10月19日(土曜日)に,広島県と広島県議会の共催で「広島県子供議会」を開催しました。
子供議会の開催前には,子供議員の任命式や,県議会議員との交流会が行われました。
県内12市町から集まった小学校5年生から中学校3年生までの44名が子供議員に任命されました。
任命式では,中本県議会議長から一人ひとりに任命書が手渡され,「みなさんはしっかりと勉強してきたと聞いています。自信をもって,自分の伝えたいことを議場の皆さんに披露してください。みなさんの元気な発表を期待しています。」と,激励の言葉をいただきました。
そして児玉県議会副議長から,議員バッジが交付されました。
その後,6つのグループに分かれて県議会議員と交流し,日ごろの議員活動の内容を聞いたり,質問や意見発表をうまく行うコツなどを教わりました。
午後から始まった子供議会では,議場や傍聴席に集まったみなさんから拍手で迎えられて入場しました。そして,議長から子供議会の会期について提案があり,子供議員のみなさんからの「異議なし」との声で,会期を本日,1日とすることに決定しました。
中本議長から,あらためて子供議員を歓迎し激励しますとの言葉があり,湯崎知事からは「今回,広島県の未来について,本気で考えてくれた質問や提案に,私も精一杯答弁し,これからの県政に活かしていきたい」とあいさつをいただきました。
そして,いよいよ発表です。6つのグループごとに全員が登壇し,「10年後の広島県が〇〇じゃったらええのになぁ」をテーマに,事前の勉強会でアイデアや意見を出しあい,活発な議論をしながらまとめた質問や提案を,知事や県議会議員の前で発表しました。
(子供議会の模様(動画)や,質問や答弁のくわしい内容は,広島県議会ホームページからご覧いただけます。)
子供議員はみんな,大きな声で堂々と発表できました。今日の発表まで,何度も質問・提案文を書き直し,家でも読む練習をして,しっかりと準備をしてきました。
また,今日のサポートも含めて一緒に活動し,励ましたりアドバイスをくれたりした大学生サポーターや,保護者,学校の先生方にも応援していただきました。
子供議員の広島県をよくしたいという真剣な提案に,知事をはじめ,教育長,局長から前向きな答弁を聞くことができました。子供議員たちは答弁された内容について,しっかりとメモをとっていました。
閉会にあたって,湯崎知事から,「皆さんが広島県の未来のために一生懸命勉強し,しっかりと自分の意見を発言される姿を見て,とても頼もしく感じました。ぜひ,これからも社会に対して関心を持ち続けるとともに,きょう経験したことを多くの友達に伝えてもらって,一緒に学んでほしいと思います。」と,これからの広島県を担う子供議員に期待する言葉がかけられました。
最後に,中本議長から,子供議員の活動にねぎらいの言葉をいただくとともに,「この経験を生かして,今後も,さまざまなことに興味を持って,明るい未来に向けて学んでいただきたいと思います。」と講評をいただきました。
これをもって,子供議員としての活動は終了です。子供議員のみなさん,意欲的に活動に参加していただき,ありがとうございました。
そして,子供議員をサポートいただいた大学生サポーター,保護者,学校関係者のみなさん,ご協力ありがとうございました。子供議員のみなさんが,それぞれの学校や地域で,今回の経験を生かして活躍してくれることを期待しています。
なお,子供議会の模様(動画)や,質問や答弁のくわしい内容は,広島県議会ホームページからご覧いただけます。