竹原市における地域づくりにつながる「学び」の展開について紹介します。
竹原市では,「広島版『学びから始まる地域づくりプロジェクト』」事業を行っていく上で,他市において,学校と公民館が連携した取組を行っている事例発表を聞くことで,今後の参考としていくとともに,他市の公民館と竹原市の地域交流センターとの交流を深めることを目的とし,オンライン交流会を開催しました。
日時:令和4年5月16日(月曜日)14時00分~15時30分
方法:Zoomを用いたオンライン
事例発表者:尾道市重井公民館 館長 小森 健治 , 尾道市立重井中学校 校長 藤本 弘興
参加者:尾道市3名(事例発表者含む),竹原市10名,広島県2名
〈学びの概要〉
開会あいさつ,自己紹介の後,事例発表者より「オール重井で協働のまちをつくり隊」というテーマで発表をしていただきました。重井公民館では,公民館を「集う・学ぶ」ための交流の場にすることを重視し,重井中学校との連携のもと,公民館で宿泊体験学習,地域防災学習,公開授業,公開研究会,百人一首大会,学校の文化祭,町民文化祭といった学習や学校行事,地域行事を行っています。これらの取組が子供たちの成長につながるとともに,子供たちが地域の魅力を発見するためのきっかけにもなっているそうです。また,「総合的な学習の時間」で中学生が地域の方と一緒に「重井町郷土かるた」を作成したことも紹介されました。
事例発表の後,質疑応答・意見交換を行いました。「地域と学校の会議をどのように行っているか」「小学校とはどういった連携を行っているか」「学校側の窓口は誰が担っているのか」等,具体的な内容についてより詳しく話をしていただきました。
今回の交流会を通して,学校と公民館の連携の在り方について理解を深めることができたことと思います。今後のプロジェクトの実施に向けて大きな一歩となりました。
発表資料「オール重井で協働のまちをつくり隊」 (PDFファイル)(2.49MB)
子供たちが地域の歴史を学んだり,地域の方と交流したりすることによって,地域の団結力を高め,地域と学校のつながりを強くすることを目的として,講座や行事の充実・強化を行いました。
なお,講座や行事等を実施する際には,子どもたちと一緒に企画を考えるなど,地域を巻き込むことを重視しました。
【主な行事】
○お寺めぐりスタンプラリー
開催日:令和3年10月16日(土曜日)
参加者:90名
概 要:忠海町内にあるお寺をめぐり,歴史を学びながら地域住民の交流を図りました。
新型コロナウイルスの影響で例年開催している球技大会(キックベースボール)を中止とし,代わりに接触を少なくなるようなイベントとして開催しました。
○第67回少年少女球技大会モルック交流大会
開催日:令和4年9月10日(土曜日)
参加者:58名
概 要:少年少女球技大会の種目を変更して実施しました。子ども会のチームと保護者,地域住民で構成するチームでのモルック体験を通じて,地域住民同士の交流を図りました。
【その他教室・講座】
(農園体験,ナゾトキ探偵団,絵画教室,しめ縄飾りづくり)
忠海に住む住民と児童生徒が交流する機会を学校とつくることにより,子供達の郷土愛醸成を図りました。
(まちなか美術館)
地域交流センター(忠海東・忠海それぞれ)のオープンスペースに展示スペースを設置し,児童生徒が授業等で製作した作品を展示しました。今後は,学校にも同様のスペースを確保してもらい,地域交流センターで開催される講座等で地域の方が製作した作品を展示する予定です。また,お互いにコメントを寄せる仕組みを作る等,住民と児童生徒の交流を促進していきます。
(花いっぱい大作戦)
児童が育てた花を地域住民に配布しました。また,地域住民が管理する花壇の手入れを児童と共同で行うことで,地域住民と児童の交流を図りました。
(報告会)
取組が市全体へ広がるよう,報告会を実施しました。
○校長連絡会
開催日:令和5年2月21日(火曜日)
参加者:11名(市内学校長)
○令和5年度地域交流センター長・主事会議
開催日:令和5年3月22日(水曜日)
参加者:27名(市内地域交流センター職員)
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