今号の推しチーム

サンフレッチェ広島レジーナ

創立

2021年

選手数

27名(2023年3月)

2021年に日本で初めてとなる女子プロサッカーリーグ『WEリーグ』が誕生し、同年にサンフレッチェ広島の女子チームとして『サンフレッチェ広島レジーナ』は設立されました。チーム名の「レジーナ」は、イタリア語で“女王”の意味。WEリーグの女王に輝くことを目指してゼロからチームづくりを行ってきた昨シーズンを経て、チームは現在2シーズン目のリーグ戦を戦っています。

チームには、日本代表や海外チームへの所属など経験豊かなキャプテンの近賀ゆかり選手をはじめ、広島県出身の左山桃子選手や齋原みず稀選手など、27名の選手が所属しています。今シーズンのチームスローガン“共鳴”を掲げて、中村伸監督のもと基本的なチームコンセプトや戦術を共有し、理解を深めながら、選手一人ひとりがピッチで躍動中です。

昨年10月から始まったリーグ戦も、約2か月にわたる冬季中断期間を終えていよいよ終盤戦に突入しました。試合は6月前半まで行われますが、上位浮上を目指すうえではどの試合も負けられない戦いとなります。今回は、チームから広島県出身の齋原みず稀選手を紹介します。

イチオシ選手INTERVIEW

意思疎通を大事にしながらプレー

サンフレッチェがWEリーグに参入すると聞いたとき、実はまだ自分事として捉えるまでは至っていませんでした。ですが正式にオファーをいただいて改めて、日本女子サッカーのトップリーグであるWEリーグに挑戦できる権利があるんだと実感が湧いて、プレーできる喜びを感じました。広島でサッカーをしたい気持ちももちろんあったので、レジーナへの移籍加入を決めました。

昨シーズンは、個人としては得点を獲れたことが大きな収穫だったと感じています。ただ試合への出場時間がそこまで多くはなかったので、今シーズンは少しでも多く試合に絡むことを意識して練習に取り組んでいます。実際にここまで徐々に出場機会も増えてきているので、その時間の中でどれだけチームに好影響をもたらせるかを考えながら、プレーの質も今以上に高めていきたいです。

2シーズン目の今季は、チームづくりの面では自分はもちろん多くの選手がプレーについて昨シーズン以上に話し合って共有して、しっかりと意思疎通しながらプレーできるようになっています。リーグ終盤戦も一つひとつ勝利を積み上げていくことで、チームの目標である3位以上を実現したいですし、個人的にも得点や流れを変えられる選手になれるようプレーしていきたいです。

地域に根差した女子サッカーチームに

地元・広島でプレーする喜びとともに、「女子サッカーを見てもらえるきっかけもつくりたい」と話す齋原選手。チームではWE ACTION DAY等を通じて子どもたちにサッカーの魅力を伝えたり、地域の清掃活動に参加するなど、広島に根差すチームとしても年々成長しています。試合会場で、そしてさまざまな活動の場で、レジーナの魅力に触れてみてください。

広島横断型スポーツ応援プロジェクトTeam WISH