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ドックン,ドックン,心臓の音が僕の手に伝わっている。足もまるで歩いている感じがしない。目もいつもの僕の目じゃあない。人の目ばかりを気にしている。手は、ゲームの攻略本をしっかり握り締めて僕のポケットの中に・・・・・・。僕の二つの心が体の中でさわぎたてていた。(正しい心)『何してんだよ!そんなことしちゃあだめじゃあないか!』(悪い心)『ほーら,ゲームだよ,ゲーム。単なる遊びだよ。』僕の心は何だかドキドキしたままだった。