県内の小学校5年生から中学校3年生までの児童・生徒を対象に、広島県子供議会議員の募集を行い、県内各地から45人が参加しました。
10月22日(日曜日)の子供議会に向けて、県議会の役割を学んだり、質問や提案を作成するための勉強会を2回にわたって開催しますので、その様子をお知らせします。
はじめに、「広島県議会の役割」について、議会事務局の職員から説明を受けました。議会は、知事が考えた仕事の内容と予算、県の法律といわれる条例など、県政の重要事項について、本当に県民のためになるかどうか、話し合って決めており、知事と議会が車の両輪のような役割を果たしていることを学びました。
6つのグループに分かれて、事前に考えた「10年後の広島県をどのような県にしたいか」について、一人一人が付せんに記入して発表しました。そして、付せんをホワイトボードに貼って共有し、皆で話し合って、質問・提案のテーマを決めていきました。
その後、テーマに基づいて、実際にどのような質問・提案にするかを考え、伝えたいことをみんなで議論しながら、次の項目ごとに整理しました。
○現状はどうなっているか
○だれのために、どのようにしたいか
○それを実現するため具体的にどうすればよいのか
○実現できればどのような良いことがあるか
子供議員は、自分で見聞きしたことや事前に調べてきたことを整理したり、県の職員や大学生サポーターにも手伝ってもらってデータを集めるなどして、現状を調べ、その解決策を探りました。
第1回勉強会で各グループに分かれて作成した作文シートと、勉強会後に作成した作文用紙を基に、グループで話合い、質問・提案文を作成しました。そして、子供議会当日に発表を担当する部分を決めました。
その後、議場見学をしました。議場は、ふだん、県議会議員と知事や教育長、局長等が、県の予算や計画、事業の進め方などについて議論を行っている場所です。実際に、傍聴席からどのように見えるかを確認したり、当日どのように動くのかなどを聞いたり、本番を想像しながら、見学を行いました。