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ノロウイルス食中毒予防期間について

印刷用ページを表示する掲載日2024年3月15日

広島県では令和2年度から、11月1日から1月31日までの3か月間を『ノロウイルス食中毒予防期間』とし、日本食品衛生協会等の取組と連携して、食中毒予防の啓発や食品営業施設への監視指導を行っています。

令和5年度ノロウイルス食中毒予防期間実施結果 (PDFファイル)(157KB)

ノロウイルスは食中毒の病因物質の上位を占めており、ノロウイルス流行初期の11月から1月にかけてノロウイルス食中毒が発生しやすくなっています。
原因の約8割は調理従事者を介した食品の汚染が原因との報告があります。感染した調理従事者を介して食中毒が発生しないように、手洗いや健康状態の確認を徹底するとともに、体調不良者については食品を取り扱う業務に従事しないなど、十分気をつけましょう。

  1. ノロウイルスによる食中毒の発生状況
  2. ノロウイルスとは
  3. 予防のポイント
  4. これまでの取組
  5. 関連情報

1 ノロウイルスによる食中毒の発生状況(令和元年~令和5年)

 
区分 事件数 有症者数
令和5年 8件(-) 123名(-)
令和4年 3件(-) 50名(-)
令和3年 0件 0名
令和2年 7件(-)  150名(-)
令和元年 4件(1件) 45名(4名)

※( )内は有症者5名以下の食中毒発生状況(再掲)

【参考】広島県の食中毒発生状況(県ホームページ)

2 ノロウイルスとは

特徴

  •  非常に小さな球形のウイルスで平成9年に食中毒の病因物質に加えられました。
  •  食品や手指などを介して口から感染し、胃腸炎を引き起こします。
  •  低温や乾燥に強いため、特に冬季に流行します。
  •  感染者の吐物や便には大量(1グラムあたり数十万個から数億個など)のウイルスが含まれています。
  •  非常に感染力が強く、10~100個の少量のウイルスで感染すると言われています。ノロウイルス電子顕微鏡の写真

食中毒の原因

  •  ノロウイルスに感染した調理者から食品が二次汚染される事例が多く、この場合はさまざまな食品が食中毒の原因となります。
  •  汚染された二枚貝や飲料水等を、十分な加熱や殺菌をせずに喫食したことが食中毒の原因となった事例もあります。

症状

  •  感染から発症まで1~2日間かかります。
  •  主な症状は吐き気、嘔吐、下痢、腹痛であり、発熱は軽度です。また、感染しても発症しない場合や軽いかぜのような症状の場合もあります。
  •  通常は、発症後3日以内に回復しますが、子どもや高齢者は下痢などによる脱水症状や、嘔吐物による誤嚥性肺炎を起こすことがあります。
  •  症状が無くなっても、1週間程度(長いときには1か月程度)便中にウイルスを排出することがあります。

3 予防のポイント

ノロウイルス食中毒予防の4原則

ノロウイルスによる食中毒を防ぐためには4つの原則があります。

持ち込まない
調理場内にノロウイルスを持ち込まない

  • ふだんからノロウイルスに感染しないよう、手洗いなどの感染対策を実施する。
  • 嘔吐下痢等の症状があるときは調理を控える。
  • 衛生的な調理着を着用する。

拡げない
ノロウイルスを他の人や調理場内に拡げない

  • トイレの清掃、消毒を実施する。
  • 嘔吐物を適切に処理し二次感染を防ぐ。

加熱する
食品中のノロウイルスを加熱によりやっつける

  • 食品中心部の温度が85~90℃で90秒以上となるようにしっかり加熱する。

つけない
食品にノロウイルスを付けない

  • 適切なタイミング(調理の前、生鮮食品を取り扱った後、盛付け前、食事の前、トイレの後など)で手洗いを実施する。
  • 調理器具等をよく洗浄し、熱湯や次亜塩素酸ナトリウムで消毒する。

【参考】
 ・家庭における食中毒予防のポイント(県ホームページ)
 ・【動画掲載中!】ノロウイルスによる食中毒予防のための啓発資料(県ホームページ)
 ・手を洗いましょう(県ホームページ)

4 これまでの取組

日本食品衛生協会の『ノロウイルス食中毒予防強化期間』と連携して行った事業の実施結果は、次のとおりです。(平成29年度~令和4年度)

5 関連情報

厚生労働省

内閣府 食品安全委員会

 

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