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学校支援地域本部事業「地域コーディネーター養成講座」 平成20年度

 学校支援地域本部事業「地域コーディネーター養成講座」が2月19日,20日の2日間行われました。県内8市町から地域コーディネーター,市町職員,学校関係者,合計21人の参加がありました。
 本年度最初の研修会ということもあり,各市町や自分自身のことを振り返えり整理するところから始めました。各市町ごと課題は異なりましたが,「学校や地域を元気にしたい。」という思いは共有できた2日間になりました

講義:広島大学 曽余田浩史 准教授の写真 講義:広島大学 曽余田浩史 准教授

 日程

月 日 時 間 内容

2月19日
(木曜日)

10時00分~10時10分 開講式
10時10分~11時00分 趣旨説明・実践事例の紹介
11時10分~12時00分

講義・演習「各市町の現状と動向の整理」
講師:広島大学 准教授 曽余田浩史
助手:米国CTI認定プロフェッショナル・
 コーアクティブ・コーチ 曽余田順子

13時00分~16時00分 講義「学校支援地域本部地域コーディネーターの役割と機能」
講師:広島大学 准教授 曽余田浩史

2月20日
(金曜日)

10時00分~12時00分

講義「学校支援の仕組みづくりの工夫講師:府中町教育委員会 委員長 藤原凡人

13時00分~15時45分

講義・演習「各市町の課題に沿ったアクションプランの作成」
講師:広島大学 准教授 曽余田浩史
助手:米国CTI認定プロフェッショナル・
 コーアクティブ・コーチ 曽余田順子

15時45分~16時00分 閉講式

参 加 人 数

地域コーディネーター10人 市町職員8人 学校関係者3人合計21人

講座の様子

2月19日(木曜日)

講座の様子の写真
趣旨説明・実践事例の紹介

講座の様子の写真1 講座の様子の写真2
オリエンテーション等

講座の様子の写真
市町の現状と動向の整理

講座の様子の写真1 講座の様子の写真2
地域コーディネーターの役割と機能

 初日は参加者同士お互いに初めて顔を合わせる方も沢山いらっしゃいましたので,講座の前に自己紹介ゲームを行いました。そのゲームの中で「コーディネーターを漢字一文字で表すと何でしょう?」と尋ねると「縁」「繋」「絆」「介」等の答えが返ってきました。人と人との「つながり」を大切にしながら,関わってくれる人を広げていくことがコーディネーターの役割の一つであることを感じました。
 「市町の現状と動向の整理」では,各市町の「ひと」「もの」などの資源を掘り起こし,それが学校とどんな位置関係にあるのか(どんなつながりができているのか)等を,各グループで話し合いながら整理していきました。 
 午後からの「地域コーディネーターの役割と機能」では,基本的なことを曽余田浩史先生に講義していただきました。
 1日目は,課題の整理と,コーディネーターの役割と機能について基本的な考え方の理解を深めることができました。

2月20日(金曜日)

講座の様子の写真
学校支援の仕組みづくりの工夫

講座の様子の写真1 講座の様子の写真2
各市町の課題に沿ったアクションプランの作成

講座の様子の写真1 講座の様子の写真2 講座の様子の写真3
アクションプランの発表

 2日目は,藤原凡人先生に「学校支援の仕組みづくりの工夫」について講義をしていただきました。午後からは「各市町の課題に沿ったアクションプランの作成」を行いました。各市町の現状を一歩前に進めるためには,自分がコーディネーターとしてどんなアクションを起こしたらいいのかをまとめ発表しました。

アンケート

円グラフの図

参加者の声

・基本から目指すべき点までを知ることができた。
・実践が具体的な話で,ずっと身近に感じることができた。
・あやふやなイメージだったのを「そうか」というイメージにすることができた。
・日頃大切に思っていることを改めてかみしめた。
・目標設定のあり方がよく分かった。
・大変有意義で,学校教育と社会教育の両方を知ることができた。
・具体的な実践を知り,参考になった。
・なかなか実践は難しいが,よい学習の機会だった。
・学校関係者にこの研修をしてほしい。
・各市町の実践を交流する会を開いてほしい。

各市町の課題に沿ったアクションプラン

項目

(1) 現状把握のまとめ
(2) 1年後のイメージ
(3) そのためにコーディネーターとして何を大切にするのか?
(4) コーディネーターとしてどんなアクションを起こすのか?

参加者1

(1) 学校の様子が把握しづらい,そして入りにくい。地域の様子が見えてこない。コーディネーターとして学校や地域の現状をよく把握していない。
(2) 学校も地域も顔なじみになり気軽に学校へ行けるようになる。学校支援ボランティアさん等,一人ひとりの人柄や持ち味を知る。
(3) 人を好きになること!笑顔のおまけつき!!
(4) 現在,数名でコーディネーター部として活動しているので<拠点><情報共有><協働>に留意しながら,本気でまじめに動き,語り合いみんなで力をあわせて学校や地域へ語り続けていきたい。

参加者2

 (1)私の子どもが通う中学校は,開かれた学校を目指している。¥子どもと挨拶が交わせるようになった。
(2)1年後は中学校の保護者から地域の人になるので,ちがう目線で学校を見れるようになっていればと思う。
(3)人を大切に,子どもを大切に
(4)各校の特徴を把握・何を求められているのかを聞き出す。・パイプ役になれるように

参加者3

(1)地域(小学校5校,中学校2校,幼稚園)関係機関,支援グループとなりうる団体グループ多い。(実際に支援している)人材豊富点のつながり,学校からの必要性を感じにくい。(ゲストティーチャーの求めはある)
(2)1年後,少し体制が進む。(取り組みやすいところから学校を決めて進めている)
(3)双方のニーズをよく理解したい。伝えたい。
(4)公民館運営協議会,近隣の小中学校と話しあう。

