広島県障害者雇用優良事業所表彰
広島県では、障害者を積極的に雇用している事業所に対し、その努力を讃え、障害者雇用優良事業所表彰として表彰しています。
※企業名は、各社ホームページにリンクしています。(外部サイト)
令和7年度表彰
令和7年度被表彰者(3者)
※従業員数、障害者数は、R7.6.1時点、障害者雇用率算定上の数字
株式会社Asahicho
(府中市:繊維工業:従業員110名、うち障害者7名(障害者雇用率6.4%))
採用後に、健常者と同じように、未経験者でも比較的容易なアイロン作業から始め、ミシン縫製作業、裁断機械作業など、社内で様々な仕事を経験してもらい、本人に適した仕事を選定しています。資格取得や「アビリンピック(障害者技能競技大会)」への出場など、本人の挑戦も後押ししています。
また、障害者就労支援施設(作業所等)に対し、仕上げ作業や部品作りの業務を外注することで、雇用以外の形でも障害者就労支援に取り組んでいます。
広島アルミニウム工業株式会社
(広島市:輸送用機械器具製造業:従業員2,313名、うち障害者65名(障害者雇用率2.8%))
階層研修(新入社員、新任の管理者等)に、「あいサポーター研修」や「精神・発達障害者しごとサポーター養成講座」等を組み込み、障害のある方を共に働くメンバーとして受け入れるための意識醸成を推進しています。
また、障害者雇用と定着支援を専門とする部署を設置しています。ハローワークや福祉事業所、学校等と連携を取り、「特別支援学校就職サポート隊ひろしま」にも登録し、職場見学や実習・面談を行うことで雇用拡大につなげています。
ダイセル大竹産業株式会社
(大竹市:化学工業:従業員205名、うち障害者7.5名(障害者雇用率3.7%))
「誰もが安心していきいきと働ける会社づくり」を掲げ、専任のサポーター1名が障害のある方と同じ部署で働くことで、いつでも相談でき、一人ひとりの成長や困りごとに合ったサポートを実施することで雇用定着を促進しています。
また、厚生労働大臣による「もにす認定」を受け、地域における身近なロールモデルとしての役割を果たしています。
令和6年度表彰
令和6年9月11日(水曜日)に表彰式を執り行いました。被表彰者は次の4者です。
右から青山商事株式会社 取締役兼専務執行役員グループ経営本部長兼総合企画部長 山根 康一 様、株式会社第一ビルサービス 取締役本部長 細越 秀範 様、玉井副知事、日清紡精機広島株式会社 取締役執行役員総務部長 土井 一輝 様、リライアンス・セキュリティー株式会社 代表取締役 田中 敏也 様
令和6年度被表彰者(4者)
青山商事株式会社
(福山市:織物・衣服・身の回り品小売業)
業務において、見てわかるよう作業工程の写真や図入りの手順書を作成し、働きやすい職場環境づくりを進めています。
特別支援学校からの実習等を積極的に受け入れ、相互の理解を深めることにより入社後のミスマッチ防止を図っています。また、ジョブコーチや障害者職業生活相談員を複数名職場に配置しており、身近に相談できる体制をつくっています。
株式会社第一ビルサービス
(広島市中区:ビルメンテナンス業)
写真や図を用いて見てわかることを意識した『作業手順書』を作成するほか、勤務時間や労働条件について自由度の高い求人を出すなど、障害者雇用促進のため多岐に渡る取組をしています。
前回の受賞(平成24年度)以降も、法定雇用率の2倍の障害者雇用を目標とし、10年以上継続して目標を達成しています。また特定短時間労働者(※)の雇用にも積極的に取り組んでいます。
※特定短時間労働者:1年を超えて雇用され(見込みを含む)、かつ、週所定労働時間が10時間以上20時間未満で働く重度身体障害者、重度知的障害者、精神障害者 (障害者の多様な就労ニーズを踏まえた働き方を推進するため、令和6年4月1日から実雇用率に算定されることとなった。)
日清紡精機広島株式会社
(東広島市:輸送用機械器具製造業)
