事業実施主体→福山市
事業期間→平成6年度~平成12年度
概算事業費→1,400,000,000
事業概要(開発面積・建設物等の規模等)→高次都市施設・・・人工地盤/延長L=100m 幅員W=20~25m
地域生活基盤施設・・・多目的広場(入船交流広場)面積/A=3,500m2
(独立型と階段兼用の2つのステージを設置し,人工地盤の階段が観客席になる。)
都市計画法の用途地域等→商業地域
自然公園法の区域指定等→なし
その他の法・条例等による区域指定等規制の内容について記述→なし
当該地区は,福山駅の南東約1kmに位置し,福山市中心商業地に隣接している。福山市は,備後工業整備特別地域の指定以来急激な発展をしたが,内港地区は,これまでの工業系の土地利用に加え,都市的な土地利用の混在化が顕著になっていた。工場の移転等により,大規模空閑地が創出され,都市の際建築の機会を得たことから計画的なまちづくりを図ることとした。工場跡地を中心に,内港第一土地区画整理事業(面積11.8ha)による都市基盤整備を進め,まちづくり総合支援事業(地区面積18.4ha)により,文化・交通機能・商業機能・交通拠点機能等の高次都市機能を集積させ,今後の中核市にふさわしい新都心の形成,賑わいと活力に満ちた計画的なまちづくりを推進しようとするものである。
屋内型の市民の交流施設「ふくやま芸術文化ホール(リーデンローズ)」,屋外型の交流施設として多目的広場「入船交流広場」を整備し,多様化する市民の文化・交流ニーズに対応するとともに,福山地方拠点都市地域の文化・交流の新たな拠点を提供する。人工地盤は,リーデンローズの緊急避難路となるとともに,都市計画道路により分断された2つの交流施設を有機的に結びつけ,連動した憩いの空間として広がりを持たせる。各施設が一体となって交流拠点として新たなまちの顔となるとともに,地区全体のシンボル・ランドマークとなり,福山市の景観をリードする新しい都市空間を形成する。
・この拠点地区のシンボル・ランドマークになるような修景とする。
・福山の文化的資産「ふくやま芸術文化ホール(リーデンローズ)」と一体となったデザインとする。
・人工地盤は,ふくやま芸術文化ホールへの花道を意識して,ホール正面玄関にまっすぐ軸線を捉える。
・かつてこの場所が,入江に位置した証として,入江をモチーフにしたデザインとする。(ヨットの帆型のモニュメント,渚イメージの舗装,カモメ型の照明灯)
・人工地盤中央部と広場中央には,市民交流拠点を象徴とする市の花『ばら』のモザイク絵を床にはめる。
なし
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屋外の入船交流広場,人工地盤,屋内の交流施設リーデンローズとが一体となって,交流拠点として隣接する大規模商業施設,内港バスセンターとも相乗効果を発揮できるよう利活用を呼びかけていく。
既存の中心市街地であるJR福山駅周辺地区と福山内港周辺地区は,シンボルロード整備(都市計画道路福山駅大門線)で結ばれ,連携して中心市街地としての都市構造の再編を行い,複眼的な核を中心に商業・業務機能の展開を促進させ,魅力ある都市づくりを推進する。