地震への備えはできていますか
そのためには、みなさんが地震や津波についての理解を深め、 いざというときに落ちついて行動できるよう、日頃から地震の際の正しい心構えを身につけておくことが大切です。
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目次(クリックすると各項目まで移動します)
日頃からの備え
日頃から地震への備えを心がけると共に、室内の安全な場所を把握しておきましょう。
これで地震・津波に備える!
広島県では地震・津波の理解を深めるための教材や、避難場所などをまとめることができるタイムライン(自らの防災行動計画)を作成しています。ぜひご活用ください。
【地震・津波タイムライン】
地震・津波タイムラインシート (PDFファイル)(961KB)
地震に対する日頃からの備え
備蓄・非常持ち出し品の準備
大災害により電気や水道などのライフラインが止まっても、ある程度は自力で生活できるよう、飲料水や非常食などを備蓄しておくことが大事です。
また、自宅が被災して避難所で過ごさなければならない場合がありますので、避難所生活に必要なものを、いつでもすぐに持ち出せるよう備えておきましょう。
・防災グッズ一覧 (広島県「みんなで減災」はじめの一歩)
安全スペースの確保
室内になるべく物を置かない「安全スペース」(物が落ちてこない、倒れてこない空間)を作っておきましょう。
周囲の状況の確認
ふだん通る道に危険な場所や物がないか確認しておきましょう。
地盤の弱い場所や地震によって地盤の緩んだ場所では、降雨などにより土砂災害が発生することがあります。
日ごろから周囲の状況を確認しておきましょう。
連絡手段の確認
地震が発生したときの連絡手段や集合場所について、あらかじめ家庭で話し合っておきましょう。
家族が別々の場所にいるときに地震や津波が発生した場合に備え、家庭でも、日頃から身を守るための行動や方法を確認し、家族で安全な場所の確認、そして待ち合わせ場所や非常時の連絡方法などについて話し合っておきましょう。
大きな災害が起きると被災地に電話などが殺到して通信回線がつながりにくくなります。それを避けるため、通信各社は固定電話・携帯電話・インターネットによって「災害用伝言サービス」を提供していますので、あらかじめ利用方法を確認しておきましょう。
家具の固定
家具を固定しましょう。
家具の上に重たいものは置かないようにしましょう。
万が一、倒れてきた場合でも、通路をふさがないよう、家具の転倒方向を考え安全な配置をしましょう。
・災害への備え 建物の耐震化や家具の転倒防止対策を進めましょう (広島県「みんなで減災」はじめの一歩)
訓練に参加しよう
本当に地震がおこったときに、あわてずに身の安全を図ることができるように、地域の防災訓練や、一斉地震防災訓練に参加しましょう。
・一斉地震防災訓練 (広島県「みんなで減災」はじめの一歩)
避難場所や避難経路の確認
自治体は、避難場所や避難経路などの情報を掲載したハザードマップを作成していますので、お住まいの地域や勤め先のある自治体のホームページなどでご確認ください。
ハザードマップや地図などを見て、避難場所や避難経路、危険箇所などを確認し、実際に歩いてみて、いざというときスムーズに避難できるようにしておきましょう。
地震が発生したときに安全を確保する行動
屋内にいるとき
家庭では机の下に避難
家具の移動や落下物から身を守るため、頭を保護し、丈夫な机の下など安全な場所に避難してください。
あわてて外に飛び出さないでください。
料理や暖房などで火を使っている場合、その場で火を消せるときは火の始末、火元から離れているときは無理に火を消そうとしないでください。
扉を開けて避難路を確保してください。
人が大勢いる施設、人が大勢いるところでは
あわてず施設の係員や従業員の指示に従ってください。
従業員などから指示がない場合は、その場で頭を保護し、揺れに備えて安全な姿勢をとってください。
吊り下がっている証明などの下から退避してください。
落ち着いて行動し、あわてて出口や階段には走り出さないでください。
乗り物にのっているとき
自動車運転中
あわててスピードを落とさないでください。後続の運転手が緊急地震速報を聞いているとは限らないため、自動車運転中は、あわてて急ハンドルや急ブレーキをかけず緩やかに速度を落としてください。
ハザードランプを点灯し、まわりの車に注意を促してください。
急ブレーキはかけず、緩やかに速度をおとしてください。
大きな揺れを感じたら、道路の左側に停止してください。
鉄道やバスなどに乗車中
つり革や手すりにしっかりつかまってください。
エレベーターでは
最寄りの階で停止させて、すぐに降りてください。
屋外にいるとき
街中では
ブロック塀の倒壊等に注意し、離れてください。
看板や割れたガラスの落下に注意してください。
山やがけ付近では
落石やがけ崩れに注意し、できるだけその場から離れてください。
津波から身を守るための行動
津波から身を守るためには、大津波警報・津波警報が発表されたら、すぐに避難を始めることが重要です。
津波が伝わるスピードは、水深が深いほど速く、水深が5000mの沖合では時速800キロメートルとジェット機並みの速さになります。陸地に近づき水深が浅くなるにつれてスピードが遅くなりますが、それでも時速36キロメートルとオリンピックの短距離選手並みの速さですので、とても走って逃げ切れるものではありません。津波が来るのを見てから避難を始めるのでは、間に合わないのです。
津波は、川など低いところを目指して押し寄せ、V字型の湾の奥などでは高くなりやすくなります。"より遠く"ではなく、"より高い"ところを目指して逃げることが大切です。
大津波警報・津波警報を見聞きした場合には、直ちにより高い安全な場所を目指して避難してください。
津波は繰り返し何度も襲って来ることがあります。津波警報等が解除されるまで、決して油断せず、安全な場所に避難して、海には近づかないでください。
「緊急地震速報」とは?
緊急地震速報は、大きな地震が発生したときに、地震の発生直後に地震計でとらえた観測データを素早く解析して、震源や地震の規模(マグニチュード)、予想される揺れの強さ(震度)を自動計算し、強い揺れがくることを事前に知らせる警報です。
緊急地震速報は、最大震度5弱以上の揺れが予想されるときに、震度4以上の揺れが予想される地域、長周期地震動階級3以上を予想した場合に気象庁が発表します。
発表基準 | 対象地域 |
---|---|
震度5弱以上を予想した場合 または 長周期地震動階級3以上を予想した場合 |
震度4以上を予想した地域 または 長周期地震動階級3以上を予想した地域 |
緊急地震速報は、気象庁の発表を受けて直ちに各自治体に設置してある防災行政無線や、テレビ・ラジオのほか、携帯電話(スマートフォンを含む)の「緊急速報メール」などで伝えられます。
携帯電話やスマートフォンで「緊急地震速報」を受信するには、使用している端末によって受信設定が必要な場合があります。万一に備え、ご契約の携帯電話会社のホームページで設定方法を確認し、緊急地震速報を受信できるようにしておきましょう
(お使いの機種によっては、緊急地震速報を受信できない場合があります)。
緊急地震速報が発表されてから、実際に強い揺れが来るまでの時間は、長くても十数秒から数十秒と極めて短い時間です。
震源の近くでは、強い揺れが早く来るため、緊急地震速報の発表が間に合わないことがあります。また、震度などの予測に誤差が生じることもあります。このような限界を理解しながら、緊急地震速報を適切に活用してください。
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