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広島で暮らす人が思う、広島の魅力 ええじゃろ広島

「元気・美味しい・暮らしやすい」

そんな広島をみんなで創る取り組み「ひろしまブランド」。今号のテーマは「美味しい」。広島の美味しい魅力とは…!

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四季を通じて山海の幸に恵まれた土地

春は山菜や竹の子、牡蠣や柑橘類など、広島ではどの季節でも魅力的な地元の食材を味わえます。とくに夏はキュウリやトマトなどの夏野菜はもちろん、江田島ではシラス漁も盛んなので、旬食材を組み合わせた、広島ならではのメニューを作るというアイデアも浮かんできます。

そんな魅力たっぷりの旬食材を江田島という場所で提供できることが、広島の魅力発信のひとつになっていると嬉しいです。

小竹さんの紹介

広島県は“ストーリー”を感じる食材の宝庫

瀬戸内で4番目に大きい島・江田島。広島市内からフェリーで30分ほどの場所にあるこの島はゆるやかな時間が流れ、牡蠣やオリーブ、柑橘類などの一大産地として知られています。そんな江田島に惚れ込み、広島市から移住した料理人・小竹隼也さん。

「広島県はストーリー性のある食材の宝庫。味や香りから、育った土地の特徴や風景が伝わってくるんです。江田島もその傾向が強く、例えば、昔からミカンなどの栽培が盛んな江田島で生まれたオリーブオイルは、どこか柑橘のフレーバーを感じます。さらにこの島では、生産者さんと密接に関わることができる。彼らがどんな想いで、どんな苦労をして野菜や果物を育てているのか肌で分かるんです」と語ります。

料理を通して産地の歴史や生産者の想いを伝えたい

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フランスの片田舎にあるレストランで修業していた時、オーナーシェフが地元食材や生産者のことをお客さんに力強く伝える姿に感銘を受けた小竹さん。

「自分も田舎町で地域密着の店を営みたいと考え、移住先を探す中で訪れたのが江田島。地元のおばあちゃんが見ず知らずの僕に、その日獲れた地魚について5時間くらい熱弁してくれたことが決め手でした(笑)。

ここでなら料理の腕や知識を磨けると同時に人間的にも成長できると思い、1週間後に移住しました」。現在、温泉宿『江田島荘』内のレストラン『locavore(ロカヴォーレ)』でメインシェフとして活躍中。

「素材の組み合わせ方やソース使いなど、フランス料理の技で江田島産食材のおいしさを引き出すのはもちろん、土地の歴史や風景、生産者の想いもお皿の上に表現します」。

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人と人をつなげて、広島の新たな魅力づくりに貢献

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「江田島の素敵なところは、人の温かさ。思いやりあふれる地元の方々に、いつも助けていただいています」。そう話す小竹さんから見た広島県の魅力もまた、“人”だといいます。

「広島には、県外に通用する世界観を持った人がたくさんいる。それぞれの分野で活動している人々が力を合わせれば、全国的にもっと存在感のある県になれると思います。料理人の僕ができるのは、生産者同士を結ぶこと。過去には江田島のオリーブオイル工場と広島市内の酪農家を仲介して、オリーブオイルを使ったジェラートを試作したことも。今後も江田島を拠点に人と人をつなげ、新しいものが生み出されるきっかけ作りをしていきたいです」。

若き料理人の取り組みに、これからも目が離せません。

広島の魅力ってなんだろう?

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