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輝いて暮らすあの人に会いたい!
オリーブ生産加工販売 江田島
瀬戸内いとなみ舎 代表
峰尾 亮平さん
「オリーブの栽培や加工を通して人との良い縁や良い循環をつくる」
オリーブ生産加工販売 峰尾 亮平さん

海を見下ろす高台に位置するオリーブ畑「この景色が気に入って、ここに畑を持ちました」と話すのは、オリーブの栽培・加工・販売を行う峰尾亮平さんです。
「以前は神奈川県で会社員をしていましたが、東日本大震災をきっかけに農業がしたいと思うようになりました。江田島市がオリーブの栽培技術指導員を募集していたので応募し、地域おこし協力隊として江田島へ移住しました」
当時はまだ、市がオリーブ栽培を始めて間もない頃。「協力隊の任期である3年の間に、自分でオリーブを育て、地域の方が育てた実を収穫し、それを購入して加工・製品化してきました。その期間に島のことがより好きになったし、オリーブの栽培や加工という自分の役割を与えてもらったと感じていたので、任期後もこうして江田島で楽しく頑張っています」

雨が少なく、オリーブが育つのに良い環境だという江田島。「オリーブオイルをつくるには、健康な木を育てて健康な実を収穫するのが一番。収穫後は酸化するので、必ず数時間以内に搾っています」と峰尾さん。
多くの人手が必要になるため、「地域の人と一緒に収穫したり、島外からボランティアや収穫体験に来てもらったりしています。自然の中で栽培者さんと話しながら収穫してもらうと、オリーブや江田島のことをより知っていただきファンになってもらうきっかけになりますよね。
品質の良いオイルづくりをずっと目指してきましたが、皆さんに協力してもらいながら自社でつくったオリーブオイルが今年コンテストで賞をいただいたことで、僕も自信を持つことができました」

江田島に移住して7年。今、江田島=オリーブというイメージが認知されているのは、峰尾さんをはじめ多くの人の活動の積み重ねがあったからこそ。
「江田島は人口が2万人くらいなので、若い世代の人が一人いるだけでとても大きな力になります。僕は未経験でしたが、島の人が応援してくれて今農業ができています。
江田島は人と人との距離が近く、夢を叶えやすい土壌があります。そうした人との良い縁や良い循環を、これからもオリーブを通してつくっていきたいです」。
中山間地域を支える取り組み

オリーブの収穫体験や島の飲食店と連携したスタンプラリーなど、楽しい企画を実施されています。島外の方も大歓迎とのこと。峰尾さんに会いに行ってみてください!
「ひろしま里山・チーム500(ごーまるまる)」とは?
中山間地域に関わりをもちながら様々な活動を行っている人たちがつながり、地域づくり活動の輪を広げていくためのコミュニティ(チーム)。峰尾さんもメンバーの一人として活躍中です。彼らとともに地域づくりを盛り上げてくれる仲間を募集中!
「ひろしま里山・チーム500」
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