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ハンセン病療養所施設見学バスツアーについて

印刷用ページを表示する掲載日2024年8月28日

令和6年8月7日 ハンセン病療養所施設見学バスツアーに行ってきました。

ハンセン病療養所施設見学バスツアーとは

ハンセン病療養所施設へ行き、実際に建物を見たり、学芸員の話を聞いたりすることで、ハンセン病への理解を深めるため、令和6年度から新たに取組を開始しました。

ハンセン病とは

 ハンセン病とは、「らい菌」に感染することで起こる病気です。
 現代においては感染することも発病することもほぼありませんが、感染し発病すると、手足などの末梢神経が麻ひし、汗が出なくなったり、痛い、熱い、冷たいといった感覚がなくなることがあり、皮ふにさまざまな病的な変化が起こったりします。また治療法がない時代は、体の一部が変形するといった後遺症が残ることがありました。
 かつては「らい病」と呼ばれていましたが、明治6年(1873年)に「らい菌」を発見したノルウェーの医師・ハンセン氏の名前をとって、現在は「ハンセン病」と呼ばれています。 

今回のバスツアーの内容

国立療養所邑久光明園 国立療養所長島愛生園

 邑久光明園と長島愛生園の全景写真

 住所:岡山県瀬戸内市邑久町虫明6253 住所:岡山県瀬戸内市邑久町虫明6539

《参加者》
参加人数 17名 (男性7名 女性10名)
 (年代別20~30歳代3名 40~50歳代11名 60歳以上1名 (不明2名))

《バスツアーの行程表》バスのツアーの行程表
 ※移動中の車内でハンセン病の啓発DVD鑑賞をしました。

 人間回復の橋「邑久長島大橋」見学
 (昭和63年5月9日に本州と長島を結ぶ橋として開通)

邑久光明園 学芸員の解説付
  ・ 資料館見学(30分)
  ・ 施設建物見学(30分)

長島愛生園 学芸員の解説付
  ・ 歴史館展示室見学(60分)
  ・ 施設見学(60分)

見学の様子

邑久光明園の見学の様子
長島愛生園の見学の様子

終了後のアンケートの結果

アンケート集計のグラフ 

《感想や意見など》 (一部抜粋)
・施設をつくるまえのことから、現在までを知ることができました。将来、差別や偏見のない世の中にできるよう正しい知識が必要と思いました。
・病名を知っている程度でしたが、参加させていただき、病気のこと、歴史、差別があったことを理解できました。他の人も伝えたいし、自身でもまた来たいと思います。
・見学の時間は全体としてはちょうどよいが、資料を各自でみて回る時間は少し短かった。
・単なる知識としてではなく、現場の雰囲気や様々な人生を感じながら学べたのがよかった。
・以前より気になっていた長島を訪れる機会があり、うれしかったです。こんなに充実した見学に参加でき、ありがとうございました。感染症というものは正しい情報が発信されることの大切さを感じました。
・今回、このような貴重な機会を作ってくださり、ありがとうございました。一人でも多くの方に参加していただきたい企画だと思いますので、ぜひ続けていってほしいです。
《県として振り返り、感想》
・集合時間が早く、解散時間が遅かったが、参加者の方々の協力もあり、スケジュール通りに進めることができ、トラブルなくバスツアーが実施できた。
・今回は暑い時期で、屋外での見学も多くあったことから、開催時期も考慮する必要がある。
・今年度から開始の事業であったが、参加者からの感想を踏まえると、おおむね成功したと考えられる。
・今回のバスツアーの経験や、参加者からの意見を踏まえて、来年度の改善につなげる。

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