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室内空気中の主な化学物質の性質など

印刷用ページを表示する掲載日2011年12月1日

 室内濃度指針値が設定されている化学物質についての一般的性質,健康影響及び推定される発生源は次のとおりです。

 

化学物質名

一般的性質

健康影響(注)

推定される発生源

ホルムアルデヒド無色で刺激臭を有し,常温ではガス体目,鼻,のどなどの粘膜を刺激し,不快感を与える。高濃度では死亡する。
  • 建材(合板,パーティクルボード,内装材など)に使用される接着剤
  • これらを使用した家具類(木製家具,壁紙,カーペットなど)
  • 喫煙や石油・ガスを用いた暖房器具の使用によっても発生する可能性がある。
トルエン
キシレン
無色でベンゼン様の芳香を有し,常温では可燃性の液体目や気道を刺激し,精神錯乱,疲労,吐き気など中枢神経系に影響を与える。
  • 内装材などの施工用接着剤,塗料など
  • これらを使用した家具類
パラジクロロベンゼン通常,無色又は白色の結晶で特有の刺激臭を有し,常温で昇華目や鼻に痛みを感じる。肝臓及び腎臓の機能低下及び損傷を生じることがある。
  • 衣類の防虫剤やトイレの芳香剤など
エチルベンゼン無色で特有の芳香を有し,常温では可燃性の液体のどや目を刺激し,高濃度ではめまいや意識低下などの中枢神経系に影響を与える。
  • 合板や内装材などの接着剤,塗料など
  • これらを使用した家具類
スチレン
(モノマー)
無色又は黄色を帯びた特徴的な臭気を有し,常温では油状の液体目,鼻,のどを刺激する。高濃度では肺や中枢神経系に影響を与える。

 ポリスチレン樹脂,合成ゴム,不飽和ポリエステル樹脂,ABS樹脂,イオン交換樹脂,合成樹脂塗料などを使用している以下のものに,未反応のモノマーが残留していた場合,発生する可能性がある。

  • 断熱材,浴室ユニット,畳心材など
  • 家具,包装材など
クロルピリホス純品は無色の結晶アセチルコリンエステラーゼを阻害する。
  • 防蟻剤
フタル酸ジ-n-ブチル無色~微黄色の特徴的な臭気を有し,常温では粘ちょう性の液体高濃度で目,皮膚,気道に刺激を与えることがある。
  • 塗料,顔料
  • 接着剤
テトラデカン石油臭を有し,常温では基本的に無色透明な液体皮膚に直接触れた場合,皮膚の乾燥などが生じる。
  • 灯油
  • 塗料などの溶剤
フタル酸ジ-2-エチルヘキシル無色~淡色で特徴的な臭気を有し,常温では粘ちょう性の液体高濃度で目,皮膚,気道に刺激を与える。反復又は長期の接触により皮膚炎を起こす。
  • 可塑剤(壁紙,床材,各種フィルム,電線被覆などに汎用されている。)
ダイアジノン純品では弱いエステル臭を有し,常温では無色のやや粘ちょう性の液体アセチルコリンエステラーゼを阻害する。
  • 殺虫剤の有効成分
アセトアルデヒド純品は無色の液体で刺激臭を有し,薄い溶液では果実様の芳香がある。目,鼻,のどに刺激を与える。長期の直接接触により皮膚炎を起こす。
  • ホルムアルデヒド同様一部の接着剤や防腐剤に使用されている。
  • 人そのものも発生源になり得るほか,喫煙によっても発生する。
フェノブカルブ純品は無色の結晶でわずかな芳香臭がある。アセチルコリンエステラーゼを阻害する。
  • 防蟻剤
  • その他水稲,野菜などの害虫駆除に使用される。

(注)健康影響については,これまでに判明した事例を参考として記したものであり,すべての健康影響を掲げたものではありません。

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