| 所在地 | 広島県竹原市港町四丁目5-1 |
|---|---|
| URL | https://www.matobakai.or.jp/ |
| 業務内容 | 介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)や短期入所生活介護事業等の介護保険事業、軽費老人ホームなどの高齢者福祉事業等 |
| 従業員数 | 103名 |
(2025年11月時点)
社会福祉法人的場会(竹原市)
的場会は、介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)や短期入所生活介護事業、通所介護事業などの介護保険事業、軽費老人ホームなどの高齢者福祉事業、サービス付き高齢者住宅などの公益事業を行っています。
取材に答えてくれたのは...
社会福祉法人的場会 常務理事/特別養護老人ホーム瀬戸内園 施設長 中川 勝喜(なかがわ かつよし)さん
○ 外国出身の職員が最初に取得し、里帰りに利用
○ その後、さらなる取得者が生まれ、若手職員の安心感につながる
○ 法人側からの声掛けや仕事の調整が取得を促進
職員に対し会議の場で育児休業制度について説明を行い、できるだけ希望に沿った休業が取得できるように、一人ひとりの意向を丁寧に確認していきました。
さらに、制度を広く周知するために、職員が目にする掲示板に経営者からのメッセージを掲示し、各部署にも個別に案内を行いました。
こうした取組の中で、2024年に当会の外国出身の職員であるサハンさんが育児休業を取得したことで、法人で男性職員が取得した事例の第1号が誕生しました。
最も苦労したのは、業務を維持しながら育児休業取得を支援することでした。
私たちの仕事は、支援を必要とする方々の日常生活を支えるものであり、現場に穴を開けるわけにはいきません。
そこで、早めに情報を集め、周囲の同僚の皆さんの協力をお願いしながら、勤務調整を進めました。
助けてもらったら、今度は自分が助ける。そんな「お互いさま」の風土が、法人内にはしっかり根付いているので、スムーズに調整を行うことができました。
2025年の5月と6月には、新たに男性職員1名が育児休業を取得しました。
役職者で業務量の多い職員でしたが、周囲の職員と相談しながら、約3週間の育児休業を取得することができました。
これまでに取得した2名の職員がモデルケースとなり、若手職員からは「将来、安心して働くことができる」という声も出ています。
現在、産休取得中の女性職員は、第一子出産後の復帰時に育児短時間勤務を活用し、仕事と家庭の両立を実現しています。
男性に限らず、職場全体で子育て中の職員を支えようとする流れが生まれています。
毎年取得者が出ている状況を踏まえ、今後は、出産を予定している職員に対して法人から積極的に声をかけ、より取得しやすい環境づくりを進めていきたいと考えています。
ただし、介護の仕事は、施設を利用される方の安心・安全を守ることが最優先です。
そのため、各現場の標準化やマニュアル整備、ICT機器の活用によって生産性を高める取組が欠かせません。
こうした基盤づくりを進めながら、職員の仕事と家庭の両立に向け、育児休業や介護休業を安心して取得できる職場を目指していきたいと考えています。
特別養護老人ホーム瀬戸内園 ケアワーカー
ヒニドマ ヴィタナゲ サハン オサンダ さん
日本で生まれた子どもを両親や親戚に披露したいと思い、育児休業制度を利用して家族で故郷のスリランカに帰国しました。
休業期間は37日間でしたが、多くの人に喜んでもらえ、子どもに自分の生まれた国を見せることもでき、帰国して本当に良かったと感じています。
休業中は、職場の仲間が業務をフォローしてくれたので、不安はありませんでした。
復帰後は、心からの感謝の気持ちを周囲に伝えました。
今度は、私が助ける側として仲間を支えていきたいと思っています。

(取材日 2025年12月)