ひろしま自然保育
ひろしま自然保育とは
どこで何をして遊ぶのか、特別な場所や広大な敷地が必要といった決まりはありません。
園庭や近くの公園、園舎の中でも保育者の自由なアイデア次第で自然保育はできるのです。

ひろしま自然保育認証制度とは
◇制度の目的
幼稚園や保育所の多くでは、以前から、自然環境を活用した体験活動を日々の教育や保育に取り入れる取組が行われており、近年では、自然との触れ合いを大切にする「森のようちえん」と呼ばれる取組も広がっています。
そこで、本県独自の認証制度を創設し、活動内容について情報発信を行うことで、自然保育が保育サービスの選択肢の一つとなり、子供たちがより安心して自然保育を体験できるようになることを目的としています。
さらに、自然保育に関心をお持ちの子育て世帯にとって魅力的な保育環境が充実し、本県への来訪や移住定住を促すとともに、地域の活性化にもつながります。
区分 | 1型 | 2型 |
---|---|---|
定義 |
日々の保育等において、充実した自然体験活動を実施している団体 |
日々の保育等において、自然体験活動を積極的に取り入れている団体 |
自然体験活動 | おおむね3歳の子供について、屋外を中心とした自然体験活動の時間が、平均して週10時間以上となっていること。 | おおむね3歳の子供について、屋外を中心とした自然体験活動の時間が、平均して週5時間以上となっていること。 |
屋外での体験場所 | 屋外での自然体験活動に使用できる場所(自然フィールド)が園庭以外にあり、季節や天候に応じて様々な自然体験活動ができること。 | 屋外での自然体験活動に使用できる場所(自然フィールド)が園庭以外にあり、季節や天候に応じて様々な自然体験活動ができること。ただし、園庭において多様な体験活動が実施できる場合は、この限りではない。 |
認証団体一覧
令和7年4月1日現在75団体を認証しています。
詳しい一覧はこちら 認証申請団体の一覧 (PDFファイル)(159KB)
団体名をリックすると、各団体のHPに移動します。
令和7年度「ひろしま自然保育認証制度」に基づく認証団体の募集について
現在75団体(1型61団体、2型14団体)を認証しているところですが、自然保育活動のさらなる推進に向け、より多くの団体を認証し、自然保育の活動を支援するため、次のとおり募集を開始します。
【提出期限】
令和7年8月29日(金曜日)
【提出先】
広島県健康福祉局安心保育推進課 あて
(〒730-8511 広島市中区基町10番52号)

認証を検討している団体への支援について
自然保育を支援するため、認証の申請又は検討している団体(保育所、認定こども園等)に専門知識・ノウハウ及び経験を有するアドバイザーを派遣します。
【期間】
申込 令和7年4月1日~令和8年2月28日
実施 令和7年6月1日~令和8年2月28日
派遣を希望される場合は、安心保育推進課の組織メール(fuhoiku@pref.hiroshima.lg.jp)まで、
申請書を提出してください。
申請書到達後、こちらから連絡します。
ひろしま自然保育認証団体への支援について
認証団体の活動を支援するため、認証団体を対象に、人材育成などに要する経費を補助する制度を設けています。
※令和5年度からは、認証団体はアドバイザー派遣事業の対象外となりましたが、専門家の招へいに係る経費はこの補助金の対象経費にしています。

