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家庭でできる食中毒予防のポイント ~調理器具類の洗浄・殺菌~

印刷用ページを表示する掲載日2020年7月27日

家族の健康を守るために,調理器具類は清潔にして,台所はいつもきれいにしておきましょう。

1.包丁,まな板などの洗浄・殺菌の手順


まな板の洗浄包丁の洗浄

(1) 流水で汚れやゴミを取り除く。

(2) 洗剤などを含ませたスポンジタワシで,まんべんなく洗浄する。

  • 包丁は,柄の部分,柄と刃のつなぎ目を特に念入りに洗浄しましょう。
  • まな板は,表面の包丁傷に汚れやゴミが詰まっていることがあるので,傷目にそって円をかくように洗浄しましょう。
  • まな板は古くなると,表面の傷が増えて,しみこんだ食物の汁などが栄養となり,細菌の増殖が進みますので,気をつけましょう。

(3) 流水で十分にすすぐ。

  • 汚れや洗剤成分が残っていると,十分に殺菌できなくなるので注意しましょう。

(4) 熱湯殺菌または漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)による殺菌を行う。

  • 熱湯で殺菌する場合は,熱湯中で5分間煮沸するか,器具にゆっくりと熱湯をかけるようにします。漂白剤漂白剤を浸み込ませた布巾を被せたまな板
  • 漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)を使用する場合は,ラベルに書いてある使用方法に従い,希釈してから使用します。
    まな板などの大きい器具が入るタライなどがなく,液に浸けることができない場合は,漂白剤を浸み込ませた布巾を被せてパックすると(10分程度),効果的に殺菌できます。殺菌後は流水で十分にすすぎましょう。

(5) 清潔な場所で乾燥させてから保管する。

  • 使用前によく乾いた状態で消毒用アルコールを噴霧することもおすすめです。
  • 洗浄用スポンジやブラシなどは,濡れた状態で放置しておくと細菌が繁殖しますので,使用しないときは乾かして保管し,定期的に殺菌しましょう。

2.布巾の洗浄・殺菌の手順

(1) 流水で汚れを取り除く。

(2) 洗剤でよく揉み洗いする。

(3) 流水で十分にすすぐ。

  • 汚れや洗剤成分が残っていると,十分に殺菌できなくなるので注意しましょう。

(4) 100℃で5分間以上の煮沸殺菌または漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)による殺菌を行う。布巾の煮沸

  • 漂白剤に浸けて殺菌した後は,流水で十分にすすぎましょう。

(5) 清潔な場所で乾燥させてから保管する。

  • 一度使用して時間が経った布巾は,清潔そうに見えても大量の細菌が繁殖しているものです。
    新しい布巾を複数枚用意しておき,こまめに交換するようにしましょう。

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