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平成28年度広島県公民館等職員研修会 研修報告

日時・場所

西部会場 平成28年11月30日(水)安芸府中生涯学習センターくすのきプラザ【安芸郡府中町本町一丁目10番15号】
東部会場 平成28年12月1日(木)上下町民会館【府中市上下町上下861−3】

 研修内容(※西部会場73名東部会場78名)

開会行事(10:00~10:30) 

挨拶:広島県立生涯学習センター所長 倉本 樹
アイスブレイク
(西部会場)タイトル:「出会い・ふれあい・ホット・スマイル」進行:府中町家庭教育支援チーム「くすのき」
(東部会場)タイトル:「あなたが笑えば あなたが変わる あなたが変われば 世界が変わる」進行:府中笑いヨガクラブ(代表 篠原 高英)
所長 アイスブレイク アイスブレイク①
アイスブレイク1 アイスブレイク 2-2
 広島県立生涯学習センター所長の挨拶後,西部会場では,府中町家庭教育支援チーム「くすのき」,東部会場では,府中笑いヨガクラブの方が,アイスブレイクを行い,参加者の皆さんに,まずはリラックスしていただき共に打ち解けていただきました。

事例発表・パネルディスカッション(10:30~12:00)

テーマ「若者とつくる地域の未来~活気ある地域を目指して~」
【事例発表】
題名「北広島ふるさと夢プロジェクト~北広島版ふるさと教育の展開を目指して~」
発表者:北広島町教育委員会生涯学習課 課長   佐々木 直彦
題名「地域が繋ぐ 心の教育」
発表者:有限会社 西市自動車代表取締役社長 山口県商工会青年部連合会会長  伊藤 孝之
【パネルディスカッション】
(西部会場) コーディネーター:広島経済大学教授 広島県立生涯学習センター生涯学習推進マネージャー 志々田 まなみ
(東部会場)コーディネーター:広島県立生涯学習センター所長     倉本 樹
パネラー:北広島町教育委員会生涯学習課 課長 佐々木 直彦
有限会社 西市自動車代表取締役 社長 山口県商工会青年部連合会会長  伊藤 孝之
佐々木さん 伊藤さん 志々田 まなみ 倉本

 北広島町教育委員会生涯学習課課長佐々木さんの事例発表では,平成27年より実施している,ふるさとが好きな子供の育成を目指し,子供と地域のつながりを取り戻そうというふるさと夢プロジェクトについての取組をお話しいただきました。次に,山口県の下関市豊田町の有限会社 西市自動車代表取締役社長山口県商工会青年部連合会会長  伊藤さんからは,地元のホタルを守り,自然を生かした地域おこしを行っておられ,地域の子供から青少年,高齢者まで様々な世代の方が連携することにより,まち全体で,豊かな心を育み,人の心を気遣う優しさなどを育む取組をお話しいただきました。
 事例発表後は,パネルディスカッションのテーマ 「若者とつくる地域の未来~活気ある地域を目指して~」に沿ってコーディネーターが進行し,若者が,愛着を深め地域に貢献しようとする意欲を持つために,大人ができることは何か。また,地元の良さを次世代に伝え,地域の次世代のリーダーとして活躍できる人材をどのように育成していったらよいのかについて,パネラーと共に意見を交わしました。

分科会(13:00~15:30) 

 講義・演習を通して,生涯学習・社会教育に関する重要なポイントを学ぶことで,学習の企画・立案や学習相談,人や情報のコーディネート,地域づくり・まちづくりの推進などの取組の中心的な役割を担う公民館等職員としての専門性の向上を図ることをねらいとして,「生涯学習・社会教育の基礎」「学習プログラムのリデザイン」「 地域の次世代のリーダーとして活躍できる人材の育成」という3つの分科会を行いました。参加者は,自分の学びたい分科会を選んでグループワーク等で積極的に意見交流を行い,学びを深めました。 

第1分科会「生涯学習・社会教育の基礎」

目標
 講義・演習を通して,「生涯学習・社会教育に関する基本事項」や「生涯学習振興・社会教育関係職員の役割」について学び,企画書フォーマットを使って講座の企画に挑戦する。
コーディネーター
(西部会場)
安芸太田町教育委員会生涯学習課 課長 栗栖 浩司
広島県立生涯学習センター 社会教育主事 里本佳子
(東部会場) 
庄原市教育委員会生涯学習課 主任 早瀬 千恵香
広島県立生涯学習センター 社会教育主事 里本佳子
西部① 西部①-2 西部①-3
東部① toubu 1 4
【講義・演習1】
 「基本事項」では,あいづちのワーク,ペアインタビュー・他己紹介,用語の確認をしました。あいづちのワークでは,身振り,手振りなどを取り入れながら話したり,聞いたりしました。用語の確認は,クイズ形式で回答してもらうことで知識の定着を図りました。リラックスした雰囲気で楽しく演習を進めました。次に「生涯学習振興・社会教育職員の役割」では,期待されている資質・能力として特にコミュニケーション能力を取り上げ,「自分を相手に伝える:自己開示」「言いたいことを伝える:アサーション」「相手の話を促す」の3つについて講義・演習をしました。公民館等職員はまず,施設に来ていただいた地域住民と気持ちの良いコミュニケーションをとることが大切だということで,アサーティブなスタイルで対応することや話を弾ませるために「言い換えのオウム返し」という傾聴スキルを実際に場面を想定して体験しました。
【講義・演習2】
 「自分の講座を作ってみよう!」では,講座企画書づくりに挑戦しました。これまでの業務を振り返る機会にもなり,今後の業務に生かせる企画書を作ることができました。

