スイセン(毒草)による食中毒にご注意ください
印刷用ページを表示する掲載日2021年3月31日
「スイセン」は花、葉、球根など全ての箇所が有毒です。
葉がニラの葉と、球根がタマネギと似ており、間違えて食べることによる食中毒の発生が見られます。
そのため、農作物の近くでは「スイセン」を栽培しないように注意してください。
【広島県内での発生状況】
令和2年4月 自宅敷地内に自生したニラと間違えて喫食し、嘔吐・舌の痺れを発症
スイセン(ユリ目ヒガンバナ科の多年草)
- 園芸品として色や形の異なる多くの種類がある。
- 多年草で、冬から春にかけて白や黄の花を咲かせるものが多い。
![]() スイセンの花 |
![]() スイセンの芽 |
![]() スイセンの球根 |
(写真:厚生労働省ホームページより)
生えている場所
スイセンは野生化して広く分布しており、庭先でも多く見られる。
間違えやすい植物
ニラ
- 葉はニラと、球根はタマネギと間違えやすいが、臭いをかげばニラとの区別ができる(ニラは強烈な臭いがある)。
症状
30分以内の短い潜伏期間の後に、悪心、嘔吐、下痢、発汗、頭痛、昏睡などの症状
関連情報
- スイセンに関するリスクプロファイル(厚生労働省ホームページ)
- 有毒植物による食中毒に注意しましょう(厚生労働省ホームページ)
- 有毒植物による食中毒にご注意を!