障害の特性にあわせて、本人と相談し、業務内容、業務量の配慮をしつつ業務を進めています。所属長等の管理部門職員にはハローワーク開催の講座を受講させ、障害に対する認識を深めています。
健康管理も含めた働きやすい職場を構築し、個々にあわせた働き方を進めることで、定着を図っています。
リライアンス・セキュリティー株式会社
(広島市中区:その他のサービス業(警備業))
「就労パスポート(※)」の活用をすすめることで、上司と部下の業務調整が円滑となり、従業員の定着に繋がっています。また、障害者職業生活相談員3名を配置し、相談を定期的に行っています。
立哨(立位)警備が原則であった現場において、契約先企業との交渉により座哨(座位)での業務を可能とし、障害者の雇用を拡充しています。
※就労パスポート:障害者が、働く上での自分の特徴やアピールポイント、希望する配慮などを就労支援機関と一緒に整理し、就職や職場定着に向け、職場や支援機関と必要な支援について話し合う際に活用できる情報共有ツール
令和5年度表彰
令和5年9月13日(水曜日)に表彰式を執り行いました。被表彰者は次の2者です。
左から新和金属(株)代表取締役社長、知事、(社福)ともえ会理事長
令和5年度被表彰者(2者)
親和金属株式会社
(安芸郡府中町:金属製品製造業)
社内に就労移行支援事業所を設置して、地域と連携した就労支援を行っています。また、就労継続支援B型事業所等と連携し、施設外就労を受け入れ、雇用につなげています。
社会福祉法人ともえ会
(三次市:社会保険・社会福祉・介護事業)
障害の有無にかかわらず、残業が少なく、有給休暇の取得しやすい体制を整備しています。障害者職場定着推進チームを設置するとともに、定期面談を実施し、課題の把握と解決に努めています。
また、車いすの移動に配慮し、手すり、屋根付き駐車場を設置する等、バリアフリーを実現しています。
参考:表彰制度について
1 表彰対象
障害者の雇用割合が高く、かつ、障害者の雇用が安定している事業所で、その成果が特に顕著なもの
- 過去5年間の各年6月1日現在、常用雇用労働者である障害者数が3人以上あり、そのうち重度障害者を1人以上雇用し、法定雇用率を達成していること。
- 過去5年間、常用雇用労働者として障害者を1人以上採用した実績があること。
- 障害者の定着に努め、また、雇用について積極的な姿勢を持っていること。等
2 表彰対象者募集方法
3 これまでの表彰実績
年度 | 被表彰事業所 |
---|---|
令和7年度 | (株)Asahicho、広島アルミニウム工業(株)、ダイセル大竹産業(株) |
令和6年度 | 青山商事(株)、(株)第一ビルサービス、日清紡精機広島(株)、リライアンス・セキュリティー(株) |
令和5年度 | 親和金属(株)、(社福)ともえ会 |
令和4年度 | 該当なし |
令和3年度 | 深川医療器(株)、(株)やまだ屋、日東ひまわり尾道(株) |
令和2年度 | (株)エブリイホーミイホールディング |
令和元年度 | (社福)一れつ会、(株)フレスタ |
平成30年度 | (株)藤三 |
平成29年度 | (株)タカキベーカリー、(株)ヤマスイ |
平成28年度 | 広島プラスチック(株)、(株)ゆめデリカ |
平成27年度 | (社福)成寿会、広島第一交通(株) |
平成26年度 | エフピコ愛パック(株)、三栄産業(株) |
平成25年度 | (医)仁風会、(医)紅萌会 |
平成24年度 | (医)林医院、(医)辰川会、(学)修道学園、(株)第一ビルサービス、(社福)清風会、生活協同組合ひろしま |
平成23年度 | (医)健応会 |
平成22年度 | (株)不二ビルサービス、福山通運(株)、デリカウイング(株) |
4 関連リンク
- (独)高齢・障害・求職者雇用支援機構障害者雇用優良事業所表彰
- 特別支援学校就職サポート隊ひろしま
- 障害者雇用優良事例
- 障害者雇用事例リファレンスサービス((独)高齢・障害・求職者雇用支援機構)
- 好事例集(厚生労働省)