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高年齢者の雇用を検討する事業主の皆様へ

印刷用ページを表示する掲載日2025年12月8日

(目次)​

 (新着・お知らせ)

 

最初に!高年齢者雇用の法律・制度を知ろう

「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律」(高年齢者雇用安定法)では、65歳までの雇用の確保を目的として、「定年制の廃止」や「定年の引上げ」、「継続雇用制度の導入」のいずれかの措置【高齢者雇用確保措置】を講じるよう、企業に義務付けています。
 加えて、70歳までの就業機会の確保を目的として、高年齢者雇用確保措置や、「業務委託契約を締結する制度の導入」、「社会貢献事業に従事できる制度の導入」という雇用以外の措置のいずれかの措置【高年齢者就業確保措置】を講じるように努めることを企業に義務づけています。

少子高齢化が急速に進展し人口が減少する中で,社会の活力を維持,向上させつつ,全世代が安心して暮らせる社会を実現していくためには,全世代の人々がその特性・強みを活かし,経済社会の担い手として活躍できる環境整備を進めることが必要となっています。
特に,人生100年時代を迎える中,高年齢者の労働力人口や就業率は近年増加傾向であり,65歳以降の高年齢者が持つ就業に対する意向を踏まえれば,今後さらに,個々の高年齢者のニーズや状況に応じた活躍の場の整備を通じ,年齢に関わりなく活躍し続けることができる社会の実現を図ることが求められています。

事業主の皆様におかれましては,高年齢者のニーズに合った多様な就業機会が提供できるよう,御理解と御協力をお願いいたします。

高年齢者の雇用状況と制度

高年齢者雇用安定法(厚生労働省)

【高齢者雇用確保措置】、【高年齢者就業確保措置】などについて定められています。

高齢者雇用対策ラボQ&A集(厚生労働省)

【高齢者雇用確保措置】、【高年齢者就業確保措置】のQ&A集です。

高年齢者雇用対策の概要(厚生労働省)​

厚生労働省は、​生涯現役社会の実現に向けて、「1.企業における安定した雇用・就業の確保」「2.高年齢者等の再就職支援」「3.地域における多様な雇用・就業機会の確保」の3つの柱で施策を講じています。

高年齢者の雇用状況(広島労働局)

広島県内企業の高年齢者の雇用状況が年に1回公表されています。

高年齢者雇用を支援する助成金等制度

いろいろな支援メニューがあります。まずはハローワークにお問合せください!

そのほかにも支援メニューがあります。

 

ステップ1 雇用理解を深める

​​高年齢者はどんな働き方ができるのか、まずは知ることから始めましょう。

高年齢労働者の安全と健康確保のためのガイドライン(エイジフレンドリーガイドライン)(厚生労働省)

年齢労働者が安心して安全に働ける職場環境の実現に向け、事業者や労働者に取組が求められる事項を取りまとめたものです。
​高年齢労働者の安全と健康の確保のための職場改善ツールである「エイジアクション100」チェックリスト や、労働者の気付きを促すため、加齢による心身の衰えのチェックをする「転倒等リスク評価セルフチェック票」などを是非活用してください。

高年齢者雇用の優良事例や先進事例

 

ステップ2 雇用条件検討・態勢づくり

70歳雇用推進プランナー・高年齢者雇用アドバイザー(JEED)

企業の実情に即して、定年制度・継続雇用制度のご提案及び条件整備の取組を支援するため、高齢者雇用問題に精通した経営労務コンサルタント、中小企業診断士、社会保険労務士等、専門的・実務的能力を有する人達を70歳雇用推進プランナー・高年齢者雇用アドバイザーとして認定し、JEEDの都道府県支部を窓口として、全国に配置されています。
70歳までの継続雇用延長・70歳までの定年引上げ等に係る具体的な制度改善提案​、高齢者の雇用環境等の改善のための具体的な解決策提案、​企業における高齢者の雇用環境の整備を援助するための各種の企業診断システム開発・運用などの相談・助言を行っています。
詳細は、​独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構(JEED)広島支部にお問い合わせください。​

