解消(ポケットパークへの集中化で対応)

・都市的な夜の景観形成(植樹下へのアッパーライト設置,照明柱のデザイン性向上で対応)

景観に関する地元合意の手続き

「ひさまつどおり基盤整備推進協議会」(組合,県,市,商工会議所,中国電力,NTT)の中心的メンバーである組合の基盤整備推進委員会の組織(地権者会,組・学区街づくり協議会を包含する)を活用しながら,組合理事・TMO・ブロック会,学区街づくり協議会を包含する)を活用しながら,組合理事・TMO・行政が一体となって「地元説明会」「個別説明」を行い,ほぼ意見集約された「計画案説明会」に至り,その後委員会と若干の修整を加えた。

今後の課題

当該事業を通して得られた景観形成上の問題及び課題等

商店街振興組合を中心として,景観に対する自主ルール「久松通りまちづくり協定」と締結しているが,今後の新増築がこれに基づき行われ,通りとしての統一感がさらに拡がっていくことが期待される。

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