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arrow_drop_down福山から、世界につながる仕事
福山市を拠点に、半導体用ウェーハを搬送するロボットの設計・製造を一貫して手掛ける「株式会社ジェーイーエル」を、学生リポーターの森山綾香(もりやまあやか)さんが訪問。
設計部でロボットの設計を手掛ける髙延颯(こうのべはやと)さんに、福山を拠点に世界の半導体産業を支える仕事の魅力などを聞きました。
半導体を支えるロボットの仕事
森山半導体の製造に使われるロボットを作られているということですが、どんな仕事をされているんですか。
髙延ロボットの設計から製造まで、一貫して行っています。半導体の製造では、半導体を作るための薄い円盤状の基板「ウェーハ」を、壊さず、正確に、ゴミを出さずに止まることなく運ぶ必要があります。加工が進むと1枚数百万円になることもあり、お客様の装置レイアウトに合わせて、省スペース化や細かな動作の要求にも応えながら設計しています。
森山1枚数百万円!?それだけ慎重さが求められるってことですか。
髙延そうです。半導体が小さくなればなるほど、より高い精度や正確性が求められます。
世界へ広がる、福山の技術
森山福山で作ったロボットが、海外でも使われているんですか。
髙延日本の半導体市場は海外に比べるとまだ小さいため、お客様は必然的に海外が多くなっています。半導体メーカーがあり、その製造装置をつくるメーカーがあり、そこに私たちの製品が納められるという流れです。海外でロボットが止まったと連絡を受けて、現地へ修理に行くこともあります。
森山福山にいながら世界とつながっている感じですね。
髙延地域で仕事をしていても、最終的には世界的な企業とつながっているというのは、この仕事の面白さの1つだと思います。福山には、自分たちの技術で事業を切り開いてきた企業がたくさんあります。お客様の要望に素早く応えながら技術を磨いてきた、そうした福山の気質が、ものづくりや半導体産業の発展につながってきたのだと思います。
未経験から広がる仕事の可能性
森山半導体やロボットと聞くと、理系の人や専門的な知識がある人が多そうなイメージがあります。未経験からでもできるんですか。
髙延ベースの知識があるにこしたことはありませんが、興味を持っているかどうかが大切だと思います。工程間をつないだり、調整したりする仕事は、むしろ文系の人のほうが向いていることもあります。中途入社の人が多く、半導体業界にいた人間のほうが少ないです。私自身も未経験でした。新しい案件が出てきたときに、まずは「やってみよう」という気持ちがあれば、仕事の幅を広げていけると思います。
活気があり、相談しやすい環境
森山ロボットの設計って、1人で黙々とする仕事なんですか。
髙延1つのロボットを設計する場合、基本的には1人がメインで担当しますが、周りと相談しながら進めるので、1人でやっているという感覚はあまりありません。設計室でも、気になることがあれば各自が「あーでもない、こうでもない」と話し込むことも多く、にぎやかで活気があります。
森山社内の雰囲気が明るいですね。働きやすさについても教えてください。
髙延若手はもちろん、職人気質のベテランまで、誰にでも相談しやすい風通しの良い環境だと思います。雰囲気はソフトですが、仕事では求められる品質やスペックが厳しく、急な案件で残業になることもあります。仕事とプライベートのバランスを取りながら、メリハリをつけて働いています。
森山子育てしながら働いている方も多いですか。
髙延多いですよ。私自身、子供が3人いますが、急に体調を崩した時も、周りの協力で休むことができるので助かっています。女性社員やパートさんからも、休みやすく働きやすいという声を聞きます。子育て世帯向けの福利厚生も手厚いですし、家族参加のイベントもあります。
「まずはやってみよう」から始まる挑戦
「福山から世界の半導体産業を支えている―。すごいなと率直に思いました。専門的な仕事というイメージがありましたが、最初は知識がなくても、興味や挑戦する気持ちがあれば、仕事の幅を広げられることも印象的でした。『自分にはできない』とつい思ってしまいがちですが、まずは『やってみよう』という気持ちを持ち続けたいと思います。」