「災害に強い広島県」の実現を目指し,県民の皆様や自主防災組織などの地域で活動されている皆様が,災害から命を守るために適切に行動することができるよう県民,自主防災組織など,事業者,行政などが一体となって,災害時の被害をできる限り軽減する減災に取り組む運動を推進しています。
県内の各地区において,身の周りの災害危険箇所,災害発生の危険性を察知する方法,災害から命を守るための適切な行動について学ぶ防災教室や,避難訓練やまちあるき,消火訓練などを通じて,災害時に役立つ実践的な行動力を習得する防災訓練を実施しています。
平成27年4月からスタートした広島県「みんなで減災」県民総ぐるみ運動を加速的に推進していくため,報道機関の気象予報士,キャスターなど8名の方に「『みんなで減災』推進大使」に就任していただいています。推進大使の皆さんには,出演番組において,気象情報・防災情報を分かり易く説明するほか,講演会や,親子防災教室において,気象情報の意味やとるべき行動などの啓発を行っていただいています。
令和元年5月にイオンモール広島祇園で開催された「Asaminami Bosai Fes2019」には,3万7千人を超える来場者が訪れ,このイベントにおいて,「みんなで減災」推進大使が,屋外ステージでのトークショー,警戒レベル運用開始の周知を行い,またブースでは,避難マップ作成ワークショップ,広島県防災情報メール通知サービスの登録支援,がけ崩れ模型による実験などを行いました。
ふだん,防災情報に触れる機会の少ない県民の皆さまに防災・減災について考えていただく良い機会になったことと思います。
令和元年10月に広島空港とその周辺で開催された「ひろしま空の日 2019 ふれあい秋まつり」には,3万5千人を超える来場者が訪れ,このイベントにおいて,「みんなで減災」推進大使によるステージでの防災ジェスチャーゲームや広島県防災情報メールの周知,また空港に隣接する広島県防災航空センターでの「みんなで減災」推進大使による防災教室や,広島県防災ヘリ,備蓄倉庫などの見学を行いました。
このように「みんなで減災」推進大使の皆さんに御活躍いただいたことにより,ふだん,防災情報に触れる機会の少ない県民の皆さまに防災・減災について考えていただく良い機会になりました。