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放課後子ども教室コーディネーター等研修会 平成22年度第1回の報告

 平成22年度第1回 放課後子ども教室コーディネーター等研修会

期日・会場

平成22年9月7日(火曜日)10時00分~16時00分  広島県情報プラザ第一研修室

日程

10時00分~10時15分 開会行事
 あいさつ  広島県立生涯学習センター所長 新田憲章

10時15分~12時00分 事例発表,情報交換  「放課後の居場所づくり~現場での課題~」
 発表者1:安芸太田町放課後子ども教室コーディネーター 河野厚生 
 発表者2:府中町放課後子ども教室コーディネーター 水谷民子

13時00分~14時30分 講義 
 「子どもを守り育てる地域の力」
 ~学校,家庭,地域の連携による安全対策,危機管理~
 講師:福山大学人間文化学部心理学科教授 平伸二

14時40分~16時00分 演習
 「地域安全管理マップ作り実習」
 ~子どもを守る安全点検活動の着眼点~
 講師:福山大学人間文化学部心理学科教授 平伸二

概要

 県内10市町から放課後子ども教室コーディネーター,各市町担当者等計18人の参加がありました。 
 午前は,安芸太田町,府中町からの事例発表,参加者の情報交換を行いました。
 安芸太田町からは,町内の各種団体と連携したさまざまなプログラムの紹介をしていただきました。特に女性会,シニアクラブ,ゲートボール協会,ヘルスメイト,加計高校,ALTと積極的に他の団体に声をかけ,地域とのつながりに力を入れておられます。神楽の伝承や町探検など地域の文化を受け継ぐ取組も参考になりました。
 府中町からは,ボランティアスタッフの活動を中心に,人材の発掘,スタッフ研修などについて紹介していただきました。特徴としては,大きな団体への依頼ではなく,サークル活動などのつながりからやる気のある方に声をかけ,仲間として加わっていく方法でスタッフが集まっておられます。
 また,スタッフの交流研修会を自分たちで企画し,実施するなど人材育成としても多くのヒントをいただきました。教室やスタッフの活動を伝えるための広報紙もたくさん紹介してくださいました。

研修会の様子の写真1 研修会の様子の写真2

 午後からは,福山大学平伸二教授に,犯罪の起こりにくい安心・安全なまちづくりについて,地域で子ども育てる視点から講義をしていただきました。
 その中には,「割れ窓理論」など犯罪心理学に基づくデータや理論,防犯のための環境設計といった地域づくりや社会づくりを進める上で参考になることがたくさんありました。
 安心・安全への取組とまちづくりは一体のものであること,大人も子どもも一緒になって防犯活動を行うことで地域力が高まることなど学びました。また,子どもにとって「社会的絆」「意味ある他者」が必要なこともよくわかりました。

研修会の様子の写真

 演習では,危険を予測し,回避する力をつける方法として,地域安全マップ作りを体験しました。
 今回の研修では,この活動を進めていくために重要な「安全点検活動の着眼点」に絞って体験しました。本来は,子どもたちと一緒に地域をフィールドワークして,子どもたち自身が危険箇所を見つけていきます。どういう視点で地域を見ていくのかがとても大切なポイントとなります。
 参加者みんなで,近くの公園を点検しましたが,気づかないことも多く,普段いかに見過ごしているか,無関心であったかを考えさせられました。天候が悪く,広い範囲の点検活動を体験できず残念でしたが,話を聞くだけでなく,実際に現地で活動してみることができて良かったです。

研修会の様子の写真

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