リスキリング推進に効果的な評価・処遇制度の導入を支援し、広島県内の企業等の皆様のリスキリングを後押しするため、評価・処遇制度の基本をわかりやすく解説する「リスキリング推進に向けた評価・処遇制度の整備基本セミナー」と、評価・処遇制度導入の検討ステップをその場で実践する「リスキリング推進に向けた評価・処遇制度研修」を令和6年度に実施しました。
これらのイベントの内容を教材として分かりやすくまとめ、評価・処遇制度の基礎的な知識とリスキリング推進に向けた見直しの方法を解説する「リスキリング推進に向けた評価・処遇制度の構築ガイドライン」として公開しています。
デジタル技術の進展や環境問題の深刻化など、急激な速度で社会環境が変化する中で、特に企業活動におけるデジタル・トランスフォーメーション(DX)等への対応の必要性の拡大に伴い、労働生産性の向上に向けて、業務効率化や付加価値向上のためのリスキリングの重要性がますます高まってきています。
こうした県内企業を取り巻く環境の急激な変化に対応し、経営戦略の実行に必要な人材戦略等に基づき、従業員が必要な知識やスキルを習得し、業務に活用していくリスキリングの実践を促進するため、県内企業を対象に、基礎知識・ノウハウの習得を目的とした、リスキリング推進のための評価・処遇制度導入支援イベントを実施します。
広島県では、リスキリングを「外部環境の変化(DX等)による新たな業務需要の拡大と減少に対応して、企業等の経営戦略や人材戦略のもと、企業の主導によって、従業員が今後の新たな業務などで必要となる知識やスキルを習得し、活用(業務を創造・高度化)すること」と定義しています。
株式会社日本能率協会コンサルティング
組織・コンサルティング用本部 HCM推進センター
シニア・コンサルタント
栗山 裕司 氏
全日本能率連盟認定マスター・マネジメント・コンサルタント
大学院修了後、1989年に株式会社日本能率協会コンサルティングへ入社。
人事制度の基本構想立案、人事制度改革(等級、給与・賞与、人事評価等)と制度の導入・定着化施策の実施、および評価者・被評価者を対象とした各種研修(評価、目標管理、マネジメント等)を、業種・規模問わず支援している。
また、人事制度を入口にした実践的な職場の問題解決に取り組んでいる。