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試験醸造の実績について

印刷用ページを表示する掲載日2019年12月18日

試験醸造の実績

平成21年度からこれまでに開発した技術を,一覧にして紹介します。

広島吟醸酵母26BYの開発
(平成21~24年度)

平成13年度に開発された「広島吟醸酵母13BY」の醸造特性の改善を目的として,広島吟醸酵母13BYの1倍体を交雑することによって,新酵母を開発しました。
酒造好適米「千本錦」や「山田錦」を使用して大吟醸酒の試験醸造を行い,選抜を実施するとともに,醸造特性の把握を行いました。

広島もみじ酵母®の開発
(平成21~25年度)

広島吟醸酵母の華やかな香りを抑え,より食事に合う日本酒の製造を目的として,交雑法によって新酵母を開発しました。
県内酒造会社での実規模試験の結果,酸味を増加するよう要望があり,最終的に低酸株と高酸株の2種類を開発しました。
酒造会社を問わず,「なめらか,軽快,フルーティー」な日本酒を製造することが可能となりました。

ひろしま一途な純米酒®の開発
(平成27~28年度)

広島の名物(お好み焼,焼きがき,カキフライ,もみじ饅頭)と相性が良い酒の味や香りを,ソムリエや和食料理人からなるチームが設計し,その酒質(味や香り)を日本酒で実現するための醸造技術を当センターが開発しました。
名物に一途に寄り添う低アルコール酒の商品化を可能にするために,当センターの試験醸造が大きな役割を果たしました。

新しいきょうかい酵母の醸造特性把握
(平成27年度)

全国の酒造会社が購入可能な新酵母について,醸造特性等の情報収集を目的として,
広島県オリジナルの酒造好適米「八反錦」を使用し,純米酒の試験醸造を実施しました。

八反錦代替米醸造適性調査
(平成21~25年度)

八反錦の唯一の弱点である「割れやすさ」の改良を目的に,新しい酒造好適米を開発しました。
その醸造適性を把握するために,精米歩合60%または50%まで磨き,純米吟醸酒の試験醸造を実施しました。
しかし,残念ながら,目標を達成する米は開発出来ていません。

酵母KA-1-25の改良
(平成28年度~)

県内酒造会社10社以上の主力商品に使用されている酵母KA-1-25の20年ぶりの改良を実施中です。
全国にて使用されているきょうかい酵母等とKA-1-25との比較を目的に試験醸造を行い,
酒質の違いを県内酒造会社に確認してもらった上で,改良の方向性を決定しました。

関連情報

開発した技術の詳細や,技術が活用された商品の紹介ページはこちらです。

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