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令和3年度生涯学習振興・社会教育行政関係職員等研修【広島版「学びから始まる地域づくりプロジェクト」コーディネーター研修】報告

研修内容(受講者25名)

日時

第1回:令和3年9月10日(金曜日)9時30分~15時30分
第2回:令和3年9月17日(金曜日)9時30分~15時30分

第1回

オリエンテーション(9時30分~9時40分)

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 オリエンテーションでの開講あいさつでは,はじめに,災害対応や新型コロナウイルス感染症の影響が続く中,各所属で日々業務を行っておられることに敬意を表しました。また,県内では集中対策の措置が取られている中,多くの方に受講いただいたことへの感謝を伝えました。
 広島版「学びから始まる地域づくりプロジェクト」支援事業(以下「ひろプロ」という)については,県内全市町を対象とした研修会をはじめ,モデル市町におけるプロジェクトの検討や実施も併せて進めていただいており,本研修会を通して地域住民の主体的な学びをサポートし,地域課題の解決やまちづくりの推進等の施策や事業の実践へとつなげるコーディネートの知識や具体的な方法等を学ぶことの大切さを伝えました。

講義(9時40分~10時40分)

演題:「学びから始まる地域づくりプロジェクト」
講師:広島修道大学 人文学部 教授 山川 肖美

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 講義では,「学習活動や学ぶ場があることの意義」,「学びと地域づくりの関係」,「本プロジェクトの必要性」の三つを中心にお話をしていただきました。また,地域のありたい姿やあるべき姿といった未来を起点にして,今何をすべきかを考える「バックキャスティング(ゴール)思考」によるプロジェクトの企画・立案方法について,分かりやすく説明していただきました。
 講義の中では,チャット機能を活用して意見や感想を書き込む時間も設定していただいたので,受講者の意見や感想も踏まえて理解を深めることができました。

説明・事例発表(10時50分~12時00分)

説明:広島版「学びから始まる地域づくりプロジェクト」支援事業の概要
説明者:広島県立生涯学習センター 社会教育主事
事例発表:モデル市町におけるこれまでの取組
事例発表者:東広島市教育委員会生涯学習課 課長補佐兼社会教育主事 福永 崇志
事例発表者:世羅町小国自治センター センター長 風呂 久美

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 はじめに,「ひろプロ」支援事業の概要について説明を行いました。概要については,国や県の動向を踏まえて,指導者研修の実施やモデル市町の取組の支援等,本支援事業が求められる背景について,趣旨やコンセプト等を中心に説明しました。
 東広島市からの事例発表では,福富地区を中心に高齢者を対象とした学びの場をコーディネートし,講師を招聘して講演会やワークショップを開催するとともに,そのノウハウを生かしたプロジェクトを全市的に展開していけるよう,研修体制も整えたことについて発表がありました。
 世羅町からの事例発表では,小国地区において,全住民の意見を反映した地域づくりビジョンの策定に向けて,全住民を対象とした住民アンケートを実施し,講師を招聘してワークショップを開催する中で,地域の方と共にビジョンの策定に取り組まれたことを発表されました。また,現在,完成したビジョンをもとに展開されている様々事業についても紹介されました。

演習1(13時00分~14時10分)
演習2(14時20分~15時20分)

演習1:プロジェクト案の検討(個人ワーク)
演習2:プロジェクト案の検討(グループワーク)

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 演習1では,はじめにプロジェクト案を検討する際のポイントや留意事項について,説明を行いました。その後,受講者は事前課題で地域の現状や資源等について整理した分析シート等をもとに,個人でプロジェクト案の検討を行いました。
 演習2では,個人で検討したプロジェクト案を画面共有したりカメラ越しに写したりしながら交流しました。その後,グループごとに第2回でさらに検討するプロジェクト案の選定を行いました。なお,今回はよりプロジェクト案の内容について深まりのある意見交流を行うために,同じ市町の方ができるだけ同じグループになるように編成しました。

