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警察を名乗る電話にご注意ください!-警察がLINEに誘導することはありません-

印刷用ページを表示する掲載日2025年5月7日

  

警察を名乗る電話にご注意ください! -警察がLINEに誘導することはありません-

 警察を名乗る不審な電話に関する相談が全国の消費生活センター等に多く寄せられています。
 
 相談事例では、警察署で使用されることが多い下4桁が「0110」の電話番号を表示することで消費者を信用させる手口や、電話からLINEのビデオ通話に誘導し警察手帳を見せて、それを信用した消費者に個人情報を聞いたり、捜査の一環として金銭を振り込ませたりする手口がみられます。
 
 中には、相手が自分の個人情報(氏名や住所等)を知っている場合もあり、消費者が相手を信用してしまう要因となっています。電話口で「逮捕」と言われたり、遠方(県外)の警察署に出頭するよう求められたりして、仕事や生活への影響を恐れて焦って対応してしまう可能性もあります。
 
 そもそも、警察がLINEのトークやビデオ通話で連絡を取ったり、金銭を個人名義の口座に振り込ませたりすることはありません。
 
 警察を名乗る電話があっても慌てず、いったん電話を切って、消費者ホットライン「188」又は警察相談専用電話「#9110」番に相談してください。

消費生活センターに寄せられた相談事例 

 自宅の固定電話に警察官を名乗る人物から電話があり、「あなたの銀行口座が資金洗浄に使われている。事情聴取したいが、遠方の警察署に来てもらう訳にもいかないので、無料メッセージアプリでつながってほしい」等と言われ、ビデオ通話に誘導された。途中で不審に思い電話を切った。金銭的被害はなかったが、個人情報やメールアドレス、クレジットカード番号などを伝えてしまった。
 
 このほか、以下のような不審な電話があったという相談も寄せられています。
  • 「あなたの保険証が他県で睡眠薬等の入手に不正利用されているので保険証を止めます。被害届を出してください。」
  • 「他県にある犯罪主犯者の自宅であなたのキャッシャカードが見つかったので、事情聴取したい。」
  • 「2時間後にあなたの電話が使えなくなる。被害の状況を調査するので、他県の警察署へ出頭してください。」

県消費生活センターからの助言 

  • 警察がLINEのトークやビデオ通話で連絡を取ることはありません。
  • 警察からと思われる電話であっても、所属や担当者名、電話番号、内線番号等を聞いた上でいったん電話を切り、警察署等の連絡先を自分で調べた上で相談してください。
  • 実在する警察署の電話番号を偽装表示させる手口もありますので注意してください。
  • 知らない番号からの電話は慎重に対応しましょう。また、非通知でかかってきた電話には出ないようにしましょう。
  • 相手が自分の個人情報を知っていたとしても驚かず、簡単に信用しないようにしましょう。自分からも個人情報を絶対に伝えないでください。

 不安を感じたり、不審に思ったりした場合は、すぐに消費生活相談窓口や警察に相談してください。

*消費生活相談窓口
消費者ホットライン(電話番号:188)または県やお住いの地域の消費生活相談窓口に相談してください。
 
*警察相談専用電話「#9110」
最寄りの警察の相談窓口につながる全国共通の電話番号です。

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よくある相談事例(FAQ)のご案内

 実際に消費生活相談窓口に寄せられた相談事例をもとにしたFAQを掲載しています。商品・サービスの契約トラブルでお困りの方は、こちらもご覧ください。

よくある相談事例(FAQ)(広島県消費者啓発情報サイトへ)​

 

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