このページの本文へ
ページの先頭です。
  • トップページ
  • 広島がん・生殖医療ネットワーク(HOFNET)

広島がん・生殖医療ネットワーク(HOFNET)

印刷用ページを表示する掲載日2023年4月10日

 【目次】

広島がん・生殖医療ネットワーク(HOFNET)について

 広島がん・生殖医療ネットワーク(Hiroshima Onco-Fertility Network,HOFNET ホフネット)は,若年がん患者さんに妊孕性(にんようせい)温存療法等に関する支援を行うために設立された,がん治療施設と生殖医療施設の連携組織です。

 このページでは,妊孕性温存療法や,妊孕性温存療法により凍結保存した卵子や精子等を用いて行う生殖補助医療(温存後生殖補助医療)について,患者さんが治療や支援を円滑に受けられるよう,情報を提供します。

妊孕性(にんようせい)とは

 妊孕性(にんようせい)とは,「妊娠するための力」のことであり,女性にも男性にも関わることです。

 がんの治療では,妊娠に関わる臓器にがんができた場合だけでなく,一見妊娠と関係のないような臓器にがんができた場合でも,抗がん剤や放射線治療による影響で妊孕性が低下したり,失われたりすることがあります。そのような場合に,妊孕性温存療法により卵子や精子等を凍結保存することで,将来子どもを持つ可能性を残すことができます。

 がん治療が最優先ですので希望どおりにならないこともありますが,まずは主治医や医療スタッフにがん治療による妊孕性への影響や今後のがん治療の見通しを確認し,大切な選択肢として,治療後に子どもを持つことについても考えてみてください。

 

※妊孕性温存療法に関する相談は,各がん診療連携拠点病院内のがん相談支援センターでも受け付けています。

 がん相談支援センターは,がんに関することなら,誰でも何度でも無料で相談できる相談窓口です。(その病院にかかっていない方でも相談可能です。電話相談も可。)

 がん相談支援センター 一覧(広島がんネット)

妊孕性温存療法(凍結保存)について

 妊孕性温存療法は,がん治療により妊孕性が失われる可能性が高い場合に,卵子や精子等を採取し,凍結保存しておく治療です。

 女性の場合は胚(受精卵)凍結,未受精卵子凍結,卵巣組織凍結,男性の場合は精子凍結という方法があります。

 妊孕性温存を希望する場合,まずはがん治療が最優先ですので,がん治療の主治医に相談し,妊孕性温存療法の実施が可能な場合は,治療を実施している生殖医療施設を紹介してもらってください。(「施設情報」をご参照ください。)

 がん治療による妊孕性への影響や妊孕性温存療法の種類などの詳細は,こちらのページをご参照ください。

温存後生殖補助医療について

 温存後生殖補助医療は,がん治療の後,自然妊娠が難しい場合に,事前に妊孕性温存療法により凍結保存していた卵子や精子等を用いて,妊娠するために行う治療です。凍結保存していた卵子や精子等を解凍し,体外受精や胚移植などを行います。

 妊娠・出産が可能であると医師が認めた場合のみ実施可能ですので,がん治療の主治医に相談してください。

 がん治療後の妊娠についての注意点等は,こちらのページをご参照ください。

治療費・凍結更新料について

各治療1回あたりの治療費の目安

妊孕性温存療法

  • 胚(受精卵)凍結に係る治療 30~90万円
  • 未受精卵子凍結に係る治療 20~45万円
  • 卵巣組織凍結に係る治療 50~70万円
  • 精子凍結に係る治療 2~6万円
  • 精巣内精子採取術による精子凍結に係る治療 50~70万円

温存後生殖補助医療

  • 妊孕性温存療法で凍結した胚(受精卵)を用いた生殖補助医療 15~25万円
  • 妊孕性温存療法で凍結した未受精卵子を用いた生殖補助医療 30~70万円
  • 妊孕性温存療法で凍結した卵巣組織再移植後の生殖補助医療 50~70万円
  • 妊孕性温存療法で凍結した精子を用いた生殖補助医療 30~90万円

※実際に必要となる治療費は,患者さんの状態や医療機関によって異なりますので,詳しくは各生殖医療機関にお問い合わせください。

凍結更新料の目安

 凍結保存の維持には,毎年,更新料がかかります。

 金額の目安:約1~5万円(年額)

※金額は施設によって異なりますので,詳しくは各生殖医療機関にお問い合わせください。

※更新料は治療費助成の対象外です。

治療費助成について(広島県小児・AYA世代のがん患者等の妊孕性温存療法研究促進事業)

 広島県では,将来子どもを産み育てることを望む小児・AYA世代(43歳未満)の患者さんが希望をもって治療に取り組めるよう,国の事業に準じた「広島県小児・AYA世代のがん患者等の妊孕性温存療法研究促進事業」により,妊孕性温存療法及び温存後生殖補助医療に要する費用の一部を助成し,経済的負担の軽減を図るとともに,臨床データ等に基づく有効性・安全性の高い妊孕性温存療法及び温存後生殖補助医療の普及等に取り組んでいます。

 対象治療や対象者,助成上限額,申請書類などの詳細はこちらのページに掲載していますので,ご参照ください。

 広島県小児・AYA世代のがん患者等の妊孕性温存療法研究促進事業(広島がんネット)

(参考)治療1回あたりの助成上限額

妊孕性温存療法

  • 胚(受精卵)凍結に係る治療 35万円
  • 未受精卵子凍結に係る治療 20万円
  • 卵巣組織凍結に係る治療 40万円
  • 精子凍結に係る治療 2万5千円
  • 精巣内精子採取術による精子凍結に係る治療 35万円

温存後生殖補助医療

  • 妊孕性温存療法で凍結した胚(受精卵)を用いた生殖補助医療 10万円
  • 妊孕性温存療法で凍結した未受精卵子を用いた生殖補助医療 25万円 ※1
  • 妊孕性温存療法で凍結した卵巣組織再移植後の生殖補助医療 30万円 ※1~4
  • 妊孕性温存療法で凍結した精子を用いた生殖補助医療 30万円 ※1~4

※1 以前に凍結した胚を解凍して胚移植を実施する場合は10万円
※2 人工授精を実施する場合は1万円
※3 採卵したが卵が得られない,又は状態の良い卵が得られないため中止した場合は10万円
※4 卵胞が発達しない,又は排卵終了のため中止した場合及び排卵準備中,体調不良等により治療中止した場合は対象外

 

(お問合せ先)

 広島県健康福祉局健康づくり推進課がん医療・共生グループ

 電話番号 082-513-3093

おすすめコンテンツ