産業別高齢者雇用推進ガイドライン(JEED)

産業団体内に推進委員会を設置し、高齢者雇用に関する具体的な実態把握を行うこと等により、会員企業ごとの高齢者雇用をより一層促進するために必要なガイドラインを策定しています。現在、100業種(119件)のガイドラインが紹介されています。また、産業別高齢者雇用推進ガイドラインから抽出した企業の取組事例や提案を整理し、4つのテーマ別に分類した、高齢社員戦力化のためのヒント集もあります。

職場環境の整備づくりセミナー等のイベント

これからのキャリア形成支援 自律的キャリアはなぜ難しい?—ミドル・シニアの学ぶ意思をどう引き出すか(JEED)

生産年齢人口の減少やコロナ禍以降の急速なデジタル化は、シニア社員の戦力化 や新しいスキルが求められる時代が到来しています。このような環境の変化に適 応していくためには、個人の主体的なキャリア形成への支援が重要となります。本 シンポジウムでは、リスキリングやキャリア支援に積極的な企業事例を通じて、ミド ル・シニア社員の学ぶ意思をどう引き出すか、望ましい支援のあり方を考えます。​(R7.10/16開催令和7年度生涯現役社会の実現に向けたシンポジウムのアーカイブ動画配信中です。)

シニア社員を活性化するための人材マネジメント 組織の活性化に貢献!—シニア社員を活かす持続可能な人材マネジメントの仕組み(JEED)​

生産年齢人口の減少が進む中、企業が持続的に成長していくためにはシ ニア社員の意欲と能力を引き出し戦力化する人材マネジメントが不可欠で す。本シンポジウムでは、企業によるシニア活躍の取組事例などを紹介し、 持続可能な人材マネジメントのあり方を議論します。(R7.10/24開催令和7年度生涯現役社会の実現に向けたシンポジウムのアーカイブ動画配信中です。)

 

ステップ3 採用活動

令和7年12月18日開催「人手不足対策セミナー」【申込み受付中】 (県主催)で、高年齢者雇用キャリア人材バンクを紹介予定です。ぜひご参加ください。NEW!

キャリア人材バンク(ジョブ産雇)

産業雇用安定センター(ジョブ産雇)では、就労意欲が高い60歳以上の高年齢者を求職者登録し、66歳以降も働き続けることが可能な求人情報(受入情報)を収集するとともに、その能力の活用を希望する事業者に紹介を行う、「キャリア人材バンク」を構築してマッチングを行っています。
詳細は、​公益財団法人産業雇用安定センター広島事務所又は福山駐在事務所にお問い合わせください。​​

ハローワークへ求人票提出

ハローワークには、概ね60歳以上の高年齢者への総合的な就労支援等を実施する、生涯現役支援窓口があり、就職を希望する多くの高年齢者が求職登録しています。
​また、概ね35~59歳の方を対象にした中高年層(ミドルシニア)専門窓口もあります。
まずはハローワークにご相談く ださい。職種・賃金・労働時間・労働形態などの具体的な労働条件がすでに決まっている場合は、 ハローワークに求人票を出してください​。

ひろしまワークス(広島県求人情報サイト)

広島県の求人情報サイト「ひろしまワークス」にも高年齢者歓迎求人を掲載することが可能です。

広島県転職相談窓口「働きたい人全力応援ステーション」(はたすて)

広島県が運営する相談窓口「はたすて」は、転職がうまくいかない・仕事に悩んでいる広島県内全域の『働きたい人』の相談に対応する窓口です。
企業側の窓口である求人開拓員と求職者側の窓口であるキャリアカウンセラーが連携することで、企業と求職者の双方のニーズに応じたきめ細かいマッチングを行います。また、定着支援も行っています。
詳細は、「はたすて」ひろしま・ふくやま企業様向けにお問い合わせください。