平成30年3月31日をもちまして、と畜検査は業務終了しました。
平成29年4月1日から健康牛のBSE検査が廃止されました。
国内では、平成13年9月、日本で初めてBSEに感染した牛が確認されたことをうけ、牛に肉骨粉をえさとして使うことを法律で禁止(飼料規制)、と畜場などでは異常プリオンたん白質がたまりやすい特定部位(Srm)の除去が行われました。又、食肉衛生検査所ではBSE検査を開始しました。
このような対策が徹底されてからは、日本では平成14年2月以降に生まれた牛からBSEに感染した牛は発見されていません。海外においても、飼料規制した結果、BSEの発生は激減しました。
BSEリスクが大きく低下したことから、平成25年に国内検査体制、輸入条件といった対策全般の見直しが行われました。
さらに平成28年度に見直しが行われ,これまでの対策の内容や国際的な状況を踏まえ平成29年4月1日から健康牛のBSE検査が廃止されることとなりました。
特定部位(Srm)の除去について
月齢ごとに異常プリオンたん白質が蓄積しやすい特定部位(Srm)の範囲が異なることから、と畜場では月齢による分別管理を行い、その処理が確実に行われていることをと畜検査員が確認します。
30か月齢以下 | 30か月齢超 |
---|---|
回腸遠位部、扁桃 |
せき髄、せき柱、回腸遠位部 |
見直しの内容は、次をご覧ください。
BSE対策の見直しについて(厚生労働省ホームページ)
現在までの検査結果は次のとおりです。
牛海綿状脳症(BSE)検査結果について(月報)(広島県ホームページ)
BSEに関するアンケートについて
以上のように平成25年7月1日からBSE対策が大幅に変更され,報道なども行われました。そこで一般の方々にどのくらい見直しの内容についての情報が浸透したかなどを把握するために,平成25年6月~7月にかけて食品関係の事業者の皆様にご協力をいただき,BSEに関する意識についてアンケート調査を行いました。結果については以下のリンクをご覧ください。
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