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第5回「湯崎英彦の地域の宝チャレンジ・トーク」(平成26年7月5日 大崎上島町)

印刷用ページを表示する掲載日2014年5月20日

平成26年度 第5回県政知事懇談「湯崎英彦の地域の宝チャレンジ・トーク」を,次のとおり大崎上島町において開催しました。

oosakikamijima

1 開催日時

 平成26年7月5日(土曜日) 13時30分から14時40分まで

2 開催場所

 大崎上島町東野保健福祉センター(大崎上島町東野6625-1)

3 内容

取組現場の訪問

訪問先内容

ファームスズキ

(大崎上島町東野)

○山々の湧き水と瀬戸内のきれいな海水が流れ込む,養分豊富な塩田跡の養殖池にて,牡蠣・車海老・あさり等を養殖。(H23.4~)
○牡蠣は,香港・台湾など海外へも販売し,高級レストラン等へ提供している。また,オイスターハウスや潮干狩り場,バーベキュースペースの設置などを通じ,島外の方達との交流や観光客誘致にも取り組んでいる。

大崎クールジェンプロジェクト

(大崎上島町中野)

○高効率発電技術とCO2分離・回収のシステムを組み合わせたハイレベルの環境配慮型石炭火力発電の実現を目指す実証事業。
○現在,石炭ガス化複合発電施設を大崎発電所内に建設中。(H25.3~)
※ 経済産業省補助事業

農事組合法人シトラスかみじま

(大崎上島町原田)

○新規就農希望者の営農技術習得に係る研修の実施など,人材育成・雇用促進に取り組む。
○農地の集積による高効率な柑橘栽培による,生産量向上やブランド化に取り組んでいる。

ファームスズキ

ファームスズキ(視察)

養分豊富な塩田跡の池で,欧米式の養殖方法により牡蠣・車海老・アサリ等を養殖されている「ファームスズキ」を訪問しました。

大崎クールジェンプロジェクト

大崎クールジェンプロジェクト(視察)

 世界でも最先端の環境配慮型火力発電の実現を目指す実証事業「大崎クールジェンプロジェクト」で建設中の発電施設を見学しました。

農事組合法人「シトラスかみじま」

シトラスかみじま(視察)

 農地の集積による高効率な柑橘栽培による生産量向上やブランド化に取り組む「シトラスかみじま」のレンモ栽培のハウス施設を見学しました。

県政知事懇談会

懇談会

◆湯崎知事による挨拶

知事挨拶

◆地域住民の方(4組)による『私の挑戦』の発表 

 大崎上島町在住で,あらかじめ選定した方に「人づくり」「新たな経済成長」「安心な暮らしづくり」「豊かな地域づくり」等の分野の取組について発表していただきました。

名前・職業等取組内容等テーマ

鈴木 隆(すずき たかし)さん

「ファームスズキ」代表

取組現場の訪問と同じ大崎上島から世界へ!

円光 歩(えんこう あゆむ)さん

「みんなと島のおみやげをつくりたいんよ実行委員会」代表

○大学卒業後は,地元大崎上島に住み,働きたいとの思いから,昨年,大崎上島町社会福祉協議会に就職。
○観光に来られた方に,いつでも大崎上島町を思い出してもらえるような(島を語れる)「おみやげ」づくりに取り組むなど,島の魅力発信に貢献している。

島のぶちええところを伝えたいんよ!

正出 七瀬(しょうで ななせ)さん

大崎上島中学校3年生(生徒会長)

○文化祭や,修学旅行時に武蔵野市にて行った,大崎上島町の特産品等販売の取組「商人体験(あきんどたいけん)」を機に島の自然の素晴らしさ,歴史・文化を再発見。
○生徒会活動を通じ,大崎上島町の更なる魅力発信に取り組んでいる。

おしい!大崎上島

鼻戸 莉菜(はなと りな)さん

大崎海星高校3年生

○高校卒業後は,保育士・幼稚園教諭の資格を取得し,地元大崎上島町のため,子育て支援に取り組みたいと希望し,勉学や部活動に励んでいる。

大崎上島町で働きたい!

 

発表者

「ファームスズキ」代表 鈴木隆さん
「大崎上島から世界へ!」

鈴木さん(発表)

●鈴 木

 東野で,塩田跡の池を利用した10万平方メートルの広大な養殖池で,牡蠣,アサリ,車エビを養殖しているファームスズキの鈴木です。

 私たちが今つくっているのは,縦縞の「縞牡蠣」。僕らはストライプオイスターと呼んでいるんですが,これは広島県の原生種の特徴を持った牡蠣で,もともと広島の海にいた牡蠣です。種類でいうと,真牡蠣ですが,きれいな模様のある牡蠣。今は広島の牡蠣も,真牡蠣も残念ながら三陸やいろいろな産地の牡蠣が入り交じって,全然形も色も変わってきてしまったので,もう一回この広島の原生種を育てていこうと,縞牡蠣から卵をとって,種苗生産をして,縞牡蠣をつくって海外に販売しています。