第2分科会「学習プログラムのリデザイン」

目標
 学習プログラム開発のポイントを押さえる講義や例示する学習プログラムを見直す演習を通して,リデザインする力を養う。
コーディネーター
(西部会場)
安芸太田町教育委員会生涯学習課 課長補佐 江川 一康
広島市亀山公民館 主事 田代 真代
広島市矢野公民館 主事 石川 哲郎
大竹市教育委員会生涯学習課 主査 中本 篤子
広島県立生涯学習センター 主任 内藤 遊
(東部会場)
竹原市教育委員会文化生涯学習課 生涯学習係長 田安 英男
福山市東部生涯学習センター 生涯学習センター主事 杉野 滋美
神石高原町教育委員会生涯学習課 主事 西山 和志
三次市神杉コミュニティセンター事務局 次長 黒瀬 洋
広島県立生涯学習センター 主任 内藤 遊
seibu 2 西部2-3 西部2-1
東部② 東部②-2 toubu 2-3
【講義・演習1】
 「学習プログラム開発で大切なこと」「学習プログラムをリデザイン(見直し)をする」を行いました。既に作成された学習プログラムの改善点を付箋紙に書き,他の方に説明しながら貼っていきました。ワールドカフェの手法を取り入れた演習で,7つの点検ポイントを参考に改善の視点について気付きを発表しておられました。どのグループも共通して,お互いの意見にじっくり耳を傾けながら話をしていました。地域によっては,一人でプログラムを考えているところもあり,今回の研修を機に他地域と交流しながら考えるのは,大変参考になるという感想がありました。
【演習2】
 参加者の皆さんから持ち寄っていただいた資料等を見合いながら意見交換をしました。学習プログラムの点検ポイントを参考に率直に意見交換を行ったので今後の業務に生かせそうだという感想もいただきました。最後に,学習プログラム開発で大切なこととして1対象者をイメージする2学習目的と学習目標を文章化する3学習プログラムをリデザインする(見直しをする)ことをまとめとし今後の業務に生かしていくことを再確認しました。

第3分科会「地域の次世代のリーダーとして活躍できる人材の育成」

目標
 講義・演習を通して,「地域のリーダーの役割」について学ぶとともに,「地域の次世代リーダー養成」について意見交流をすることで,地域リーダーの支援のために何をすべきか考える。
コーディネーター
(西部会場)
廿日市市地御前市民センター 社会教育主事 向井 美智也
広島県立生涯学習センター 社会教育主事 寺川 博人
(東部会場)
三原市 須波コミュティセンター 生涯学習相談員 藤田 芳美
広島県立生涯学習センター 社会教育主事 寺川 博人

西部③ 西部③-2 西部③-3
東部③-1 東部③-2 東部③-3

【講義・演習】
 「地域リーダーの役割」では,講義を聞いた後,地域リーダーに望まれる要件を6つ記載したシートを用いて,各自が取り組むべき要件の優先順位付けを行い,その結果と理由についてグループ内で交流を行いました。その後,グループ協議で順位付けを行い,その判断基準について全体で発表を行いました。受講者の方は,お互いに意見を交わしながら活発に意見交流をされていました。付箋紙を使ってのグループワークは,受講者の方の悩みも共有しやすかったので活発に行われました。多くのグループから,地域リーダーに望まれる要件としては,「地域への愛着」「豊かな人間性」「未来への先見性」が挙げられました。
【演習・協議】
 「若者を次世代リーダーにするために」では,どのような人材を発掘・養成するのか。とのように地域活動に参 加してもらうのかのアイディアを出してもらいました。多くの意見は,「地域の人間関係をつくること」そして,「子供から高齢者までが安心できる環境をつくっていくこと」「SNS利用の情報提供」など今,行っていることの見直しをして新たにできることを掘り起こしていくなどの意見が出され今後の方向性を見出すことのできるまとめとなりました。

平成28年度広島県公民館等職員研修会アンケート集計 (PDFファイル)(234KB)

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