第４期「ひろしま『ひと・夢』未来塾」の入塾式・第１回講座（平成３０年７月１６日）を開催しました

「ひろしま『ひと・夢』未来塾」の入塾式と第１回講座を開催しました。
会場となったのは， 新たなビジネスや地域づくりなどにチャレンジする多様な人が集まるイノベーション創出拠点
“イノベーション・ハブ・ひろしまCamps”（広島市中区紙屋町1-4-3 エフケイビル1F）です。
入塾生のほか，塾生を伴走して支援するメンターなどが集まりました。

入塾式

開会に当たり，塾長である湯崎知事から塾生に対して動画でメッセージが届けられました。
知事からは，「高い志と最高の環境が出会うこの場で大いに学び，刺激を受け，
自身の夢や目標に向かって思う存分チャレンジしてください。」と激励の言葉が寄せられました。

オリエンテーション

はじめの一歩コースのメイン講師尾野寛明さん（有限会社エコカレッジ代表取締役），
ステップアップコースのメイン講師平尾順平さん（ひろしまジン大学代表理事）から，
自己紹介を兼ねて，これまでの取組やこの講座で学んでほしいことについて
説明していただきました。

講師紹介（はじめの一歩コース）

尾野さんは，東京から単身，島根県川本町の書店跡地へ拠点を移転し，
都市部と比較して1/10という安価な賃借料を過疎地域の強みとして古書店を経営されています。
現在は家族の住む東京と全国各地を行き来しながら活動されています。
近年は古書店の業務と相性が良いことからはじめた，障がい者の就労支援業務に重点を移しているそうです。
その業務の中で過疎地の現状に触れ，地域づくりの担い手育成の必要性を感じ，人材養成研修も企画運営されています。

講師紹介（ステップアップコース）

平尾さんは，「街をまるごとキャンパスに」をコンセプトにひろしまジン大学を立ち上げ，
県内各地で，広島に関わる人が先生にも生徒にもなる学びの場を企画・運営されています。
講座の中では略歴をご紹介いただき，県外から広島を見つめ直した若い時期のことや
失敗をおそれないことの大切さなどをお話しいただきました。
今年度のステップアップコースでは第２回，４回，５回の各回において異なるゲスト講師をお招きし
それぞれのテーマに沿って，受講生が抱えている課題の解決を目指します。
第２回は，「コミュニティの広げ方・深め方」について植原正太郎さん（ｇｒｅｅｎｚ），
第４回は，「上手な地域との関わり方」について佐々倉玲於さん（いなかパイプ），
第５回は，「魅力の届け方，伝え方」について加藤優子さん（株式会社オマツリジャパン）
をお迎えする予定です。

メンター紹介

今年度も第１～３期卒塾生がメンターとして受講生を支援します。
本日参加のメンターについて受講生へ紹介がありました。

＜メンター＞

・狩野　望　 さん
・加治　実穂　さん
・山田　良和　さん
・別木　伸行　さん
・鈴木　英士　さん

ワーク

オリエンテーションの後，はじめの一歩コースとステップアップコースの塾生はそれぞれのコースに分かれてワークに取り組みました。

はじめの一歩コース：テーマ「自分を知る」

はじめの一歩コースは（１）と（２）の２コースありますが，
初回ということで２コースの塾生が一緒になってワークを行いました。
初回のテーマは「自分を知る」。
塾生みんなが一つの輪になって，まずは一人ひとりが自己紹介をしました。
次に，自分が取り組んでみたいこと，興味があること，放っておけないこと等を説明し，
説明を聞いた他の塾生は感想やアイデアを書いたコメントシートを説明者に手渡しで伝えました。
自分を知り，そして他塾生のことも知ってもらいました。
緊張した雰囲気の中で始まったワークでしたが，
終わるころには塾生同士で連絡先を交換するなど新たなつながりがすでに生まれていました。
皆さんそれぞれのはじめの一歩目を踏み出しました。

ステップアップコース：テーマ「現状・課題を共有する」

ステップアップコースでは，まず自己紹介，活動紹介を行い，
「現状・課題を共有する」というテーマのもと，
各自が考えるあるべき姿や直面している課題などを発表しました。
その後，発表した内容について，質問や意見交換が行われました。
ステップアップコースでは，受講生は，既に地域づくりに関わる活動を実践しており，
多くの受講生が，活動を続けるための収益を生む方法や，地域との関わり方などについて
課題意識を持っているようでした。

その他

講座概要については，次のパンフレットをご覧ください。　
平成３０年度「ひろしま『ひと・夢』未来塾」パンフレット (PDFファイル)(4.55MB)