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令和元年度「親プロ」講座の様子 「県立向原高等学校」

 教材:31  あなたならどうする,どう考える?~親として,地域の一員として~

期日/場所

令和元年10月23日(水) 14:35~15:25/県立向原高等学校

実施機関・団体等/参加者数

県立向原高等学校/3年生 42名

講師(ファシリテーター)

浦田 愛,花本 識吏,行政 智

講座の様子

 担当の先生から,「卒業後,社会に出て将来親になるかもしれない生徒たちの家庭教育力の向上に向けて,子育てについて考えるきっかけとなるよう『親プロ』講座を体験させたい」との依頼を受け,県立向原高等学校のLHRの時間に「親プロ」講座が実施されました。初めに,担当の先生から「親プロ」とファシリテーターの紹介があり,ファシリテーターが自己紹介して,講座が始まりました。
 ファシリテーターが,「親プロ」の説明の中で「高校3年生が地域の大人になるのは遠い未来ではない」ことを話され,アイスブレイク「チク・タク・ボン」を行いました。グループで円を作り,「チク」「タク」「ボン」と一人ずつ順に言っていき,それをくり返しながら「ボン」の数だけを増やしていきます。雰囲気が和らいだところでワークシートの内容に入っていきました。
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 3つの約束と教材のめあてを確認し,生徒は設問ごとに各自でワークシートに記入し,グループで交流しました。意見交流の際,3人のファシリテーターはそれぞれ各グループへ声かけを行いました。グループの状況に合わせて,生徒の意見を引き出すような質問をすることで,生徒同士の話し合いが深まり,生徒が笑顔で活動に取り組む場面が多く見られました。

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「大人になったとき,どのように子供や親に関わっていきたいか」を考える場面では,生徒から「子供の手本となる姿を見せるため,責任感を持った大人にならないといけない」,「人との関りを大切にし,お互いに助け合い,子供が安全に生活できる地域にしたい」などの意見が出されました。また,学校で取り組まれている「地域体験活動」や「地域ボランティア活動」での経験から,「子供にもボランティア活動やイベントに参加してほしい」という意見も出てきました。50分という短い時間でしたが,一人一人が親や地域の一員としての立場を考え,グループで交流することで将来の自分の在り方について具体的に考える機会になりました。

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生徒の声

・子供は親のことをしっかり見ているから,親は子供の前で正しい行動をしなければいけないと思いました。
・人それぞれに考えることや求めることの違いがあると思いました。改めて考えることができて良かったと思いました。
・大人と子供,大人と大人それぞれの距離感を測ることは難しいことがわかり,これから学んでいきたいと思いました。

先生の声

・授業と違って自由な雰囲気とファシリテーターの方の生徒に対する声かけや働きかけで充実した学びになりました。
・子育てについて,自らが親や地域の一員としてどう関わるか考える契機になりました。

ファシリテーターの感想

・高校生世代特有の照れなどもありましたが,たくさんの意見が出ました。中には大人も驚かされる意見なども数々あり,ワークショップならではの対話的な学びの深さを実感しました。
・これからますます意見交流などの対話する力が必要になると思いました。中学校・高等学校での「親プロ」講座の機会を増やすことができたらと思いました。

 


ワークシート(教材31) (Wordファイル)(5.11MB)
展開案(教材31) (Wordファイル)(69KB)

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