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転職経験者インタビュー 女性警察官

印刷用ページを表示する掲載日2019年4月17日

無線で応答する女性警察官

警察署 地域課 交番 巡査

 
―警察官に転職した経緯

一言で言うと,「風が吹いた」という感じです。

30歳を前に自分の人生について考えたとき,定年まで残り30年,銀行で働く未来が見えませんでした。
ちょうどその時,熊本地震が発生し,命がけで救助活動にあたる機動隊員の姿がテレビで放送されていて「これだ!」と直感的に感じました。

私はこの頃,もっと直接的に人の役に立つ仕事をしたいという気持ちを持っていました。
銀行ももちろん,人や社会の役に立つ仕事ではありますが,それは生活再建の為の融資など2番手の仕事です。
熊本地震をきっかけに,命を守る最前線で活躍する警察官への憧れを強く抱くようになったそんな時に,広島県警察の採用年齢が上がったことを知り,これは警察官を目指せと言うことだと思い,転職することにしました。


パトカーの中で機械を操作する女性警察官

―警察官になったとき,またなってから年齢が不利になること

年齢が不利になることはありませんでしたが,年齢で焦りを感じることはありました。

前職では,やっと中堅と呼ばれるポジションで仕事が出来るようになり,後輩指導や自分の判断で仕事をしていたのですが,転職後はいわゆる新社会人と同じ状況なので,この年齢で学校を卒業したばかりの新任社会人と同じレベルで仕事をしていて良いのかと不安になりました。

警察学校入校中は,目の前の課題に必死だったので,その不安を感じることも少なかったのですが,署に配属されてから,同年代がバリバリ働く姿や年下の先輩方の仕事ぶりを見て,焦りは大きくなりました。

しかし,この焦りや不安は,これからの自分の努力でなんとかなると考えています。
警察官でいられる年数は同期より短いので,一つずつの案件を大切にし,早期に即戦力として働けるようになりたいと思っています。

後ろを振り向く女性警察官
―前職の経験が役に立ったこと

前職と言うより,社会人経験が役に立つことは,県民の方とのコミュニケーションに困らないことです。
私は元々,人と話すのが得意ではないのですが,前職で営業をしていたこともあり,多くの人と関わってきました。そこで培われたコミュニケーション能力が,巡回連絡の際などに活かせていると思います。
しかし,職務質問や事件対応など,警察官としての「聞き出す力」はまだまだ不足しています。

また,警察官といっても社会人であることに変わりありませんので,社会人としての基礎が出来ていたことは,警察官としての業務に専念出来ること,多角的な物の見方が出来ることなどから,良かったと思っています。

 

―転職してよかったと実感すること

多くの刺激を受けながら仕事が出来ることです。前職では経験できないことが経験でき,毎日充実しています。
関わる人達も様々で,物の見方や考え方がより多角的になったと思います。


笑顔でカメラの方を向く女性警察官

経歴
平成22年4月 金融機関へ入社
平成29年3月 退社
平成29年4月 拝命
平成29年9月 現職

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