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放課後子ども教室コーディネーター等研修会 平成22年度第2回の報告

平成22年度第2回 放課後子ども教室コーディネーター等研修会

 期日・会場

 平成22年10月8日(金曜日)10時00分~16時00分  広島県福山庁舎第2庁舎221会議室

 日程

 10時00分~12時00分 講義・ワークショップ  「放課後の居場所づくり~地域とつなぐ~」
 講師:有限会社グリーンブリーズ代表取締役 平木久惠 

13時00分~13時30分 事例発表   「放課後の居場所づくり~地域の力を生かす~」
 発表者:東広島市志和堀公民館館長 吉村日出吉

13時30分~15時00分 講義 「これからの放課後の居場所づくり」
 講師:川崎医療福祉大学医療技術学部健康体育学科教授 米谷正造

15時00分~16時00分 協議 「これからの放課後の居場所づくり」
 講師:川崎医療福祉大学医療技術学部健康体育学科教授 米谷正造

 概要

研修会の様子

 県内7市町から放課後子ども教室コーディネーター,各市町担当者等計22人の参加がありました。 

 午前は,地域の方に放課後子ども教室の取組を理解してもらうための広報活動をテーマに講義・ワークショップを行いました。

 広報活動に必要な力として,コミュニケーション力が重要ですが,講師の平木さんは『おしゃべり力』と表現されました。

この力を発揮すると,たくさんのアイデアや情報を収集することができます。雑多な情報の中に役に立つ情報がたくさんあることを教えていただきました。

研修会の様子

 その後,グループワークを行い,一人で考えるよりもみんなで考えることで,さまざまな考えが出てきて,数だけでなく,発想の広がることに気づくことができました。

 そして,それぞれのコーディネーターが持ち寄った広報紙などを紹介し合い,良いところなど気づきを出し合いました。

事例発表では,東広島市志和堀サルビア教室での取組について発表していただきました。

 志和堀地区では,平成14年度の学校週五日制を契機として「自然体験学習協力会」を立ち上げ,子どもたちの体験活動を続けてきておられます。

研修会の様子

この会を中心とした地域の方々の協力は,志和堀小学校の児童数減少に対しても大きな力となり,『子どもは地域の宝』として学校,地域が一緒になって子どもたちの支援をしてこられました。

現在では児童数も増え,地域の方も子どもたちのことを我が子,我が孫のように愛情を持って接しておられます。志和堀の地域力と吉村館長の情熱,意欲が伝わってくる内容でした。

講義では,これからの放課後の居場所づくりについて方向性を示していただきました。

研修会の様子

 子どもを取り巻く社会の変化の中で,学校,家庭,地域の連携や協働が必要になっていること,子どもたちが学校や家庭とは違う人たちとかかわることで成長していくことなど,わかりやすい例を挙げながら話していただきました。

 また,子どもの居場所をつくる活動は,大人にとっても居場所となり,地域の人とつながる絶好のチャンスである。

そして,子どもたちだけでなく,世代を超えていつでも誰でも集まれる,立ち寄れる,そういう場所が地域の中にあり,地域の方が管理・運営をしていくことが理想の居場所づくりであるとまとめてくださいました。 

研修会の様子

 協議では,「これからの放課後の居場所づくりのために」というテーマのもと,「これから」という視点で考えたときに心配なことや不安なことをグループで出し合い,意見交換や情報交換をしました。

 人材(スタッフ,指導者)の確保や活動場所の確保についての心配,保護者の要望にどこまでこたえるかといった悩み,運営費や子どもたちが負担する費用の問題,地域での子育て支援体制作り,新しい教室の開拓などの課題が出されました。

 今回は,解決策を考えるところまではできませんでしたが,今後に向けて少し先の見通しを持って考え,取り組んでいくべきことを共有しました。

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