望まない介護離職を防ぐために(家族介護)
家族(高齢者)が自力で生活できず、介護が必要になった時のために、あらかじめ家族と話し合っておくこと、どのような介護サービスが利用できるかなど準備しておくことが重要です。
ACP(人生会議)の実践
家族(高齢者)が、医療や介護が必要になった時に、どのような生活を望まれるか、あらかじめ話し合っておきましょう。
<例えば ●医療や介護が必要になっても、住み慣れた自宅で療養したい ●自宅近くの特別養護老人ホームや高齢者向け住宅に入居したいなど>
今後、受けるであろう医療やケアについて、本人の考えを親族・代理人や医療・介護従事者と話し合って、「私の心づもり」として文章に残すことで、希望や思いが医療やケアに反映されます。その手順をACPと呼んでいます。
地域包括支援センターへ相談
家族(高齢者)に介護が必要になった時に、そのような介護サービスが受けられるか、家族の居住地に設置されている「地域包括支援センター」へ相談してください。
高齢者の総合相談窓口である地域包括支援センターは、保健師、社会福祉士、主任介護支援専門員等がチームとして業務を行っており、介護者(家族)の離職防止についても相談に応じています。
広島県内の地域包括支援センター一覧 〔広島県HP〕 ※概ね中学校区ごとに設置されています
介護サービスの利用
どのような介護サービスが受けられるか調べましょう。
介護保険について知ろう (PDFファイル) [ 出典: ひろしま高齢者ガイドブック ]
要介護・要支援者へのサービスについて (PDFファイル) [ 出典: ひろしま高齢者ガイドブック ]
こちらも参照してください。
~介護保険制度の解説、利用までの流れ、サービス内容などを分かりやすく解説しています。~
【参考】 医療サービスの利用
通院が難しくなった場合や退院後に、自宅や高齢者向け住宅で医療サービスが利用できます。
~在宅医療とは、どのような医療なのか動画で分かりやすく解説しています。~
家族(高齢者)の見守り
高齢者のみの世帯や一人暮らしの高齢者世帯は、民生委員、町内会、市町と連携協定を締結している民間企業(新聞販売業者、宅配業者など)が、緩やかな見守りを行っています。どのような見守り支援を行っているか、市町や地域包括支援センターに確認してください。
また、民間企業が提供する有償の見守り支援システム(活動状況確認、緊急駆けつけなど)もあります。
介護休業制度の利用
厚生労働省では、介護休業等、仕事と介護の両立支援制度を紹介しています。
「誰だって、介護と仕事の両立に悩むときは、くる。 そのときのために、知っておこう。」
【参考】 職場環境の整備
家族の介護を抱えている労働者が仕事と介護を両立できる職場環境の実現を目指して、企業における仕事と介護の両立の促進に向けた機運の醸成を図っています。
このページに関連する情報
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)