 塩田跡でつくる特徴としては,身の鰓の部分がグリーンになって,広島ではうちだけだと思うのですけれども,フランスのマレンヌオレロンというところでは,このグリーンオイスターは非常に有名で,同じように塩田跡の養殖池で育てることによって,グリーンのきれいな牡蠣になって,フランスでは最高級の品種になっています。

 また,この牡蠣養殖に関しては,西洋風の養殖方法なので,カナダとオーストラリアの方が来られて,いろいろ技術指導を受けたりもしています。彼らは,カナダだとかオーストラリアのすばらしい環境のところで養殖をしていますが,彼らでさえも,この大串の海を見て「エクセレント」“すばらしい”と。自分でここで養殖したいぐらいだという話をされていて,それぐらいこの島の周りというのは牡蠣養殖には最適な場所です。

 アサリは,もともと私たちが養殖場に来る前からたくさん池にはいたので,このアサリもこれから増やしていこうということで,水産庁の支援を受けて,種苗生産,ちっちゃい種のアサリをどんどんつくって,将来的には広島県のアサリの産地である大野とか尾道方面の漁協に種として配付して,広島でとれるアサリは種から広島でつくっていますということをうたい文句にして,資源を増やしていこうという取り組みもしております。

 もっともっと大崎上島の海の幸が,国内をもとより,海外にも広まっていって,海外で大崎上島の牡蠣を食べて,大崎上島,広島はどんなところかな,行ってみたいなというようなお客さんがどんどんこれから増えてきてくれたら,一番うれしいなと思っています。

○知 事

 広島県はずっと実は牡蠣の輸出というのも取り組んでいて,乾燥牡蠣か冷凍牡蠣かというのがほとんどで,ごく一部しか生は輸出していなかったんです。それを実際鈴木さんはこの3年で進められた。正直いって,輸出は難しいんですよ,できないんですよという声ばっかり聞いていたのに,鈴木さん一人で実際に売っちゃって,すごいですよね

 グリーンオイスターというのも,フランスで幻の緑の牡蠣と。すごい高級な牡蠣なんですよ。それが大崎上島でできるんですよ。すごいですよね。まだ,値段がもうちょっと高くなったらなというのがあるみたいですけれどもね。

 こうやって埼玉から来られて,大崎上島にすごく貢献していただいて,しかもラブ大崎上島で,すばらしいなというふうに思います。
 

「みんなと島のおみやげをつくりたいんよ実行委員会」代表 円光歩さん
「島のぶちええところを伝えたいんよ!」 

円光さん(発表)

 ●円 光

 「島のぶちええところを伝えたいんよ!」ということで,新しい島のおみやげをつくってみようということで,昨年3月ぐらいからやらせてもらっています。

 具体的に言うと,島のどこを好きかとかを話す友だちをもっと増やしたいというのと,島を語りたくなるような暮らしの中でも使えるおみやげをつくろうということで,今回はやっています。

 ブルーベリーとか柑橘系のジャムとか,岡本醤油屋さんのごまや醤油,ふりかけとか,最近ではレモンとか,そういうものがおみやげに多いというのが島の状況だと思って,そうではないもの,食べ物じゃないおみやげがもっとあったらいいのではないかというので,ぬぐって磨こう大崎上島手ぬぐいということで,手ぬぐいをつくることにしました。島の人に意見を聞きながら,どういったところがええよ,好きよ,私はここが自慢よというのを,いろいろなことを聞きながらつくるというのをやっています。

 櫂伝馬が7月にあるし,ジャムとかブルーベリーも絵の中に落とし込んでみたり,花火だったり,フェリーとか載せてみたり,魚もメバルを,代表的かなということで載せたり,みんなで話し合ってきて,これを載せましょうという話で,手ぬぐいのデザインをつくっています。青と黄色です。パッケージは,これは「おおさきかみじまん手ぬぐい」ということで,大崎上島を自慢する手ぬぐいです。私たちが島外の人に,もちろん島内の友だちに,家族に,いろいろな人に,自分の好きなところを自慢してもらえたらいいなという手ぬぐいになっています。

 みんなで一緒に「島キャリ」というのを別でやっています。島のぶちええところを,島の子供たちにも伝えていきたいという思いがあって,自分の島を語れる経験をしてもらいたいなという思いがあって,手伝わせてもらっています。島のためにも,もちろん島の子供たちのためにも,島の皆さんの力を是非とも貸していただきたい。地域の方に,いろいろなことを語ってもらって,島のことを子供たちに知ってもらいたいということもちょっとやっています。

○知 事

 島のおみやげがあったらいいなと思うことは結構あると思うんですけれども,それを自分でつくっちゃうというのはなかなかないですよね。これ,いいなと思うだけじゃなくて,やってみようとさらに思うだけじゃなくて,やっちゃったというところですね。このやっちゃった,やったということが,僕はすごく大きな違いではないかと思うんです。

 いろいろな人の力を借りて,いろいろな人を,さっき巻き込んでというふうにおっしゃっていましたけれども,それでみんなの思いが詰まったすばらしいおみやげができたのではないかと思います。