活動報告書の作成について
ひろしま自然保育認証団体に係る研修等について
貴重な研修となっておりますので、必ず参加してください。
1回目 | 2回目 | |
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資質向上研修 |
日時:令和7年6月25日(水曜日)13時~16時 場所:こばと幼稚園(安芸郡府中町茂陰1-2-10) 講師:出原大氏 ・むぎの穂保育園園長(愛媛県) ・松山東雲女子大学准教授等を経験、自然保育に係る著書を多数出版 内容:街中の保育施設でアドバイスをいただきながら、実際に自然いっぱいの園庭づくりの実践体験 |
日時:令和7年9月16日(火曜日)11時~15時 場所:広島女学院ゲーンス幼稚園(広島市東区牛田東4-13-1) 講師:内田幸一氏 森のようちえんを日本で初めて開園(長野県)、森のようちえん全国ネットワーク運営委員長等経験 内容:森のようちえんを設立した経緯~現在、自然保育の意義、実践等について |
安全管理研修 |
日時:令和7年7月15日(火曜日)13時~17時 場所:県立体育館(広島市中区基町4-1) 講師:西海大介氏 ・株式会社プラムネット ・セルズ環境教育デザイン研究所の創設者で、危険生物対策を専門 対象者:初心者向け 内容:危険生物3種(ハチ、ヘビ、マダニ)に絞り、実践に繋がる情報提供(危険生物の標本(実物)展示) |
日時:令和7年11月7日(金曜日)11時~15時 場所:生活の森おうちえん(東広島市豊栄町清武1311-3) 講師:兼平慶氏 大工、ショップ、グリーンウッドワーク(ワークショップ)等運営 対象者:経験者向け 内容:刃物の使用方法や木工を使用し実際に制作など |
今年度の研修の様子 (R7年7月現在)
令和7年6月25日(水曜日)
(講師)むぎの穂保育園(愛媛県東温市)
出原大氏(園長)
~自然いっぱいのフィールド作り体験~
(場所)こばと幼稚園(参加者)80人



その後、(クリムソンクローバー、コスモス、ホワイトクローバー、)の種をまき仕上げました。
出原さんから、どんな植物でもいいのではなく、その土地に合ったものや、こどもに安全なもの、見栄えがよくて管理がしやすく、入手できるもの、子どもの興味がわく植物などポイントを教えていただきました。
最後に、こばと幼稚園の児玉園長から、園庭改修のスケジュールや計画の作成方法などの重要性について教えていただきました。
今回の園庭(フィールド)改修については、3か月、5か月などフィールドの変化について、今後、掲載する予定です。




令和7年7月15日(火曜日)
(講師)プラムネット株式会社 西海太介氏
(一般社団法人 セルズ環境教育デザイン研究所 所長)
自然保育実践者のための危険生物対策
~ハチ・ヘビ・マダニの事故予防と応急手当~
(場所)広島県立総合体育館(ミーティングルーム)
(参加者)51人



また、実際に生物の標本や巣など数十点の実物を見たり、触れたりしながら 体験的に理解を深めることができました。
その中で、ハチ・ヘビ・マダニに係る事故の起こるパターン、生物の種類を知ることの大切さなど事前の準備方法など教えていただきました。
昨年度の研修の様子
令和6年6月16日(日曜日)
(講師)合同会社Souls Seo、森のようちえん ウィズ・ナチュラ代表
岡本麻友子氏
奈良県の取り組み~自然保育の意義~
(場所)広島大学附属幼稚園
(参加者)35人

令和6年7月18日(木曜日)
(講師)プラムネット(株)渡辺直史氏
~「事故予防」と「豊かな自然体験」を両立する~
自然保育実践者のためのリスクマネジメント基礎講座
(場所)広島県庁
(参加者)23人
また、奈良県の自然保育研修の参加率や満足度が高く、自然保育に関心のある保育者や園が増えてきていることなど取り組みについてお話をいただきました。
第2部では、グループに分かれ、各施設の取り組み状況や課題、相談など意見交換いたしました。


午後は、県庁内の緑地においてフィールドワークを実施しました。
一列になり、先頭の者からの指示で危険を回避できるか、不安なく安全に歩けることができるかなど、伝えることの大切さを学びました。

令和6年9月12日(木曜日)
(講師)みやじま保育園 園長田中聖也氏
~海岸を活用した自然保育の取り組み~
(場所)みやじま保育園
(参加者)33人


午後は、田中園長から施設の取り組み状況や、今後のめざす姿を話していただきました。
また、最後に各施設の取り組み状況や課題、相談などグループワークにより意見交換いたしました。

令和6年12月1日(日曜日)
(講師)今田新氏
~自然保育での火や刃物等の使用方法~
(場所)戸山の森(広島市沼田町阿戸)
(参加者)35人


午後から、刃物の取り扱いや危険生物(八チ、マダニ、マムシ等)対応方法について教えていただきました。

その他
ひろしま自然保育認証プレート(バナー)について
森と自然の育ちと学び自治体ネットワークについて

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