


世界的な核軍縮への機運が高まる一方で、核兵器廃絶への見通しは依然として立たないばかりか、新たな核兵器保有国の存在など核兵器を巡る情勢は複雑化しています。このような世界情勢の中で「核兵器廃絶」と「復興・平和構築」を包括的に考え、新たな発想のもと世界平和の実現に向けた取組が必要なのです。

平和のための人材育成を目的とした国連機関・ユニタール広島事務所の隈元所長は、「原子爆弾による破壊から美しい街へと復興を成し遂げた広島は、今まさに紛争に苦しむ国や地域の人々にとって、大きな未来への希望となるからです。」と述べられています。このように、広島は「核兵器廃絶への信念」と「復興への確信と未来への希望」を、共有することのできる地だからです。

国際平和拠点として広島が果たすべき役割には、核軍縮・不拡散のプロセス進展への働きかけや復興・平和構築のための人材育成・研究集積等があります。県では、4月にNPT運用検討会議準備委員会へ参加し、「ひろしまレポート」の発信等を通じ核兵器廃絶を世界に訴えました。また、原子爆弾による破壊からの復興プロセスを調査・研究し紛争終結国等の人材育成への活用にも取り組んでいます。
NPT:核兵器不拡散条約 ひろしまレポート:世界31カ国の核軍縮の動向等をまとめたレポート


【お問い合わせ】平和推進プロジェクト・チーム TEL.082(513)2368
詳しくは国際平和拠点ひろしま構想のページへ

高齢者の方に安心して自宅で生活をしていただくためには、かかりつけ医、訪問看護師、ケアマネジャー、介護サービス事業所などによる、医療と介護の連携が欠かせません。
このため、県では、これまでに、在宅医療に取り組む医師を271人育成したほか、医療と介護に携わる関係者同士が連携する体制づくりを進め、全ての市町でその取組が始まりました。
また、医療・介護だけでなく、予防・住まい・生活支援などのサービスを切れ目なく提供する「地域包括ケア体制の構築」が必要です。専門職だけでなく、地域住民が主体となった支えあいが大切です。皆様のご協力をお願いします。

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