平成30年9月10日(月曜日)10時00分~16時30分 広島県庁自治会館会議棟101会議室
「理論編」に引き続き,「実践編」においても,国及び広島県の生涯学習振興・社会教育行政の施策の動向について,社会教育主事等の専門的教育職員が常に更新しておくべき最新の情報を中心に行政説明を行いました。
行政説明資料はこちらから (PDF:6.13MB)
「協働的・戦略的なまちづくりと学び」をテーマに,前回の「理論編」を振り返るミニ講義を行っていただきました。
”話し合いの達人”である田坂講師がファシリテーターとなり,「『参加型学習の”技法”をたくさん知りたい』では解決できないものを解決する」ことを目標に,「ワールドカフェ」等の手法を使って体験的に学習しました。
今回の「実践編」では,まず,「ペアトーク」として2人組になり(出会いの基本は2人から),自己紹介や現在の仕事の課題意識等について意見を交流,さらに4人組になって出会いを広げていきました。
その後,テーブルの上に,テーブルクロスに見立てた模造紙が配られ,「これからの講座!」をテーマに,ホスト役の一人を残してメンバーを入れ替えながら4人組での対話を繰り返し,模造紙に自由に意見を書き加えていきました。最後に元のグループに戻ってホスト役が「おかえりトーク」(これまでに対話してきたことの紹介)を行いました。
さらに,「即席分科会」としてもう1度新しい「場づくり」を行うことになりました。ワールドカフェで対話してきた内容を踏まえて,「こんな講座なら参加したい!」をテーマに各自がA4用紙にアイディアを記入,その紙を見せ合いながら,共感する考えを持つ者同士が意見を交流し即席のグループ(分科会)を作ります(マグネットテーブル)。それぞれの興味・関心があるテーマで話し合うことにより,さらなる対話の深まりを体感することができました。最後に,「分科会」での話し合いの内容を,田坂講師が「ファシリテーション・グラフィック」の手法でホワイトボードにまとめ,全体の共有を行いました。
「市民主導の講座の支援」,「世代の壁を超えるには」,「地域の地域による地域のための講座の仕掛け方」など様々な視点で,多様なアイディアが生み出されました。
最後に,「理論編」「実践編」の2回にわたる本研修の振り返りとして,山川講師がまとめの話をしてくださいました。
「対話をデザインする対話」の視点として,「今ある活動をまずは対話的に変えてみること」,「行動変容を目標にすること」,「オープンなネットワーク(偶然の出会い)による対話を楽しむこと」などの大切さや,「『巻き込む』から『巻き込まれる』姿勢への発展」,「市民が市民を磨く場としての公民館の在り方」など,多くの学びの成果を確認することができました。
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