カンピロバクター食中毒にご注意!
印刷用ページを表示する掲載日2016年6月6日
カンピロバクター食中毒は,全国的に季節を問わず多く発生しています。
広島県においても,平成27年の食中毒発生件数の60.9%がカンピロバクター食中毒でした。
カンピロバクターの特徴
ニワトリ,牛などの家畜,ペット,野生動物などが持っている細菌。
- 牛や鶏の肉,内臓や肉汁に付着していることもあります。
- 菌数が100個程度の少ない菌数でも発症します。
- 症状・・・下痢,腹痛,発熱など。食べてから発症するまで2~5日間。
国立感染症研究所感染症情報センターHPから引用
カンピロバクター食中毒予防のポイント
「つけない」「ふやさない」「やっつける」のうち,「つけない」と「やっつける」が大切です。
手や器具にカンピロバクターをつけない
- 生肉を触った後は,すぐに手を洗いましょう。
- 調理器具はキチンとよく洗い,熱湯や塩素系漂白剤で消毒しましょう。
- 調理器具は肉用とそれ以外の食品用に使い分けをしましょう。
やっつけるカンピロバクターは熱に弱い
- お肉は中まで十分に加熱してから食べましょう。
~生肉には菌が付いていることがあります。 - 「生食用」と表示されていないお肉は,十分な加熱が必要です。
お肉を取り扱うときの注意点
生のお肉を食べることは,カンピロバクターだけでなく,腸管出血性大腸菌0157やサルモネラ菌の食中毒の原因となることも報告されています。
- 焼肉などをするときは,生肉と焼けた肉を扱う箸やトングを別にして,焼けた肉に生肉の汁が付かないように気をつけましょう。
ご注意! 抵抗力が弱い方は,カンピロバクター食中毒が重症化することがあります。
子どもさんや高齢者など抵抗力の弱い方は,生のお肉(ユッケなど)や加熱の不十分なお肉(タタキなど)を食べないよう,食べさせないようにしましょう。
お肉は中心部まで,よく加熱して食べましょう!!
カンピロバクター食中毒予防については,ダウンロードファイルの啓発用チラシを活用してください。
関連情報
- 食中毒予防 お肉はよく焼いて食べよう(厚生労働省:「食中毒に関する情報」内)
- カンピロバクター食中毒予防(Q&A)(厚生労働省)
- 生食用食肉(牛肉)の新たな基準が施行されました
- 牛の肝臓(レバー)を生食用として食べることはできません
- 豚肉や豚の内臓(レバーなど)は,加熱して食べましょう
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