凶悪事件の発生など,子供の安全が危惧されている中,安全・安心なまちづくりに向けた県民総ぐるみ運動の一層の推進が求められています。
こうした中,県では広島大学との連携の下,同大学の教員などを目指す学生を対象に,「減らそう犯罪」広島県民総ぐるみ運動の推進状況,子供の安全教育や犯罪被害者支援,地域安全マップづくりに関する特別講義を実施しました。
特別講義の様子 |
普段,普通に生活している中では,私自身や友達が犯罪の被害者になることなど想像していないので,今回の特別講義で犯罪被害に関連した話を聞くことができ,貴重な時間になったと思います。
犯罪に遭った被害者はもちろんのこと,その被害者の周りの人が抱える傷の深さは,私が考えている以上に深いことがよくわかりました。
被害者の方に対して私ができることをしっかり考えると同時に,相手のことをよく考えて発言したり,接することが大切だと実感しました。
私は,講義を聞いて犯罪被害者やその家族への支援をより一層推進することが大切だと感じました。
被害者の方が抱える傷は深く,回復するためには時間がかかるため,より密接な,長い期間の支援が必要だと考えます。
今の私には,身近に犯罪被害に遭った友達がいたとしても,どのように声を掛けたらいいか分かりません。
犯罪被害者等の方々への接し方や声の掛け方,被害者の方が何を求めているかを教えていただける機会やサポートがあればいいと思います。
この講義で実際に行われている防犯の取組として,「地域安全マップづくり」が紹介されました。
「地域安全マップづくり」の取組では子供たちが危険な場所のキーワードとして「入りやすく」「見えにくい」というキーワードを使って危険な場所を見つけて,その場に応じて危険を回避することができるようになるため,防犯だけでなく,自分たちが生活している地域をより良いものにするまちづくりにもつながっていくと思います。
今は昔と比べて地域のつながりが薄くなり,地域で犯罪を減らしたり,なくそうとする取組が以前と比べて少なくなっていると思います。
児童とともに地域の方々が一緒になって「地域安全マップづくり」に取り組む活動を展開することにより,安全なまちにつながると思います。
私自身も積極的に「地域安全マップづくり」に関わりたいです。