男性育児休業事例アイコン男性育児休業事例

安心して育児休業を取得できるよう、取得前から職場復帰まで手厚くサポート!

山陽パッケージシステム株式会社

  • 製造業
  • 福山市
  • 31~100人
方針・仕組みづくり管理職等のマネジメント職場風土

山陽パッケージシステム

会社概要
所在地 福山市神辺町旭丘50
URL https://www.sanpake.co.jp/
業務内容 お客さまの大切な商品のパッケージ製造から輸送までをトータルで提案し、ワンストップで提供
従業員数 98名

(2024年12月時点)

取組の
point

sanpake

山陽パッケージシステム株式会社(福山市)

お客さまの大切な商品のパッケージ製造から輸送までをトータルで提案し、ワンストップで提供しています。
従業員98名のうち、これまで2名の男性従業員が育児休業を取得しています。

取材に答えてくれたのは...小林さん
常務取締役 小林 昌代(こばやし まさよ)さん

総務・人事の担当者として社内の相談窓口を担当。
社会保険労務士と協力して、安心して働くことができる環境を整えています。

「山陽パッケージシステム株式会社」男性育児休業の3つの特徴

  • 社内研修を実施し、対象者・管理職に制度の周知を行う
  • 「育児休業復帰支援プラン」により円滑な休業取得をサポート
  • 社内・社外に相談窓口を設置し、取得希望者に対応

 

よりよい働き方に向けてどのような取組を行っていますか?

当社では、従業員がより働きやすい会社をつくっていこうと、毎年、就業規則の見直しを行い、社会保険労務士のご協力をいただきながら、年度末に説明会を実施しています。
育児休業制度については育児・介護休業法の最新の改正に基づいたアップデートを随時行いながら、こちらも社会保険労務士による研修を実施。
特に管理職に向けては、男性育児休業の理解促進を狙った特別研修も実施しています。

男性育児休業の取得促進に向けては、他にどのような取組を実施していますか?

さんぱけ

社内広報活動の強化です。先程申し上げたような研修に加え、育児休業取得のメリットや具体的な支援の受け方について、食堂に書面を掲示しています。
さらに、全体朝礼の際に、育児休業に入る従業員の情報を知らせることで、制度自体の周知や取得への抵抗感の払拭につながっています。

 

 

 

 

 

 

 <育児休業復帰支援プラン例>
plan

また、実際に育児休業を取得する従業員と面談を行い、「育児休業復帰支援プラン」を作成しています。
現在の業務の整理・引継ぎ方法をまとめ、育児休業中は情報や資料の提供を定期的に行い、円滑な職場復帰をサポートしています。
他にも、第2子、第3子以降の家族手当の増額、年間休日数の増加など、子育てがしやすくなるような支援を実施しています。

男性育児休業の取得を促進する際にどのような点に苦労しましたか?

会社としては、以前から男性育児休業取得に積極的に取り組んでいたのですが、なかなか取得者が現れませんでした。
育児休業についての周知活動などの取組から8年経った2016年に最初の取得者が生まれたのですが、当時は業務引継ぎや経済的支援、復帰後のサポートについて戸惑いや不安がぬぐえない部分もありました。
そこで、対象者が安心して育児休業を取得できるように、社内・社外の相談体制を強化しました。
社内の相談体制としては 、私が窓口担当者となり、対象者と随時面談を行っています。
社外の相談体制としては、社会保険労務士にご協力いただき、詳しい育児休業制度の説明や、短時間就労制度を利用した復帰後の働き方についてアドバイスをいただいています。 

男性育児休業取得促進について、今後の展望を教えてください。

2020年に、営業部の高井さん(以下「私も育児休業を活用しました!」にて紹介。正式表記は『はしごたか』)が育児休業を取得したことを全体朝礼で発表し、それ以降取得を希望する従業員のハードルが低くなったのではないかと思います。
また、高井さん本人からも、後輩社員に育児休業取得の経験や取得のメリットなどを伝えてもらっています。
さらに、育児休業復帰後に、取得者をサポートした職場の仲間がリフレッシュ休暇を気軽に取得できるような制度の導入を検討しています。

 

\私も育児休業を活用しました!/

営業部 営業企画課 高井 啓彰(たかい ひろあき)さん
※正式表記は『はしごたか』

髙井さん2020年に長女が生まれた時と、2023年に長男が生まれた時の2回、計5カ月、育児休業を取得しました。
1回目は、周囲に先輩がたくさんいたので安心して休むことができましたが、2回目は部署のリーダーになっていたため、引き継ぎがしっかりできているかどうか、不安がありました。
ただ、休業中も電話やメールで後輩とコミュニケーションが取れたので、特に仕事に支障は出ませんでした。
育児休業を取得したことは、家族と仕事のバランスを考えるよい機会になりました。
妻と、家事の分担や今後のライフスタイルについての話し合いができ、また、互いの理解も深まり、感謝の言葉をもらいました。
さまざまなメリットがある中でも、私がよかったと感じているのは、子どもの成長やちょっとした変化を間近で見守れたことです。

 

 

 

 

(取材日 2024年12月)