このページの本文へ
ページの先頭です。

ノバリス認定

印刷用ページを表示する掲載日2021年3月16日

2021年3月11日 ノバリス認定を更新しました

 広島がん高精度放射線治療センター(HIPRAC)が平成28年11月15日に東アジアで初の認定を受けた「ノバリス認定」について,令和2年11月24日に認定を更新し,令和3年3月11日に認定式が行われました。

 これにより,高精度放射線治療のうち,最も高い精度を要する「定位照射」を世界水準で提供し続けていることが認められました。

 HIPRACでは,今後も県民の皆様に高度で安全な放射線治療を提供し続けます。

プレートの授与
🔺認定プレートの授与

集合写真
🔺集合写真

ノバリス認定とは

 高精度放射線治療のうち,最も高い精度を要する「定位放射線治療」について,世界水準にある臨床実務に見合った有効性と安全性を保証することを目的とした認定です。

 認定に当たっては,治療時の精度管理や定期的(日毎,週毎,月毎とある)な機器の品質管理が高い水準で適切に行われているか,また,それを実施するスタッフが必要な研修や訓練を受けるなど,十分な能力を備えているかをチェックし,基準を満たす施設が認定されます。

 

〈 定位放射線治療とは 〉

○放射線を多方向からピンポイントでがんの形に合わせて集中的に照射し,がんの部分でのみ重なるようにすることで,正常組織への放射線量を少なくし,がんの部位の放射線量を大きくする照射方法です。

○この方法により1回で大線量の照射が可能となり,短時間で治療が終了し,がんの制御率が著明に向上します。

○頭部への照射中心精度は±1ミリ以内,頭部以外の体幹部への照射中心精度は±5ミリ以内が保険適用の条件となるなど,高い精度が求められています。

体幹部定位照射(肺)
🔺肺がんに対する定位照射の一例
 
多方向からの放射線を用いて,がん病巣に線量を集中させます。

審査の方法

 放射線治療の手順,品質管理,実施体制等が,各種ガイドラインに沿って行われているか等を書面審査,訪問調査等を通じて確認されます。

 審査は,定位放射線治療に精通した脳外科医3名(米3),放射線腫瘍医3名(米1,独1,白1),医学物理士3名(米2,加1)の計9名で構成される「ノバリスサークルエキスパートグループ」により行われます。

基準の例

○十分な訓練を積んだ専任の放射線腫瘍医や医学物理士の配置
○通常の放射線治療を上回る技術水準で,適切な臨床プロトコルに従った治療の実施
○品質管理プログラムに基づき,治療手順や症例を定期的に確認する等,治療の品質を高めている

認定施設の状況

平成25年9月に米国の施設が初めて認定。
令和3年2月現在,世界で61施設が認定を受けており,HIPRACは東アジアでは初の再認定となる。

初回認定
米国11,フランス6,英国5,豪州5,ベルギー5,日本3,ドイツ2,ポルトガル2,アイルランド2,アルゼンチン2,オーストリア1,カナダ1,フィンランド1,インド1,レバノン1,モロッコ1,スペイン1

再認定
豪州2,ベルギー2,アルゼンチン2,オーストリア1,インド1,日本1,英国1,米国1

調査員からのコメント

北海道大学大学院保健科学研究院 石川 正純(いしかわ まさより) 教授

 HIPRACは日本で初めてノバリス認定を受けた施設で,認定の有効期限が4年間であるため,令和2年9月末ごろから再認定の手続きが開始されました。

 初回認定時からの変更点として,新たに治療プロトコルに追加された,脳定位照射では最も高い精度が要求されるSRS(1回の照射で非常に高い線量を照射する治療法)について,これまでに認定された高い位置合わせ技術を用いることにより,従来よりも高いレベルでの治療が実施されていることを確認しました。

 また,HIPRACは近隣病院に対しても定位照射の品質と安全性の重要性を広めており,ノバリス認定を志す施設にとって,国内で最も模範となる施設であると言えます。

 HIPRACには,引き続きノバリス認定で認められた技術等を維持していただき,患者様への高い品質の放射線治療を提供しつつ,日本国内及びアジア地域における模範施設であり続けていただくことを期待しております。

 

2016年11月15日 認定式が行われました

平成28年11月15日に,国際的な認定機関により,東アジアで初めて広島がん高精度放射線治療センターが世界水準の高精度放射線治療の施設として認定されました。
これを受け,平成29年1月10日(火曜日)に認定式が行われました。

≪認定式概要≫

  • 日時: 平成29年1月10日(火曜日)10時から
  • 場所: 広島がん高精度放射線治療センター(東区二葉の里三丁目2番2号)
  • 出席者:
    ブレインラボドイツ本社副社長(Row & Japan統括責任者)   トーマス・クラフト
    北海道大学大学院保健科学研究院教授   石川 正純
    一般社団法人広島県医師会長   平松 恵一
    広島がん高精度放射線治療センター長   永田 靖
    広島県健康福祉局長   菊間 秀樹
  • 内容:
    施設認定の説明
     ・ブレインラボ社
     ・認定機関審査官(北海道大学大学院 石川教授)
    認定者挨拶
     広島県医師会,広島がん高精度放射線治療センター,広島県
    祝辞
     広島がん高精度放射線治療センター顧問 リツコ・コマキ氏

認定式では,認定機関を設立したブレインラボ本社のトーマス・クラフト副社長から,認定証プレートを,認定の審査官である北海道大学大学院の石川教授から,認定証の盾を授与されました。

ブレインラボ本社 トーマス・クラフト副社長より認定証プレート授与

北海道大学大学院 石川教授より認定証盾を授与

記念撮影

広島がん高精度放射線治療センター顧問であるテキサス大学MDアンダーソンがんセンター放射線腫瘍学リツココマキ教授からは,次のとおり祝辞を頂きました。

祝辞(日本語版)
リツコ・コマキ氏からの祝辞

認定式には,多くの報道陣の方に取材に来ていただきました。
認定式の様子

 

 

2016年11月15日 広島がん高精度放射線治療センターが東アジアで初めて世界水準を満たした放射線治療施設として認定されました。

1 趣旨

 平成28年11月15日に広島がん高精度放射線治療センターが東アジアで初めて,世界水準の高精度放射線治療(定位照射)を行う施設として,独ブレインラボ社設立の認定機関「ノバリスサークルエキスパートグループ」から認定されました。

2 認定基準

  • 十分な訓練を積んだ専任の放射線腫瘍医や医学物理士等の配置
  • 通常の放射線治療を上回る技術水準で,適切な臨床プロコトルに従った治療の実施
  • 効果的で安全な照射を行うために必要な治療装置や品質管理装置等の整備
  • 品質管理プログラムに基づき,治療手順や症例を定期的に確認する等,治療品質の継続的向上 等

3 認定施設の状況

 平成25年9月に米国の施設が初めて認定。平成28年10月現在,世界で8か国17施設が認定を受けており,HIPRACは東アジアでは初の認定となります。

4 認定までの流れ

日付 内容
H28.7.8 審査官(北海道大学教授)による事前調査
H28.10.11 審査官(ペンシルバニア大教授,北海道大学教授)による訪問調査
H28.11.15 認定審査が終了

HIPRACの高精度放射線治療装置(True Beam STX。今回の認定で対象となった定位放射線治療を実施。)
表面:治療機器(TrueBeamSTX)

 

Adobe Reader

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)

おすすめコンテンツ

この記事をシェアする