食品に関する基礎研修(実習)(平成30年度実施)
印刷用ページを表示する掲載日2018年10月2日
品質管理,商品開発等の実務経験の浅い方を対象に,清酒香気成分官能評価,物性測定,物性測定に関する基礎知識を習得していただくことを目的として,実習を中心とした研修を実施しました。
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研修コース
清酒官能評価コース(受講者数7名)
平成30年8月30日(木曜日) 9時40分~15時45分
食品物性コース(受講者数4名)
平成30年9月12日(水曜日) 9時30分~16時40分
加熱殺菌コース(受講者数8名)
平成30年9月11日(火曜日) 9時40分~17時00分
平成30年9月13日(木曜日) 9時00分~15時45分
※ 培養時間の確保のため,2日連続ではなく,中1日おいて実施しました。
場所
広島県立総合技術研究所 食品工業技術センター
(〒732-0816 広島市南区比治山本町12-70)
受講対象者
いずれのコースも品質管理,商品開発の実務経験の浅い方
(品質管理・商品開発に従事されている方で,従事年数が5年程度までの方)
内容
講師 食品工業技術センター職員
清酒官能評価コース
時間 | 科目 | 内容 |
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9時40分~10時00分 | 開講式 オリエンテーション |
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10時00分~12時00分 | 官能評価実習I | 清酒の香りや味の特性を,共通した用語で表現できる評価者の養成を目的に,香味の由来を説明し,その差異の検出について実習を行いました。 |
12時00分~13時00分 | 休憩 | |
13時00分~15時30分 | 官能評価実習II | きき酒競技会で実施されている,標準順位との差異を競う官能評価実習を行いました。 |
15時30分~15時45分 | 閉講式 |
《研修中の様子》
食品物性コース
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カリキュラム 時間 科目 内容 9時30分~9時50分 開講式
オリエンテーション9時50分~10時20分 食品物性概論 食品物性の考え方,評価方法様々な規格について説明しました。 10時30分~13時20分 テクスチャー測定実習 クリープメーターを用いて,固体状食品のテクスチャー測定を実習しました。 13時40分~15時10分 粘度測定実習 B型粘度計を用いて,液状食品の粘度測定を実習しました。 15時20分~16時20分 色彩測定実習 食品の色の測定方法について説明し,色彩色差計を用いた実習を行いました。 16時30分~16時40分 閉講式 -
《研修中の様子》
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加熱殺菌コース
カリキュラム 日程 時間 科目 内容
1日目9時40分~10時00分 開講式
オリエンテーション10時00分~12時00分 微生物検査概論 一般生菌数,大腸菌群,真菌の基本的な測定操作に関する説明と実習の準備を行いました。 12時00分~13時00分 休憩 13時00分~17時00分 微生物検査実習I 市販食品を試料として一般生菌数,大腸菌群,真菌の基本操作について実習を行いました。
2日目9時00分~12時00分 加熱殺菌概論 食品の殺菌の基礎となる加熱殺菌理論(D値,Z値,F値の概念)について,演習問題を踏まえながら説明しました。 12時00分~13時00分 休憩 13時00分~15時00分 加熱殺菌実習 加熱殺菌における温度測定とF値計測に関する講義と実習を行いました。 15時00分~15時30分 微生物検査実習II 実習Iで培養した一般生菌数等の菌数計測の実習を行いました。 15時30分~15時45分 閉講式 -
《研修中の様子》