水質に関する情報
1.水質保全
ダム貯水池に貯められた水は,水道用水,工業用水,農業用水として広く供給されていますが,特に飲料水としては,「安全性」や「おいしさ」など水質の良さが求められます。しかし,ダム貯水池にリンや窒素が流入して長時間滞留すると,貯水池に植物プランクトンなどが異常発生することで,かび臭アオコが発生し,浄水場から送水される水道水に悪臭を 発生させるなどの悪影響を及ぼします。このため,広島県では水質や地域の状況に応じて,各種水質保全施設によるダム貯水池の水質改善に取り組んでいます。広島県の管理する「魚切ダム」「椋梨ダム」「山田川ダム」では水質保全のため,次の水質保全対策を行っています。
ダム名 | ハード対策 | ソフト対策 |
---|---|---|
魚切ダム | 曝気循環装置,土壌浄化施設 | 魚切ダム貯水池水質保全対策協議会 |
椋梨ダム | 曝気循環装置,植生浄化施設 | 椋梨ダム貯水池水質保全対策協議会 |
山田川ダム | 曝気循環装置,植生浄化施設 | 山田川ダム貯水池水質保全対策協議会 |
曝気循環装置などのハード対策とともに,ソフト対策として,各ダム毎の貯水池水質保全対策協議会による,流域の市町や住民との連携強化や,流域が一体となった総合的な取り組みを 行っていく必要があります。
水質調査結果(リンク) ⇒⇒ ecoひろしま~環境情報サイト~
2.魚切ダム
水質保全施設(ハード対策)
魚切ダムでは,平成4年度以降,「曝気循環装置」や「土壌浄化施設」による水質保全対策を行っています。
曝気循環装置
土壌浄化施設
「魚切ダム貯水池水質保全対策協議会」(ソフト対策)
更なる水質保全の推進を目指し,流域の関係機関が一体となった「魚切ダム貯水池水質保全対策協議会」を設置し,以下の取り組みを行っています。
- 「魚切ダム貯水池水質改善計画」
- 「水質改善の啓発」
- 「作業グループの設置」
「下記,ダウンロードにて内容をご確認できます。」
3.椋梨ダム
水質保全施設(ハード対策)
椋梨ダムでは,平成11年度以降,「曝気循環装置」や「植生浄化施設」による水質保全対策を行っています。
植生浄化施設(浮き花壇)
植生浄化施設(植生水路)
4.山田川ダム
水質保全施設(ハード対策)
山田川ダムは平成17年度に完成し,「曝気循環装置」や「植生浄化施設」による水質保全対策を行っています。
植生浄化施設
関連情報
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