参加者4

(1)各学校区共に地域性はあるが各校長は地域との関わりを深めていきたいと考えているし行動されている。
(2)学校からの要望を把握しコーディネーター間で協議している。
(3)自分の持っている情報を整理し,他のコーディネーターとボランティア情報を共有する。
(4)定期的コーディネーターが集える場で何ができるのか等を話し合い,お互いに刺激を受ける。

参加者5

(1)学校長のリーダーシップはあるが,教職員の意識がどこにあるのか分からない。
既にボランティア登録者が数十名あり登下校の見守り,環境整備などが行われている。町内会,社協との連携もうまくいっている学校にとってどういう方向性でいくのか全児童120名程度の学校であり,職員数が少ない。
市街地にあり,文化施設,寺社などの文化財がそろっている。
(2)教職員からの要望が定着している。子どもと地域の人と気軽に挨拶ができている。
(3)地域とのコミュニケーション,教職員とのコミュニケーション
(4)人材リストの整備,ボランティア活動の広報(PR)

参加者6

(1)学校の教育活動に協力的な人材が多い。学校に対する要望・苦情も多い。文化財に恵まれている。ボランティアが計画的
・積極的に取り入れられていない。(取り入れてほしい)統合して間もないので,地域も保護者も一体感を持っていない。
(活力のある地域・学校にしてほしい)
(2)学校と地域のつながりが強まる。学校に対する要望が多くなる。
(3)地域の人とのコミュニケーション
学校や教職員の思いや要望を聞くこと。
地域の思いを聞き,学校に伝えること。
(4)地域の人とのコミュニケーションをとる。学校や教職員の思いや要望を聞き,実現に努める。地域の思いを聞き,学校に伝える。

参加者7

(1)コーディネーターが一人,知り合いの幅が狭い。学校独自で学習面の指導を行っている。
(2)コーディネーターの相談相手のボランティアがいる。環境面のボランティア活動ができている。
(3)いろんな人と関わっていくこと
(4)今あるボランティアグループを調べる。
今活動している方と知り合いになる。
学校行事に参加するようにする。

参加者8 

(1)体制ができていない。せめてコーディネーターが複数ほしい。学校が開かれていない。(地域に望んでいない)地域も学校へ望んでいない。自分にはそのように見える。自分が見えていないかもしれない。不登校(欠席)ぎみな生徒がいる。学校が個別に対応している。
(2)図書室が生徒にとって温かい部屋になっている。生徒の欠席が少なくなっている。
(3)コーディネーターまかせになっている生涯学習課を動かす。
学校長の話を聞く。(悩み,思い,何の力がいるのか等)地域協議会への働きかけ
(4)まず,いろんな人の話を聞く

参加者9

(1)学校の支援者であり,一歩間違うと批判者ともなりうる存在
(2)子どもの育ちを共有し,共感し合える。
(3)子どもの課題の共通認識,子どもの育ちを注視する。
(4)子どもの実状,課題の把握

参加者10

(1)よくないことが見えている。(登下校のマナー,問題行動)
無関心(学校開放週間の参加者が少ない)
(2)落ち着いて学習,クラブに取り組める学校。心豊かな生徒
(3)もっと学校を知る。
(4)学校行事に参加する。(参観日・学校開放週間等)
コミュニケーションを大切にする。
(先生と話し合い,学校の要望・様子を聞く)

参加者11

(1)よくないことが見えている。(登下校のマナー,問題行動)
本町では「読書活動の推進」のまちづくりを掲げて,「読書月間」を設けたり,活動の推進や支援,図書館環境の整
備をしているが,学校図書は,なかなか整理が進んでないのが現状である。教職員だけではなかなか進められない
(2)よくないことが見えている。(登下校のマナー,問題行動)
学校における子どもたちの読書活動をあらゆる面で支援できる体制,また,学校だけでなく,図書館や公民館を拠点とし,誰もが読書活動に関心を持つ意識すること
(3)よくないことが見えている。(登下校のマナー,問題行動)
学校・図書館・公民館が一体となり,町民の誰もが読書活動を通して,教養のまちづくりに参画していくことをめざす。(4)よくないことが見えている。(登下校のマナー,問題行動)
まずは,現在の課題である学校図書の整理と整備を行うことが必要である。学校・図書館・公民館が一体となり,貸
し出し(利用)促進から,一斉での呼びかけなどを行うための,支援できる存在(潤滑油)となれば・・

参加者12

(1)学校と地域の結びつきは強いが,双方に負担感
(2)地域の大人と子どもが何かを一緒に発表している。 
ボランティアと学校の協働で教育が豊かになった地域があることを市民が知っている。(3)学校のニーズをとられる。今後の取組みの整理(人,物,
内容,時間)学校をよく知る。(ボランティアに対する学校ニーズの把握,小中学校のちがいに留意)
(4)現状を整理する。関係機関,地域人材の人とのつながりの構築

 参加者13

(1)現在各学校で取り組んでいるが,学校単位の活動になっている。
(2)各学校で取り組んでいる事業の中で,良いものを全体へ広げていき,学校と地域が元気になる。笑顔で挨拶ができる地域
(3)子どもが財産なので,そのことを基本において取り組んでいきたい。
(4)学校は今何を望んでいるのかを把握する。その要望に対応できる学校支援ボランティアの掘り起し最低でも小中学校に1名のコーディネーターの配置をする。

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