今から考えてみませんか?妊娠・出産のこと
「将来子どもがほしい」と思っている男女のみなさんに知ってほしい「からだ」のこと,「妊娠・出産」のこと。
自分らしく輝く人生を送るために,結婚,仕事,妊娠出産や子育てのライフプランを考えてみませんか。
まずはこころとからだの変化を知ろう!
自分が思い描く理想の人生を送るために,まず知ってほしいのは,自分自身と人生のパートナーとなる男性・女性の「こころとからだ」のことです。
お互いのこころとからだの変化をしり,自分も相手も大切にしていきたいですね。
出典1:「知っていますか?男性のからだのこと,女性のからだのこと~健康で充実した人生のための基礎知識~」(平成24年度厚生労働科学研究費補助金(成育疾患克服等次世代育成基礎研究事業)「母子保健事業の効果的実施のための妊婦健診,乳幼児健診データの利活用に関する研究」
男女ともに妊娠・出産には適した年齢があります
女性の卵子は,胎児の間につくられ始めますが,出生後は新たにつくられることはなく,加齢とともに質・量ともに低下していきます。このため,自然に妊娠する力は30歳ころから下がり始め,35歳を超えると明らかに低下します。
成人男性の精巣では,生涯を通じて精子がつくられますが,35歳ごろから精子数が減少し始め,加齢とともにその機能は低下していきます。
ポイント 個人差はありますが,高齢での妊娠・出産には,流産や妊娠高血圧症候群などの合併症など,さまざまなリスクが高まることがわかっています。
出典2:「たまごは,待ってくれません」(原 鐵晃)
日ごろから健康管理をこころがけましょう!
食事や運動に気をつけて適正体重を維持しましょう!
無理なダイエットは,月経不順や冷え症の原因になります。また,肥満も月経不順や生活習慣病などの原因となります。
バランスのよい食事を心がけて,自分の適正体重を維持しましょう。また,適度な運動と快適な睡眠で,生活リズムを整えましょう。
たばこは美容と健康の大敵!
喫煙は肌荒れや月経不順などの原因になったり,肺がんなどの発病につながります。女性だけでなく,近くにいる男性の喫煙も,妊娠・出産や子どもの健康に悪影響を及ぼします。
定期的に健康診断を受けましょう!
病気の早期発見・早期治療↠症状が出る前に見つけて,早く治療につなげましょう。
病気の予防↠不健康は生活習慣をなおして将来の病気を予防しましょう。
健康の自己管理↠健康診断は,自分の体調を見直し,日ごろの生活習慣を改善することに役立ちます。結果を保管しておくと体調の変化が分かります。
不妊症とは?
妊娠を希望して避妊せずに性生活を続けても1年間妊娠しない状態を不妊症といいます。
年々,不妊治療を受ける人は増え,不妊を心配したことがある夫婦の割合は3割ともいわれています。
原因は,男性側・女性側ともにあり,原因がわからないこともあります。
出典:平成10(1998)年世界保健機関(WHO)調査
「いつでも子どもは持てる」と思いがちですが,女性の年齢が高くなるほど,不妊治療を受けても妊娠しにくくなっていくことや,妊娠しても流産してしまう確率が上昇することが分かっています。
出典:平成25年厚生労働白書「若者の意識を探る」
ポイント 「妊娠しにくいのかな?」と思ったら,夫婦そろって早めに専門の医療機関に相談しましょう。
ご注意ください!
月経トラブル
さまざまなストレスにさらされる現代社会。女性のからだは複雑で,生理がこない,不規則,生理痛がひどいなど,月経に関するトラブルが生じることもあります。
ポイント 病気がかくれている場合もあるので,一人で悩まず婦人科に相談しましょう。
性感染症
早く発見してきちんと治療すれば治りますが,再発することもあり,症状がないからと放っておくとパートナーにうつしてしまいます。男女ともに不妊症の原因になったり,妊娠・出産時に赤ちゃんにうつしてしまうこともあります。
ポイント 感染しない・させないため,きちんと予防しましょう。
相談窓口
○女性の健康に関する相談↠女性の健康相談事業
○不妊関する相談↠広島県不妊専門相談センター
○県内の産婦人科医療機関を探したいとき↠救急Net HIROSHIMA
リーフレット
このページに関連する情報
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)