自然保育推進アドバイザーについて
県内で未就学児を保育する団体における自然保育を支援するため、「自然保育推進アドバイザー実施要領」に基づき、専門知識・ノウハウ及び経験を有するアドバイザーを派遣しています。
<アドバイスの内容>
自然保育を実施するときに生じる様々な疑問にお答えします。
・山や川などの自然の中で活動するにあたり、気を付けることは?
・四季折々の花、動物について知識を得たいのですが。
・身近な場所・物を使って自然遊びしたいけど、どのようにすればよいの。等
アドバイザー
氏名 | 所属団体等 | 専門分野・得意分野 |
---|---|---|
菊間 馨 |
・広島フィールドミュージアム副会長 ・有朋学園かえで幼稚園理事 |
宮島等でニホンザルの行動研究を行うとともに、広島都市学園大学の非常勤講師として教鞭をとる傍ら、インタープリター(自然と人との通訳者)として、数多くの団体・個人に対して自然の中での楽しみ方・学び方を伝えています。 平成28年度「みどりの日」自然環境功労者環境大臣表彰受賞 |
仲渡 尚史 |
みらいファンド沖縄上席研究員 |
日本各地でチルドレンズミュージアムの設立・運営を行い、各々、地域との交流を通してのアート・サイエンス・環境教育プログラムの作成に携わってきました。15年間沖縄で行政の子ども政策立案等に関わった後に広島に戻り、現在は幼稚園で子どもが遊べる森づくりをしつつ園内のIct環境整備を行っています。前職は保育園園長。 |
原山 恵 |
・認定こども園さざなみの森 ・森林ボランティア団体もりゆう代表 |
これまで、地域活性化、環境教育、農林業などと幅広く関わってきて、現在は、東広島にある認定こども園さざなみの森で週3日、菜園・自然教育担当として関わっています。また、農家の裏山を借りて、子どもから大人向けの自然とつながる場をつくり、さまざまなイベントを開催しています。 |
石井 千穂 |
・森のようちえん まめとっこ代表 ・ひろしま森のようちえんネット ・NPO法人森のようちえん全国ネットワーク連盟団体会員、保育委員 |
母親の立場で森のようちえんに出会い、まめとっこを立ち上げ、運営・保育をしてきました。(保育士資格は森のようちえん開園後に取得) 野遊び術、信じる・待つ・見守る保育における子どもとの距離感や見守り方、野外保育でのリスクマネジメント、保護者とともに学び合うようちえんづくり、ワークショップ型研修、アドラー心理学を用いたコミュニケーション術などを伝えています。 |
今田 新 | 戸山の森のようちえん おてんとさん | 現在、林業をしながら、おてんとさんを経営しています。 森、木、植物、動物のことを多少知っており、説明することはできます。 また、伐採、森林の整備、狩猟ができます。 |
杉山 浩之 |
・ひろしま自然保育推進協議会 ・広島文教大学など非常勤講師 ・日本自然保育学会理事 ・ひろしま自由学校アシンク理事など |
大学で教鞭をとっており、その経験から自然保育の基礎的な実践方法や保育環境などについてアドバイスをすることができます。 |
兼平 早苗 |
・生活の森おうちえん代表 ・ひろしま森のようちえんネット会員 ・NPO法人森のようちえん全国ネットワーク連盟団体会員 |
私立幼稚園や里山自然保育の園での勤務を経て、「生活の森おうちえん」を開園。運営と日々の保育に携わっています。 里山の森の中で田畑や養鶏をしながら、自然とともに暮らし、子どもたち、保護者さん、そしてスタッフみんなが「生きるって楽しい!」と感じられる毎日を育めるよう、自然の中で心と体をたっぷりと動かし、自分らしく過ごせる環境づくりを大切にしています。 その他、森の中でマルシェや親子向けのイベントなども開催し、地域とのつながりや自然との共生を感じられる場づくりにも取り組んでいます。 |
田中 聖也 |
・公私連携幼保連携型認定こども園宮島こども園 園長 | 宮島こども園は、認可外保育園→認可保育園→認定こども園へと移行してきました。その中での置かれた環境の範囲内で、宮島の自然環境や地域性を活かした保育を行っています。 環境に合わせた海山川での遊びや、地域を巻き込んで保育をすることなどを、一緒に考えることができると思います。 まだまだ、勉強中の身ですので、皆さんと、一緒に悩んでいけたら良いなと思います。 |
野崎 千夏 |
・一般社団法人育ちの森保育園 幼児主任 |
『子どもらに土と緑と太陽を』を理念として掲げ、生きる力を育む保育をしています。 |
対象
県内において、就学前の子どもに対する教育、保育又はこれに類する子育て支援等を行う団体(保育所・認定こども園・認可外保育施設等)であって、ひろしま自然保育認証制度実施要領第5条第2項に基づく認証の申請を予定又は検討している者
経費について
派遣に要する経費(アドバイザーに対する報償費及び旅費)は、広島県が負担します。
申込みについて
- 各団体、年度内1回まで、6時間以内(事前の下見時間を含む)とします。
- 申込は、年間を通じて受け付けます。
- 実施希望日の一か月前までにお申込ください。
- 派遣期間は、6月~翌年2月とします。
実施団体からの声
- 散歩のときに役立つ植物や動物についての豆知識を教えてもらいました。
- 保護者や園児も一緒にアドバイザーと時間が過ごせることが非常に有意義だと感じています。
- 身近な場所にある自然物の活用方法や子供と自然物をどのように関連づけていくかについて、アドバイスをもらいました。今後はさらに、園にいる虫、毛虫やへびとの関わり方について教えてもらいたいと思います。
- 他の園の園庭写真をもとに講話を聞いたり、実際に園庭に出て、自園でできる園庭について一緒に考え指導してもらいました。
- 職員同士で話し合う機会になり、活動を改善する参考になっています。また、アドバイザーの菊間先生の話はとても興味深く、楽しく自然を活用した保育を考えることができました。
- 裏山の整備の方法や、かぶれの木やチャドクガなどの危ないとされている木や生き物への対処方法を教えてもらいました。アドバイスを受けて、冬の間にかぶれの木を伐採しました。
参考資料
関連リンク
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)