 本当に島が好きで,自分の生まれ育ったところじゃなくても,この場所が好きであるということがいろいろなものの原動力になって,前に進むエネルギーになっている気がします。

大崎上島中学校3年生 正出七瀬さん
「おしい!大崎上島」

正出さん(発表)

●正 出                                   

 大崎上島中学校は,全校生徒135人の島内唯一の中学校です。大崎,東野,木江の3つの中学校が統合され,今年で6年目になります。3つの中学校が統合されたことにより,今まであまり知ることのできなかったほかの地域の自然などのよさを知ることができるようになりました。

 島内の小中学校で,「大崎上島学」の学習を行っています。この大崎上島学の学習の一環として,大崎上島中学校では,東京方面への修学旅行の際に,大崎上島町の友好都市である武蔵野市で,私たちが仕入れた大崎上島の特産品を販売する商人体験学習を行っています。ポスターやチラシ,特産品を使ったレシピの紹介,そして,大崎上島の紹介などを行いながら販売するのですが,東京の皆さんに理解してもらうには知らないことが多く,私たちの知識が表面的だったことに気づきました。

 昨年からは生徒会で新入生歓迎ウオーキングを実施しています。島内を巡りながら,新入生との交流を深め,大崎上島のよさを発見しています。昨年も今年も好天に恵まれ,本当に美しい大崎上島の自然を満喫しながら,そして,島の歴史や文化について,これまで知らなかったことを楽しみながら学ぶことができました。

 また,私は去年から中国新聞のジュニアライターとして平和をテーマに,被爆者の方々やイランの方たちを同じ世代の仲間とともに取材しています。ところが,広島県の中高生たちでさえ,私が広島まで3時間近くかけて通うことも,大崎上島がどこにあるのかさえも,ほとんど知りませんでした。

 私たち大崎上島中学校の生徒たちは,もっともっとふるさと大崎上島のすばらしさについて,自分たちの目で見て,地域の方たちから話を聞きながら,大崎上島に自信と誇りを持って,同世代の仲間たちや,島外の人たちに魅力を発信する取り組みを続けていきたいと思っています。

○知 事

 こうやって楽しみながら勉強してもらって,これから正出さんがどういう活躍をしてくれるか分かりませんけれども,島で活躍するかもしれないし,広島県で活躍してくれるかもしれないし,あるいは,広島を飛び出して,世界,日本で活躍してくれるかもしれませんけれども,やっぱり自分の生まれ育ったところをしっかりと,アイデンティティーとよく言いますけれども,それを持っているというのは大切なことで,今,島の中学校ではそれをしっかりと教育されているというのが,今日の発表を見てもよく分かります。

 本当に正出さん,これからも,ちょうど中3で進路を考える時期だと思いますけれども,頑張って夢に向かって進んでいただけたらと思います。

大崎海星高校3年生 鼻戸莉奈さん
「大崎上島町で働きたい!」

鼻戸さん(発表)

●鼻 戸

 私の将来の夢は,大崎上島で幼稚園教諭か保育士として働くことです。

 私が小学生のころ,低学年の子と遊ぶことが多く,小さい子とかかわるのが好きになりました。インターンシップで行った幼稚園と保育所では,子供たちが自然にふれあいながら,のびのびと楽しそうにみんなが仲良く遊んでいる姿を見ることができました。また,園の外周をお散歩していたときには,近所の方がミカンを分けてくださり,みんなでおいしく食べました。振り返ってみると,地域の人が園児たちを温かく見守ってくださっていることが分かりました。このような体験は島ならではのことだと思います。

 幼稚園や保育園では,ほとんど地元の先生方ばかりです。島外から来ている先生,地元の先生,それぞれメリット,デメリットがあると思いますが,私はこの島に帰ってきて,自分の育った園で子どもを育てたいと思っています。

 メリットとしては,生まれたときから学校を卒業するまでの間,何でも相談できる濃密な人間関係が形成できることです。このことは,この大崎上島ならではの特徴だと思います。一方,デメリットとしては,島の人口が減り,様々なお祭りをしたり,例えば文化祭や体育祭など,学校行事をするときの人手が不足しており,なかなか元気が出ないことです。しかし,島の自然を通して子供たちを成長させることができるのは,地元ならではの力だと思います。そのために,高校卒業後,大学へ進学して資格を取ることが今の私の目標です。そして,島に帰って,幼稚園教諭または保育士として働けたらと思っています。

○知 事

 本当に子供が好きだということで,何でも好きなことをやるのが一番ですよね。島も好き,子供も好きということで,理想の職業だなという感じですけれども,そういう強い気持ちがあったら,きっとこれから大学受験とか,あるいは大学生活のいろいろな難しいこともあるのではないかと思いますけれども,きっと乗り越えていけるのではないかと思います。

 これからうまくいけば,4年,5年後,戻ってこられるということで,いったんは島を離れることになるかもしれませんし,それはとても身になることだと思いますけれども,また改めて鼻戸さんを島にお迎えしたいですよね。

◆知事まとめ

4 傍聴者

 約130名

5 その他

 懇談の模様は,録画でご覧いただけます。
 こちら(インターネット放送局)からご覧ください。

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