市民農園には,「都市農村交流」と「農業教育」という大きな役割があります。
一方,近年においては,農村部での「耕作放棄・遊休農地の解消」という役割が注目されています。
「都市農村交流」では,特に周辺農家の方と入園者との間で,技術指導等を通じた交流が図られます。1度きりのイベントよりも,年間を通じてより密接な交流が行えるという利点があります。
「農業教育」では,「食」について考える食農教育に大きな効果があります。また,近年では,土にふれることが身体に与える良い影響も注目されています。情操教育や,福祉を目的とした役割も期待される傾向にあります。
「耕作放棄・遊休農地の解消」では,農家が農地管理ができなくなった結果,耕作放棄地等になっていることが考えられ,市町や,農業協同組合の支援が必要不可欠です。
市民農園の種類を大きく分類すると次のようになります。
農地の借り方は法に基づく特定農地貸付けと,農園利用方式と呼ばれる,入場料を取って農業体験をしてもらう方法があります。
施設整備を伴う場合には市民農園整備促進法を利用すると,資金の確保や融通のあっせん,農地法の転用許可が不要になる等のメリットがあります。
詳しくは「市民農園を作るために守ること」をご覧ください