事務連絡(15時20分~15時30分)

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 最後に,第2回の研修について確認等を行い,第1回の研修を終了しました。

 

第2回

オリエンテーション(9時30分~9時40分)

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 オリエンテーションでは,第1回の流れを振り返りながら,第2回の日程について確認しました。その後,チャット機能を活用して今日の研修で学びたいこと等について交流しました。

演習3(9時40分~10時40分)

演習3:プロジェクト案の検討(グループワーク)

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 演習3では,第1回の演習2で各グループごとに選定したプロジェクト案について,企画シートに転記をしながら構成や内容についてさらに検討していきました。取組の概要については,3年間を見通して整理し,それぞれ1年ごとに達成指標を設定していきました。また,プロジェクト案の内容や構成を踏まえて,該当するSDG'sの項目についても検討していきました。 

講義(10時50分~11時20分)

演題:「自己点検・相互点検の観点」
講師:広島修道大学 人文学部 教授 山川 肖美

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 演習の合間に自己点検・相互点検の観点について講義をしていただきました。「ひろプロ」では,「地域づくりを通じた人づくり・つながりづくり」と「ひとづくり・つながりづくりを通じた地域づくり」の双方を支援するものであることについて話がありました。また,多様な人とともに,ゴールやプロセスを共有でき,学びと活動の仕組みをデザインすることをプロジェクトとして考えてみることについて話がありました。
 さらに,学びから始まる地域づくりプロジェクトには,今の地域を知り,地域の未来像を共有し,なりたい地域をみんなで目指す「アプローチA」と,地域の資源と人と人をつなぐことで課題を解決し,なりたい地域へ近付く「アプローチB」があり,双方の組み合わせについても図を示しながら説明していただきました。
 さらに,自己点検・相互点検のポイントを整理したチェックシートも配付していただき,それらをもとにグループで検討したプロジェクト案について見直しながら点検することができました。

演習4(11時20分~12時10分)
発表1(13時10分~13時50分)
演習5(13時50分~14時10分)

演習4:プロジェクト案の検討(グループワーク)
発表1:プロジェクト案の発表(グループワーク)
演習5:プロジェクト案の修正(グループワーク)

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 演習4では,グループごとに先の講義での自己点検・相互点検の観点を参考にして,プロジェクト案を見直しながら点検し,企画シートを一通り完成させました。
 発表1では,ブレイクアウトルームで2つのグループを一つにして,相互にプロジェクト案について発表を行い,自己点検・相互点検ポイントを示したチェックシートをもとに意見交流を行いました。
 演習5では,発表1での意見交流を踏まえて,プロジェクト案の加筆・修正を行い,グループとしての企画シートを仕上げました。

発表2(14時20分~14時50分)
講評(14時50分~15時20分)

発表2:プロジェクト案の発表(全体)
講評:プロジェクト案の実現に向けて
講師:広島修道大学 人文学部 教授 山川 肖美

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 発表2では,全グループがこれまで検討してきたプロジェクト案のまとめた企画シートを画面共有し,発表を行いました。
 講評では,各グループのプロジェクト案に対して,講師と発表者が意見交流をしながら,講師からプロジェクト案の実現に向けた助言やアドバイスをいただきました。また,講師からは他地域の事例についても情報を提供していただきました。
 各グループの企画シートは後日受講者で共有する予定です。

事務連絡(15時20分~15時30分)

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 2日間にわたる研修で,「ひろプロ」支援事業が求められる背景やプロジェクト案の企画・立案のための知識やその手法について,他の受講者と協働しながら学ぶことができました。
 県内各市町で様々なプロジェクトが展開されることを期待するとともに,県立生涯学習センターではその取組を支援していきます。

 

R3「ひろプロ」コーディネーター研修振り返りアンケート集計 (PDFファイル)(317KB)
 

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