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平成23年度ひろしまの森づくり事業の取組実績について

印刷用ページを表示する掲載日2012年6月25日

 「ひろしまの森づくり県民税」を使って,森を守り育てる「ひろしまの森づくり事業」が県内各地で取り組まれました。平成23年度の取組みについて紹介します。

【市町の取組実績】
 県内の各市町で,地域住民の代表者等による協議会での議論を踏まえ,手入れ不足の人工林や里山林の整備など,地域の創意工夫による事業が行われました。

(実施内容の詳細については,ページ下部の【ダウンロード】から確認してください。)モーリー

人工林対策(補助金事業)

1 事業内容

事業名 環境貢献林整備事業

事業内容 間伐(伐採率30%以上)による人工林の健全化,強度間伐(伐採率40%以上)による針広混交林化,被害木の伐倒整理等

2 主な取組内容

環境貢献林整備事業【実績額 329,970千円】 17市町 1150ha

  • 主要道路沿いや集落周辺のスギ・ヒノキの人工林の間伐
  • 災害の危険性の高い渓流付近,河川やダム周辺でのスギ・ヒノキの人工林の間伐
  • 風雪被害木の伐倒整理

 太陽の光が差し込まず,森林の機能が低下した人工林で間伐を行い,元気な森林に再生中です。

神石高原町

神石高原町・整備前

(整備前)

矢印の画像

神石高原町・整備後

(整備後)

北広島町

施行前・北広島町

(整備前)

矢印の画像

施工後・北広島町

(整備後)

里山林対策(交付金事業)

 1 事業内容

事業名

事業内容

里山林整備事業

里山林や都市近郊林等を対象に,土砂災害防止,鳥獣被害防止,自然とのふれあい等を目的とした森林整備

里山保全活用支援事業

住民団体や企業等による里山の保全活動等への支援

森林・林業体験活動支援事業

森林や林業について学ぶ森林・林業体験活動への支援

間伐材利用対策事業

公共施設や学校施設への県産間伐材製品の設置の支援

環境緑化支援事業

身近な生活環境の緑化の推進

2 主な取組内容

(1)里山林整備事業【実績額 247,629千円】 23市町 370ha

  • 集落周辺で放置された里山林を整備し,集落・自治会が継続的に管理
  • 主要道路沿いにある松くい虫被害の激甚な区域の被害木の処理
  • 集落周辺で拡大する竹林の伐採・整備
  • 有害鳥獣被害地域において,里山林等の除伐等を行い,イノシシなどが出てこないようバッファゾーンを整備

拡大化の懸念のある竹林について,伐採などを行うことにより,周辺部の森林や農地の保全を図りました。

竹原市

竹原・整備前

(整備前)

矢印の画像

竹原・整備後

(整備後)

(2)里山保全活用支援事業【実績額 12,130千円】 11市町

  • 住民団体等の企画・取組みによる里山林(歩道等)の整備
広島市

広島市・登山道整備

(3)森林・林業体験活動支援事業【実績額 10,788千円】 16市町

  • 小学生等を対象に,森林・林業についての現地体験型の学習会等を実施

東広島・体験活動

三次市・体験活動

小学生を対象とした植樹活動の開催(東広島市)

  小学生児童と老人会共同の森づくり(三次市)

(4)間伐材利用対策事業【実績額 49,267千円】 14市町 

  • 公共施設に地域の間伐材を利用した木製ベンチ等を設置

呉市・木製ベンチの設置

    (呉市・JR呉駅構内)

(5)環境緑化支援事業【実績額 290千円】 2市町

  • 地域の人々が実施する植樹活動に対して支援

大崎上島・植樹

植樹活動を通じて,地域住民へ森づくり意識を啓発(大崎上島町)

(6)事業推進費等【実績額 9,896千円】 20市町

  • 透明性の確保を図るための市町協議会運営費等

特認事業(交付金事業)

1 事業内容

事業名 特認事業

事業内容  市町域を超えた広域交流による森林・林業体験活動を行う場合や,市町への当初交付額を超えて間伐材利用対策を行う場合など,特に必要と認められる事業

2 取組内容【実績額 14,900千円】 5市町

事業区分

市町名

取組内容

森林・林業体験活動支援事業

広島市

『森の市』や『森づくりシンポジウム』を開催し,森の恵みや森林の機能,地域の森づくり活動などを体感して学ぶ機会を増やすことにより,県民の森林・林業に対する理解と森づくり活動への参加を促した。

森林・林業体験活動支援事業

福山市

都市部の住民など,森林と触れ合う機会が少ない参加者が森づくり活動を体験し,森林に対する関心を高めた。

森林・林業体験活動支援事業

神石高原町

地域住民と観光施設が連携し,森林ウォーキング,植樹・木工体験などのイベントを開催したことで,地域住民と都市住民との交流を図り,ひろしまの森づくり事業と県民参加の森づくりを周知させた。

間伐材利用対策事業

安芸高田市

吉田サッカー公園へ間伐材観客席を設置することで,県民が間伐材に触れる機会が増え,森林への意識啓発を図った。

間伐材利用対策事業

安芸太田町

小学校に木製机と椅子を設置することで,県産間伐材の利用促進を図るとともに,木材の利用を通じて森林の持つ公益機能の発揮に寄与した。


 

森林ウォーキング・神石高原町

安芸太田・特認

地域住民と都市住民との交流活動・森林ウォーキング(神石高原町)

  学校用机の天板に地域の間伐材を利用(安芸太田町)

県民意識の醸成(広報活動)

1 事業内容

  • 県民の方々に対して森林・林業に関する意識啓発や事業 内容等の情報提供等
  • 県産材住宅の普及支援

2 取組内容

啓発・広報活動等【実績額 10,780千円】

  • 新聞広告,ホームページによる事業PR,テレビCM・商店街の街頭テレビによる事業PR
  • 森林ジュニアインストラクターの育成 など

事業PRCM

 

木製ラック

 インストラクター育成

テレビCMでのPR

コンビニエンスストアの木製広告ラック

森林ジュニアインストラクターの育成

 

県産材住宅の普及支援【実績額 137,000千円】

 福山・県産材住宅助成

県産材住宅の助成による県産材の普及促進(実績件数:346件)

ひろしまの森づくり基金の状況

 「ひろしまの森づくり県民税」は,ひろしまの森づくりのために使われます。使い道を明確にするために,税収相当額を「ひろしまの森づくり基金」に積み立て,毎年度所要額を取り崩して「ひろしまの森づくり事業」を実施しています。

H22年度末基金残高

基金積立額    

基金取崩額

H23年度末基金残高

21,459千円

  840,650千円

 822,650千円

39,459千円

関連情報

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