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果樹研究部

印刷用ページを表示する掲載日2019年2月15日

イエローベル
レモン新品種「イエローベル」

>果樹研究部これまでの研究成果(新しいウインドウが開きます)

部紹介

果樹研究部では,人と環境にやさしい農業をめざして,次の研究開発を行っています。

  1. 消費者の求める優良品種の育成・選抜。
  2. 産地の立地条件に応じた省力・低コストの高品質安定生産技術の開発。
  3. 気象変動に対応できる栽培技術の確立。
  4. 環境保全型農業を推進する病害虫防除技術の確立。

最新研究の紹介

イエローベルの品種識別技術の開発

イエローベル
レモン新品種イエローベルの育成者権利侵害防止のため,
既存のレモン品種と見分ける技術を開発しました。

詳しくはこちら(新しいウインドウが開きます)

レモン新品種「イエローベル」の結実安定技術の開発

イエローベル

広島県が育成したレモン新品種「イエローベル」は,種が少ない,果汁が多い等使い易い特徴があります。
一方,栽培面では生理的落果が多く結実が安定しない場合があるため,結実安定技術を開発しました。
3月の剪定は強めに行い,5~6月は花母枝を中心に間引きますが結実するのは有葉花ですのでこれを残します。
不完全花や生理落果を防止するため,冬季にジベレリンを散布します。
葉色が低下しないように施肥し,乾燥しないように管理することで結実安定を図ります。

【写真】
 左:有葉花 (ゆうようか:葉が出て花が咲くもの)
 右:直花 (じきばな:葉が出ずに花が咲く)

【関連資料】 (新しいウインドウが開きます)
 レモン「イエローベル」の施肥量は結実率および果実品質に影響する (平成26年度 研究成果情報集

早期出荷可能なレモン品種の選定

マグレーン
レモン品種「マグレーン」が9月下旬から10月下旬にかけての早期出荷に有望な品種です。
「マグレーン」は「リスボン」および「ビラフランカ」と比較した結果、
(1)10月末までに収穫できる割合が安定して高いです。
(2)9月下旬以降の果汁割合は同等です。
(3)糖度および酸度は同等です。
(4)「マグレーン」は「リスボン」および「ビラフランカ」に比べて,トゲが長い特徴があります。

【写真】
マグレーン

【詳しくはこちら】(新しいウインドウが開きます)
レモン品種「マグレーン」は9月下旬から10月下旬までの早期出荷に利用可能(研究成果情報(平成29年度))
9月~10月の収穫割合が高いレモン「マグレーン」の特徴(平成28年度研究成果情報集)

レモンの周年供給技術の開発

レモン

長期貯蔵中のロスを低減するための技術を開発しました(軸腐病等の低減)。

【写真】
 左:レモンの貯蔵風景
 右:レモン軸腐病の被害果

技術の詳しい内容については,果樹研究部へお問い合わせ下さい。

カンキツ新品種「瑞季」を育成

瑞季

県内のカンキツ産地では,広島原産の特産品としてハッサクや「安政柑」が栽培されています。ブンタンの爽やかな風味を継承する品種として根強い需要がありますが,種子が多く皮が剥き難いことから生食の消費は伸び悩んでいます。そこで,食べやすい品種の育成をめざし,国立大学法人京都大学と共同で,本品種を開発しました(平成30年3月7日品種登録出願,第32862号)。
新品種の主な特徴は,
(1) 成熟期が4月中旬以降の晩生品種で,カンキツの端境期に出荷可能です。
(2) 果皮は鮮やかな黄色で500g程度の大果となり,糖酸バランスが良く良食味です。
(3) 種子が少なく果肉が柔らかく果汁が多いので,カットフルーツに向きます。
【写真】
左:「瑞季」の着果状況
右:「瑞季」の果実
【詳しくはこちら】(新しいウインドウが開きます)
カンキツ新品種「瑞(みず)季(き)」の特性(平成30年度研究成果情報)
なお,本研究の一部は,農林水産業・食品産業科学技術研究推進事業(課題番号:27035C)において実施しました。

主幹形仕立ての機械化を実証

温州ミカン

温州ミカンの主幹形仕立ては樹高2.2mの円筒形に仕立てた樹形であり,早期成園化が可能で果実品質が優れています。樹幅が狭いため急傾斜地の幅の狭いテラス面に植栽しても作業道が確保でき,機械の導入が可能であり,作業の省力化と軽労化が可能です。

【写真】
 左:主幹形仕立て
 中:クローラ型防除機
 右:クローラ型運搬機

技術の詳しい内容については,果樹研究部へお問い合わせ下さい。

光反射シートを利用したブドウの収量増加技術

ブドウ

ブドウ栽培において,着色不良の問題が拡大しており
着色の優れる高品質果実を生産するためには,着房数(収量)を制限せざるを得ない状況となっています。
一方,生産資材が高騰する中で,生産現場では収益性改善が求められています。
そこで,地表面に光反射シートを敷設することにより棚下の光条件を改善することで
高品質果実を生産しながら着房数(収量)を増加させる技術を開発しました。

【写真】
 シートを敷設した8月のほ場

【詳しくはこちら】(新しいウインドウが開きます)
 ブドウの光反射マルチ栽培導入の際の注意点 (研究成果情報(平成29年度)
 ブドウの光反射マルチ栽培・垂直枝配置栽培スタートガイドの作成 (平成27年度研究成果情報集)
 ブドウの光反射マルチ栽培・垂直枝配置栽培の経営試算 (平成27年度研究成果情報集)
 光反射シートを利用したブドウの収量増加技術の開発 (平成26年度研究成果情報集

シャインマスカットのカラーチャート(色図表)作成

シャインマスカット

シャインマスカットは食味良好で,栽培が容易です。
しかし果皮色が黄緑色で変化が少ないため,収穫適期の判断が困難です。
そこで,果皮色を指標として収穫適期をかんたんに把握するためのカラーチャート(色図表)を
西部工業技術センター生産技術アカデミーと共同で作成しました。

【関連資料】(新しいウインドウが開きます)
 ブドウ「シャインマスカット」専用カラーチャートの作成 (平成26年度 研究成果情報集

モモの樹体ジョイント仕立ての開発

モモ

モモの栽培には繊細な管理が求められるため,安定的に生産するためには長い経験が必要とされます。
そのため,産地では生産者の高齢化が進む中で,栽培技術の継承が進まず栽培面積が徐々に減少してきています。
そこで,新規生産者でも技術習得がしやすく,管理が容易な栽培技術として「モモの樹体ジョイント仕立て」を開発しました。

【写真】
 左:開花期のモモ樹体ジョイント仕立て
 右:モモ樹体ジョイント仕立ての袋かけ作業

【詳しくはこちら】(新しいウインドウが開きます)
 モモの樹体ジョイント仕立てによる早期成園化と栽培管理の省力化 (平成28年度 研究成果情報集)
 モモの樹体ジョイント仕立てに適した大苗の育苗法 (平成26年度 研究成果情報集
 「モモの樹体ジョイント仕立ての栽培管理マニュアル」の作成 (平成26年度 研究成果情報集

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