家庭でできる食中毒予防のポイント ~お弁当づくり~
印刷用ページを表示する掲載日2020年7月27日
子どもたちの遠足や運動会など楽しいイベントにはお弁当はつきものです。
お弁当は調理してから食べるまでに時間がかかるため,食中毒のリスクが高くなります。
事故のないよう,お弁当づくりのポイントを押さえましょう!
1.準備のポイント
- お弁当を作る前は指のあいだや指の背の関節部分などまでしっかり手洗いしましょう。
- 手を拭くタオルは清潔なものを使用しましょう。
- 調理の時は時計や指輪・アクセサリーなどは手からはずしましょう。
- 手にケガをしているときは使いすて手袋をして調理をしましょう。
※ケガをした手指には「黄色ブドウ球菌」が多く存在しており,食中毒の原因となります。
2.調理のポイント
- 調理に使用する器具や生肉・生魚を扱った包丁・まな板は使い終わったらすぐによく洗いましょう。
- 冷凍された食品の解凍は電子レンジや冷蔵庫の中で行いましょう。
- 肉や魚などは,小さめに切って中心部まで十分に加熱しましょう。
- 加熱してから切ったり小分けしないように,加熱前に小さく切っておきましょう。
- 電子レンジを使うときは,途中でかきまぜて,加熱ムラを防ぎましょう。
- 材料は新鮮なものを使い,よく火を通しましょう。また,なるべく当日に調理しましょう。
やむを得ず,前日の残り物の煮物などを使うときは,しっかり再加熱しましょう。 - おにぎりは素手でなくラップにつつんで握りましょう。
- 生野菜・果物はよく洗い,水気をしっかり切って詰めましょう。
- ご飯やおかずはよく冷まし,水気をしっかり切って詰めましょう。
3.食べるまでのポイント
- お弁当は涼しいところに保管し,早めに食べましょう。
- 暑い時期や長時間持ち歩くときは保冷剤を使いましょう。
また,低温で管理できるクーラーボックスを活用しましょう。 - 車の中や,日のあたるところに置くのは厳禁です。
- 冬場には,暖房が効いている室内に長時間置くのはやめましょう。
4.その他
- お弁当箱を使った後はきれいに洗いましょう。フタのパッキンもはずし分解して洗いましょう。
- 洗った後はふせて自然乾燥するか,清潔な布巾でしっかり拭きましょう。
<参考>
お弁当づくりによる食中毒を予防するために(農林水産省ホームページ)